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  • 私たちすべてはなぜ決議に参加すべきか
    ものみの塔 1964 | 3月15日
    • 霊的な光の源である霊的な太陽を認めません。人々は政治,社会,経済,宗教などの天における太陽として,人間や人間の組織を崇めています。そしてこれらを光の源すなわち自由,物質的な繁栄,道義の向上と社会改良をもたらし,生活を明るく照らす太陽にしているのです。しかし第一次世界大戦が終って以来,世界の状態をいやし,良くするために人々が頼みとした「太陽」は,人々に圧迫を加え,炎暑で人々を苦しめました。このために以前よりも悪い,みじめな状態に陥った人々は,世界の舞台で輝こうと努めている人間のかわりに創造主に責めを帰し,神のみ名エホバをけがしました。人間の造り出したものの熱で焼かれる人々は,神がその熱の源を暴露するとき,悔い改めず,神に栄光を帰すことをしません。―黙示 16:8,9。

      11 自らの政治組織を神と同列においた人間は,天地の創造主が彼らの政府の源であるかのように考え,政治支配者は神から授けられた権利また神の恵みによって治めると主張しました。それでサタン悪魔が「この世の支配者」であり,バビロンの最初の王ニムロデ以来,この世の政治権力の源となっていることを信じようとしません。世の政治国家は暗黒に屈するものであり,神の恵みと祝福の光に照らされていません。天使に導かれるエホバの証者が,聖書からこの事実を指摘することは,人々にとって苦しみとなりました。そこで神の国を受け入れず,人間の政治に頼っている人々は,神をけがして悔い改めず,霊的な腫物になお苦しんでいます。―黙示 16:10,11。

      12 (イ)偽りの宗教の末路は何ですか。何がそれに代わりますか。(ロ)政治組織はおもに第三次世界大戦にむかって進んでいますか。それとも何に向かっていますか。

      12 偽りの宗教の支配から人類が益を受けたことは一度もありません。ニムロデの建てた昔のバビロンがユーフラテス河にまたがっていたように,昔のバビロンの表わしていた偽りの宗教の大組織は一般大衆の上に腰をおろし,これを支持したり保護したりしなければならない人々は圧迫され,経済的にも負担を負わされています。さていまこそ,この象徴的な河の水が干あがって,この宗教組織を無防備状態におとしいれる時です。この巨大な宗教組織は,神の国に道をゆずらねばなりません。地の王たちは,宇宙支配権を神から授けられたメシヤによる神の国に反対しています。これらの政治指導者たちは,見えない「この世の支配者」自身またそれから権威を受けた政治組織が宣伝する悪鬼のことばに耳を傾けています。従って王たちとその軍隊は,悪鬼の霊感する宣伝に動かされ,核兵器による第三次世界大戦よりは,むしろおもに「全能の神の大なる日の戦闘」に向かって行進しています。その戦場は,ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれています。悪鬼に導かれた地の王たちは,全能の神を敵にまわして戦い,ハルマゲドンにおいて滅ぼされるでしょう。エホバの証者からその事を告げられるとき,地の王たちは苦痛を感じます。―黙示 16:12-16。

      13 (イ)今日,暴力と不敬虔なわざがみちているのはなぜですか。従って何が必らず起こりますか。(ロ)政治,宗教および物質主義的な組織は,この警告に対してどんな反応を示しますか。

      13 今日,人々が吸っているのは自然の空気だけではありません。人々は悪の精神を吸い込んでいます。それはこの世の精神であり,この世の精神はサタン悪魔の精神です。今日,堕落した肉の不敬虔な行いと暴力が世界中にはびこっているのは,そのためです。この理由で,人間社会は,かつてないほど激しい地震がおきた如くに震われるでしょう。人間の政治組織と町々は倒れ,消失しなければなりません。昔のバビロンによって表わされていた偽りの宗教組織の悪行が神の前に思い出される時はいまです。そして神より与えられた杯からぶどう酒を飲まされるとき,この宗教組織は酔いつぶれてしまい,再び目を覚まさないでしょう。全能なる神のこのみわざが,政治,宗教,物質主義に心を奪われた人々に予告されるとき,人々は100斤ほどの大きな雹に打たれたような打撃を受けます。しかしかつてない世界的大艱難という地震のおきる前に,エホバの証者は天使の導きを受けつつ,この事を予告しなければなりません。それから苦痛を受ける人々がエホバ神をのろっても,驚くにはあたりません。それは人々が悪魔の精神を吸い込んでいることを示します。―黙示 16:17-21。

      14 (イ)炎に似たこれらの状態について,どこから知ることができますか。従ってそれを知ることができるのは,どなたのおかげですか。(ロ)私たちは悪鬼に導かれて全能の神と衝突することを望まないゆえに,いまどんな賢明な道をとりますか。

      14 この世が災に感ずるこれらの出来事は,使徒ヨハネに与えられた黙示録の15章,16章に啓示されています。この事に対する誉は私たちのものではありません。私たちはイエス・キリストを通して神にその誉を帰し,また黙示録のこれらの章に明白に描かれている通り,神の天使がこの事にはたす役割を認めます。私たちは神の天使によって与えられる導きに従ってゆきたいと,心から願っています。それで「天上にある悪の霊」の導く流れの中に巻き込まれ,ハルマゲドンにおいて全能の神に敵対することを望みません。全地の大会に集まった私たちは,この理由でいま次の決議にいっせいに参加すべきです。

  • 決議
    ものみの塔 1964 | 3月15日
    • 決議

      1,2 第2節に述べられている通り,私たちがまず宣言し,決意している4つの事柄を述べなさい。

      今年1963年,全地において順次に開かれつつある「永遠の福音」大会の一環として,日本,京都市に開催された大会に集まった私たちエホバの証者は,今日次の事柄を宣言し,決議します。

      2 私たちは,唯一の生ける真の神,天地の創造主にしてエホバという名をお持ちになる唯一の神だけを恐れ,また崇めます。またエホバのみを崇拝し,現在,進行中の宇宙的な論争すなわち全知全能なる永遠の神はどの神ですか,という論争においてエホバのためにのみ証者となります。更に人種,国籍,民族,皮膚の色,言語を問わず,あらゆる場所のすべての人に対し,エホバのみを唯一無二の真の神として崇拝することを強くすすめます。

      3 聖書に関して私たちは何を宣言しますか。

      3 霊感の下に,はじめヘブル語,アラミヤ語および古代ギリシャ語で書かれた聖書は,文字に書きあらわされた神のことばです。聖書は,絶対の真理であるひとつの啓示宗教を伝えています。聖書は神に受け入れられる清い崇拝の確実な導きです。

      4 創造主エホバ神,その王と御国について,私たちはどんな気持ちを抱いていますか。

      4 文字に書きあらわされた神ご自身のことばに何千回も示されている通り,創造主なる神はエホバという名をお持ちになり,永遠の王,宇宙の永遠の主権者です。私たちは最高の忠誠と絶対の従順をエホバにささげねばなりません。エホバ神の許しと寛容があったからこそ,人間は公共の益を図るための政治支配体制を建ててきたのです。しかし神が許しを与えた期間は永遠でもなく不定でもなくて,神のいとし子なるメシヤ,すなわち油そそがれた者,キリストの御国の設立と共に終了するはずのものでした。イエスの名は,神の子が完全な人間となって地上に来られた時の名前です。1914年以来,世界に起きたいろいろな出来事を総合して見ると,それはイエスの言われた見えるしるし,すなわちエホバ神がその年に主権者として治め始め,地を治める政府として御子イエス・キリストの国を設立されたしるしとなっています。聖書に基づいて公にされた音信によれば,それは地のすべての国家が天にある神の国に主権を引き渡すべき時でした。神の御子イエス・

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