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  • 家にいて宇宙を探検する
    目ざめよ! 1978 | 5月22日
    • られていた),巨大なクレーター,切り立ったがけ,その他あらゆる種類の地形が見られます。しかし水は一滴もないのです。

      月の土じょうは地球と同じ成分であり,比率だけ異なることが知られています。また一般に広く誤って考えられているのとは反対に,月面は太陽系のすべての天体の中でも一番暗い部類に属しており,そこにそそがれる光の7%を反射するに過ぎません。それでも地球上の人間のため,柔らかな快い光で夜の地球を照らすのに十分なのです。この事は「小き光に夜を司どらしめ」と聖書に述べられた月の目的に全くかなっています。―創世 1:16。

      惑星へ

      惑星ははるかに遠いところにあるとはいえ,探険の興味をそそる事柄を多く残しています。b 明けの明星あるいはよいの明星と呼ばれることの多い金星から始めるのが適当です。ほとんどいつでも,それは夜明け少し前か,晩の早い時間に見られます。金星には月と同じような満ち欠けのあることが分かるでしょう。

      木星は通常二番目に明るい星です。それは太陽系の中で最も大きく,直径が約14万㌔もあります。この惑星には,知られているものだけで13個の衛星があり,そのうち4個は小型望遠鏡でも見つけられます。しかしこれらは位置を変えたり,あるいは木星をめぐる軌道上を移動するにつれて1,2個が一時的に姿を消したりして“隠れんぼう”をすることもあります。また神秘的な大赤点や木星の帯すなわちしま模様を見ることができるかもしれません。

      また美しい環組織を持つ,神の創造のすばらしい傑作,土星があります。明るさを異にする三つの環が一組となっている壮麗なこの環は,それぞれがこの惑星の衛星のように動く何百万という微小な粒子の集合したものと考えられています。それはすばらしい見ものです。

      氷の極冠を持ち,明るい赤色をした火星も好奇心をそそります。しかし小型望遠鏡で細かに観測できる機会は,火星が地球に接近する二年に一度だけです。1977年に火星を見なかった人は1979年まで待たねばなりません。

      見るべきものはまだ多い

      太陽系を探った後,人は宇宙の深みへさらに達することができます。数々の星! 暗黒の夜空にきらめく宝石のように散りばめられた星は何と美しいのでしょう! ある星はひとつにしか見えなかったものが,実際には近接した二つかそれ以上の星であったりします。

      南十字星のうちで一番明るいアルファ星クルーシスや白鳥座のベータ星シグナイはその例です。後者は黄色い星とその周りを回転するやや小さな青い星から成っています。空にぼんやりはん点のように見えたものは,数多くの星がひしめき合う星の集団であることが分かります。そして明るい赤から金色,緑,青にまで及ぶこれら天体の輝かしい色彩を発見するのは,なんと胸の躍る経験でしょう。望遠鏡の助けなく語られた,霊感による聖書筆者の次の言葉は何と真実なのでしょう。「星は他の星と栄光の点で異なります」― コリント第一 15:41。

      わたしたちの見る多くの星が何千何万光年ものかなたにある事を思いめぐらすのも,楽しいものです。それは人々がながめているのは現在の星ではなく,光が放たれた遠い昔の,その時の星だという意味です。例えば,西暦1054年に中国の天文学者が牡牛座の星座中で爆発した星を観測した時,彼らは西暦前3500年ころ,つまりアダムの生きていた時の出来事を見ていたことになります。宇宙を探険する時,時間と距離は理解の限度を超えてしまいます。

      もう一度アンドロメダ星雲について考えてみましょう。これは肉眼で見える天体のうち,最も遠くにある物体として知られています。それは地球から約14,000,000,000,000,000,000㌔離れています。アンドロメダ星雲の,あのかすかな輝きを今夜見るとすれば,目に入る光は150万年前に始まった行程をいま終えつつあるのです。晴れた夜にはなんと遠くまで目が届くのでしょう。それは永遠をのぞき見るかのような畏怖の念を感じさせます。

      探険の範囲に限りはありません。空を照らす巨大な流星あるいは暗黒の空に火の尾をひいて燃える流星(いん石)を見るというスリルが常にあります。地球全域では,どの24時間の期間をとっても9,000万の流星の尾が見られるものと推定されています。しかしその多くは瞬間的なものです。流星は朝の早い時間のほうが多く見られます。その時間には,地球上でもあなたの住んでいる部分が,太陽をめぐる地球の進行方向に面しており,流星を正面から受けるからです。1年のうちのある時期には,それ自体,太陽の周囲を回っている流星の流れの中を地球が進んで行くので,流星の降りそそぐ目ざましい現象が生じます。

      太陽または月の部分食,あるいはもっとまれな現象としては,1976年にオーストラリアで見られたような皆既日食cを見る機会も時に訪れることがあります。また人間が科学技術によって軌道に乗せることに成功した人工衛星を忘れることはできません。オーストラリアのシドニーでは,毎週12個ほどの人工衛星を肉眼で見ることができます。もっと良く見ようと思えば,双眼鏡を使うのが最善でしょう。

      家にいて宇宙を探険することは,老若を問わず大きな楽しみとなります。肉眼で観察するにしても,あるいはもっと奥深くを探るにしても,人は詩篇 8篇3,4節(文語)に記録された次の言葉に共鳴せざるを得ません。『我なんじの指のわざなる天を観なんじの設けたまえる月と星とを見るに世人はいかなるものなればこれを聖念にとめたまうや 人の子はいかなるものなればこれを顧みたまうや』。

  • ボトル・ガーデンを作る
    目ざめよ! 1978 | 5月22日
    • ボトル・ガーデンを作る

      捨てるには惜しいようなきれいなびんがありますか。窓辺や日当りの良い片すみに生気をそえることを望まれますか。では“ボトル・ガーデン”をためしてごらんなさい。

      ボトル・ガーデンとは,水だけしか必要とせず,したがってびんの中で容易に育つ植物を並べたものです。このミニチュア花壇を見ばえのするものにする秘けつはバラエティーです。水栽培のできる植物は多く,ゼラニウム,ペペロミア,きづた,ワックス・ベゴニア,ハイビスカス,コリウス,ほうせんか,などがあります。また容器について言えば,種類に際限はありません。広口のびん,金魚鉢,飲料水のびん,その他何でも工夫しだいで活用できます。

      容器を完全に洗ってから,それぞれ汲みたての水を満たします。次にそれぞれの植物の茎を一番下の節(一番下の葉が生えているところ)のすぐ下で切ります。いたんだ葉をすべて茎から取り去り,また水面の下の葉も除きます。植物を容器の中に入れる時,きゅうくつでないことを確かめてください。

      ボトル・ガーデンの良さのひとつは,ほとんど手間がかからないことです。水が減ったならば,注ぎ入れてください。普通の気候の下では,藻類の発生を防ぐため,1か月に1回,水を換えることが必要でしょう。

      見ばえのしないびん,葉,つるも,一緒になると部屋に色彩と風趣をそえます。それはまた「すべての緑の植物」と地の「生き生きとした草木」の創造者をあざやかに思い起こさせます。―創世 1:30,11-12,新英語聖書。

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