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私たちの20年にわたる事業 ― 子供を育てることものみの塔 1978 | 5月15日
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受けました。エホバへの奉仕に長年の間勤勉に携わってきた,これら忠実な人々の多くと旧交を温めることができたのは,私と妻にとって大きな喜びでした。
報いのある特権
当初,親になるという見込みに対してあまり熱意を示さなかったものの,それは特権であり,今では感謝していると心から言うことができます。確かに,非クリスチャン的な習慣の満ちているこの世で子供を育ててゆくのは容易なことではありません。異教に根ざす世の祝祭のあるものは,子供たちの心を引くこともあり得ます。しかし,子供たちを注意深く助けてきた結果,子供たちが何か良いものを失っていると感じたことは一度もありませんでした。
それで,他の人々がクリスマスを祝っているとき,私たちは学校が休みになるのを利用して,山小屋を取り,雪景色をながめにゆきました。また,時々グレッグを魚釣りに連れて行ったものです。また,私たちはクリスチャンの大規模な大会に出席するため旅行をし,大会前の自発的な活動に共に携わりました。その結果,子供たちには多くの健全な良い友人ができました。子供たちは,性病,結婚関係外の妊娠,堕胎,麻薬中毒など今日の若者の間に広く見られるものを除けば,何一つ失ったものはありません。今日のそうした若者の親たちは,神の言葉から正しい導きを子供たちに与えていないのです。
子供たちは感情面でとても釣り合いが取れていますが,その理由は私たちが多くの事柄を共に行なうことにあると思います。例えば,毎年結婚記念日には,四人全員にプレゼントのある,大きなパーティーを開きます。私たちはそのプレゼントを幾日も前からピアノの上に置き,一緒にごちそうを食べます。それは私たち夫婦だけの記念日ではありません。私たちが結婚したからこそ子供たちが生まれてきたのですから,それは子供たちのパーティーでもあるのです。
子供たちは,他の子供たちの享受していない多くの活動に楽しみを見いだしています。その中には,聖書の話を準備して,それを人々の前で話すことがあります。シンディーは10歳のころ,巡回大会で大勢の聴衆を前にして研究生の話を行ないました。妻はシンディーのために衣装を作り,シンディーは一世紀の少女が同時代の別の少女に聖書中の要点を説明しているという想定で話をしました。また,子供たちは二人とも,大きな地域大会のプログラムに参加して心を躍らせました。
私たちは,満足のゆく充実した生活を送ってきたと思います。子供たちの成長を見守り,私たちにとってかけがえのない聖書の真理を伝える,若い立派な教え手としてその能力を伸ばしてゆくのを見て喜んでいます。こうして今や,わが家には,エホバに仕えるさらに二人の有能な大人がいるのですから,神への奉仕においてさらに大きな喜びと特権を得ることを楽しみにしています。
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「相互に励まし合う」ものみの塔 1978 | 5月15日
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「相互に励まし合う」
最近,ニューヨーク市ブルックリンにあるエホバの証人の本部事務所に,次のような手紙が寄せられました。
「私は,険しいキンバレー山地にある,西オーストラリア州最北端の町ウィンダムからこの手紙を書いています。そちらの兄弟たちもみなお元気で,立派な業に忙しく励んでおられることと思います。兄弟たちが『ものみの塔』誌と『目ざめよ!』誌の記事を準備するに当たって,勤勉に働き続けてくださるお陰で,私たちすべては大いに益を受けています。その理由で,心からの感謝の意を表するために手紙を書くことにしました。
「私たちの会衆に一番近い会衆でさえ,640㌔も離れているので,私たちは一年のうちほとんどの期間孤立した状態にあります。そのうえ,会衆の成員は10人にすぎないのですから,雑誌がどんなに大きな励ましと霊的な力の源となっているかをご想像いただけるでしょう。信仰を鼓舞する数々の経験は,私たちに大いに役立ちました。そして,それらの兄弟たちにまだ会ったことはないとはいえ,彼らが神の側に立ち,忠実な立場を保ったことに感謝しています。確かに,このような時宜にかなった霊的な食物を備えてくださる神に感謝することができます。“開拓奉仕”を続けてゆくためにこの町に引っ越して来るまでは,本当の意味で定期的な研究の重要性を認識していませんでした。しかし,現在,エホバは私の目を開いて,マタイ 5章3節およびマタイ 4章4節のイエスの言葉を十分に認識できるようにしてくださいました。
「さて,兄弟たち,皆さんにも励みとなるよう,この地方での証言の業について少しお話しすることができるかもしれません。―ローマ 1:12。
「私たちの会衆は31万平方㌔に及ぶ区域を割り当てられています。この区域には大勢の原住民がおり,現在私たちは幾つかの良い研究を司会しております。その中には,一人の囚人との研究も含まれています。これら原住民と首尾よく意思の疎通を図ろうとすることは本当に挑戦となります。ですから,私たちはみ使いたちの導きに感謝しています。さもなければ,本当に関心のある人がどこにいるかを見定めるのはとても容易なことではありません。
「私たちの業の重要な一面は,数多くの大牧場に音信を伝えることです。そして,それにはでこぼこ道を,ほこりまみれになって,遠くまで旅行しなければなりません。ある大牧場で,私たちは原住民に100冊ほどの書籍を配布しました。再訪問をするときに真の関心が見いだされることを願っています。ある原住民保護区に行くため,私たち五人は,小さなボートに乗って50㌔ほど旅をしました。帰り道に数匹のワニを見かけたので,ウィンダムの土を再び踏んだときは本当にほっとしました。
「ウィンダムでは,最近,目抜き通りに王国会館が設立されました。そこで記念式が開かれ,合計16人が出席しました。エホバの手は確かに短くはありません。その証拠に,この建物は当初1万3,000オーストラリア・ドル(約350万円)で売りに出されていました。私たちは小さなグループにすぎなかったので,1,000オーストラリア・ドル(約27万円)ではどうかと申し出たところ,それが受け入れられたのです。
「それで兄弟たち,これらの経験は決して目ざましいものではありませんが,私たちが共に『幸福な神』の業に喜んで携わっているのを知って,皆さんの励みになればと思います」。
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クリスチャンは輸血に同意しますかものみの塔 1978 | 5月15日
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クリスチャンは輸血に同意しますか
毎年,幾百万もの人々は輸血を受けています。しかし,あるクリスチャンは,体内に血液を取り入れることを聖書が許していないと言います。この点について,聖書は何と述べていますか。また,輸血に関して,どんな事実があるのでしょうか。
「エホバの証人と血の問題」と題する,64ページの新しい小冊子の中に,満足のゆく答えが見いだされます。わずか30円のご寄付でお求めになれます。郵送料は発行者が負担いたします。108 東京都港区三田5丁目5番8号 ものみの塔聖書冊子協会(振替 東京 5-138022番)にお申し込みください。
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