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1971年4月9日は記念式王国宣教 1971 | 3月
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1971年4月9日は記念式
1 4月と言えば,まず頭に浮かぶのは,9日金曜日の日没後に祝われる記念式です。これは,イエスがご自分の追随者たちに守るように命じた唯一の祝いです。このことを認識するエホバの証人のすべては,出席するために全力を尽くすことを怠らず,続く週末の王国奉仕をも熱心に支持します。
2 記念式に出席するよう援助したいと考える人々のリストは,3月中旬までに作りはじめるべきです。会計のしもべは,予約記録用紙に1970年1月以降記載されているすべての予約者の住所と名前を,紙片に書き出すことができます。無けい紙を用いて予約用紙の三枚目のコピーを作ってきた会衆は,住所の記載されているその控えのコピーを切って,再訪問をする人に手渡すことができるでしょう。そうした紙片は,研究のしもべたちを通して伝道者に渡してもらうこともできます。そのようにして,予約者を特別講演と記念式に招待することができます。以前交わっていた人で,何かの理由のために,最近,集会に来なくなった人がいるなら,そういう人も訪問して,あたたかく招待してあげましょう。
3 記念式の前の数日間,日中,また夕方にも,人々を招待するわざを集中的に行なうため,会衆によっては,その週の奉仕会と神権宣教学校を火曜日の晩に,毎週の書籍研究の代わりに開きたいと望むところがあるかもしれません。記念式は金曜日に催される唯一の集会ですから,金曜日の晩に奉仕会と学校がある会衆では,いずれにしても,それに類した変更を取り決めねばなりません。記念式が1年のうちで最も重要な集会であるということを,すべての人に銘記させてください。記念式を顕著な機会とするため,通常の集会の取り決めを変更しなければならない場合には,必要に応じてそうしてください。
4 昨年,日本では17,381名の人々が記念式に出席しました。また,全世界の出席者数は3,226,168名でした。「我が記念としてこれを行へ」とのイエスの命令を認識して集まるとき,再び今年も,幾百万人の人々が大きな祝福を受けることでしょう。―ルカ 22:19。
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しもべたちが“自ら加わる”王国宣教 1971 | 3月
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しもべたちが“自ら加わる”
1 紀元前455年,ネヘミヤがエルサレムに帰還した時,都の城壁は再建を必要とする状態にありました。そしてわずか52日間で,人々はその驚くべき大仕事をやり遂げたのです。(ネヘミヤ 6:15)その仕事がそれほど短期間に完成した主要な原因の一つは,総督ネヘミヤが,手をこまねいて再建の作業を傍観する代わりに,城壁を再建するわざに「自ら加わった」ということです。そうです,彼は模範を示したのです。―ネヘミヤ 5:15,16,新。
2 今日,休暇開拓奉仕にあずかったり,そうすることに率先したりするしもべたちは,その模範が他の人にもたらす影響という点に関して,ネヘミヤの場合とたいへん似ています。そうした模範からもたらされている結果には,きわだったものがあります。たとえば昨年の4月,ある会衆では,バプテスマを受けた定期的な伝道者のうち,60%の人が休暇開拓奉仕を楽しみました。同月,別の会衆は59枚の休暇開拓申込書を提出するという,大きな喜びを味わいました。1か月のうちに,それほど多くの人が休暇開拓奉仕に加わるよう励まされる理由を知りたいと思い,そうした会衆や他の会衆に問い合わせてみました。皆さんは,それに対する返答に関心があることでしょう。その幾つかを紹介します。
3 最初の会衆からは次のような返事が寄せられました。「会衆のしもべ,委員,それにしもべのうちのほとんどの人が率先して模範を示しています。……1度しもべたちが率先すると,あとは大きさとスピードを加えてゆく雪だるま同様です」。「会衆の委員が,一番初めに休暇開拓者の申し込みをしました,それに続いて,残りのしもべたちが,それから伝道者が申し込みました」と,二番目の会衆の兄弟たちは述べています。
4 別の会衆のしもべは次のような手紙を送ってきました。「6人のしもべと,その妻たちがいっしょに休暇開拓をしました。……休暇開拓をするようにとの励みばかりでなく,会衆のしもべとして率先するようにとの励みに対して,私は,エホバとその組織に絶えず感謝しています」。休暇開拓をいざ始めたとなると,そのわざをやり遂げるよう助けが必要です。ですから,さらに別の会衆から送られてきた次の知らせは少しも驚くにあたりません。「会衆のしもべをはじめ,会衆の他のすべてのしもべたちが,4月に休暇開拓を申し込みました。そのため,他の奉仕者を導き,わざにともに加わるよう励ます人がだれか,各研究の群れにいることになりました」。
5 休暇開拓のできるしもべたちが,この奉仕に“自ら加わり”,同時に,会衆の他の多くの人がその模範にならったという報告に接するのは,なんとすばらしいことでしょう。(ヘブル 13:7)良い計画をたてるなら,3月と4月に休暇開拓を行なえることを発見した人は多くいます。今こそ準備を始める時です。1か月とか2か月間が無理ならば,2週間の休暇開拓ができるかもしれません。皆さんからの申込書を受け取るのを楽しみにしています。
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3月か4月までには?王国宣教 1971 | 3月
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3月か4月までには?
1 今年は3月28日,日曜日に,「神の話されたすべての物事の回復」と題する特別講演を楽しむことができます。さらに,4月9日金曜日には,キリストの死の記念式が行なわれます。聖書研究生や,関心を示す他の人々を伴ってわたしたちが出席することに加えて,迷えるもの,すなわち,かつてはエホバの奉仕に活発に携わっていたにもかかわらず,現在では交わりを中断している数千名の人々をさそって,その人たちに出席してもらうのはなんと大きな喜びでしょう。
2 数千名ですって? 数千名もの人が不活発になったのですか? そうです。1967から1970奉仕年度にかけて,日本では1,329名の人々が,エホバに対する活発な奉仕をやめました。この人たちが再びエホバの祝福と恵みを受けるようになるには,彼らを助けねばなりません。
3 『その人たちは王国会館の場所も,集会の時間も知っている。それで十分なのではないだろうか』と,考えるかたがいるかもしれません。いいえ,それで十分でない場合が多いのです。会館の住所を知ってはいても,霊的な見地から言うと,彼らは帰る道を知らず,また,帰ってくるだけの霊的な強さを持っていません。これは,1969年10月1日号の「ものみの塔」に掲載された,「時間のあるうちにエホバに帰りなさい」と題する記事の中で討議されているとおりです。
4 現在,不活発な状態にある人々の多くは,マタイ伝 18章12節でイエスが「迷へるもの」と描写した種類の人々かもしれません。そうした迷えるものがエホバに帰るのを助けることができるなら,それは彼らにとって救いを意味し,さらにわたしたちの心臓に喜びをもたらすものとなるでしょう。14節でイエスはこう言われました。「この小き者の1人の亡ぶるは,父の〔意志〕にあらず」。
5 どのようにして助けることができますか。何よりも,援助に応じる人と聖書研究を始めるよう努めることです。かつて迷っていた人々の多くは,聖書研究から助けを得て,霊の思いを取り戻しました。何を研究するかは,個人の状況によって異なります。たとえば,数年間迷っていた人々とは,「真理」の本を復習するか,研究するのがよいでしょう。迷っている人でも,心臓の状態が正しいなら霊的な食物の摂取にこたえ,まもなく,再び集会に出席しはじめることでしょう。もちろん,しばらくたっても答え応じない場合には,研究を中断し,エホバについて学ぶことと,エホバに仕えることを真に願っている人を助けるために,その時間を用いてください。ついでですが,「ともしび」の本の104ページに指摘されているとおり,不活発な伝道者との
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