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  • 人生のたそがれ時は有用な時期
    目ざめよ! 1973 | 4月8日
    • まいと,住む場所は必要です。子どもたちの近くに,といってもほかの者たちの計画を妨げないで自由に出入りできるところに,自分の家を持つのを好む人たちもいるでしょう。

      年をとって一人で暮らしているやもめの母親や父親は,事故に会ったり病気にかかったりして,自分の身の回りのことができなくなることが少なくありません。そのような場合にはどうしますか。ある子どもたちは,両親が自分のためにしてくれたことに対する暖かい感謝の心から,母親または父親を自分の家に迎えます。そして年寄は年寄で,自分の人生経験を生かして,家族の益に貢献します。そういう境遇にない人たちのためには,療養院があって必要な世話を受ける取り決めが設けられています。この取り決めは,関係者すべてのことを心から考えて設けられていることもあります。しかし,それが最善の取り決めであるというのでも,また子ども自身が老後にそのような暮らしをしたいからというのでもなく,ただ非常に便利に思われるために設けられている場合もあります。

      保養所や療養院は今非常にふえていて,アメリカだけでもそうした施設が2万5,000もあります。けれども,ほんとうにゆきとどいた世話をする施設は半分以下です。ある施設は,よく世話をすることよりも,お金をもうけることのほうに大きな関心があるようです。しかし,老人が老後を楽しく暮らせるように,真剣に努力しているところもあります。

      サンパウロ市には70歳を越えた人たちが約10万人います。それで市はそういう人たちの境遇を改善する措置をとりました。市の中心から自動車で半時間ほど行ったところに庭園地がありますが,その美しい風景の中に立っているのが,そうした施設を必要とする老人のための家です。そこには900人の老人たちが住んでいます。

      男子と女子の住居は分かれており,清潔で通気がよく,照明もゆきとどいています。住人の65%は支払い能力がないので無料で入居しています。その他の人たちはそれぞれ異なる料金を支払います。最低料金の人たちはベッド30台の大べやに住んでおり,最高料金を支払う人は個室に住んでいます。

      医師,ソーシャルワーカー,看護婦もみないます。サウナぶろやスチームバスなどは保健設備の一部です。菜園がひとつあって,新鮮な野菜やくだものを食卓に供します。

      生活を意義あるものにする助けとして入居者には仕事もあてがわれ,それをする人たちには賃金が支払われます。袋を作ったり,くつを修繕したり,ウサギを飼ったりします。また,そこに住んでいる人たちは,外出して,施設の売店で買物をすることもできます。

      世界の他の国々では政府がこじんまりしたアパートを,わずかの料金で提供しています。これらのアパートにはプライバシーはありますが,身の回りのことが自分でかなりできる人でなければ入居はむりです。

      確かに年を取ると活力は衰え,からだは悪くなります。しかし,知力,経験,知恵,働く能力,創造性などはやはりなくならず,場合によっては熟達します。活動を怠らず,定期的に運動し,建設的なわざに参加するなら,人生のたそがれ時はほんとうに有意義な時となります。

  • 貧弱な食生活
    目ざめよ! 1973 | 4月8日
    • 貧弱な食生活

      ● アメリカで行なわれたある調査によれば,中流階級の人びとの多くが,良い食物を買えるにもかかわらず,非常に貧弱な食習慣に陥っていることが明らかにされた。その調査の示すところによれば,良い健康を維持するのに必要とされるカロリー,たん白質そして他の15種類の栄養素の推奨量の点で,1955年から1965年の間に健全な食事を取っているアメリカ人の割合は60%から50%に減少した。また,貧弱な食事(一つ,あるいはそれ以上の栄養素を推奨量の三分の二以下しか供給しない食事)を取っている人の割合は15%から21%にふえた。

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