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  • “産学協同教育”はあなたに役立ちますか
    目ざめよ! 1978 | 8月8日
    • に良い出席率また普通かそれ以上の学業成績をおさめていなければなりません。また志望職業科の教師と産学協同教育の調整者の両方から保証書を得る必要があります。これは生徒が職場での実習を受ける用意のあることを保証するためです。

      あなたは産学協同教育に関心をお持ちですか。もしそうであれば,家族で話し合うことがおそらく有益でしょう。それからあなたの地域の学校ガイダンス・カウンセラーを訪ねると,適当な職種を選ぶのを助けてくれます。大学進学を望まない人々にとって,産学協同教育は優れた機会を提供するものとなるかもしれません。

  • バクテリア ― 有益か,それとも有害か
    目ざめよ! 1978 | 8月8日
    • バクテリア ― 有益か,それとも有害か

      フランスの「目ざめよ!」通信員

      どこにいようとも,わたしたちは肉眼に見えない無数の生物に取り囲まれています。その中のあるものはわたしたちにとって真の友であり,他のものはわたしたちの致命的な敵と考えられます。いったいそれは何者でしょうか。それらの生物とは,“微生物”という語で総称されるバクテリア(細菌)や酵母,かびなどのことです。これらの微小な生物は強力な顕微鏡を使って初めて見ることができるため,そのように呼ばれているのです。

      バクテリアは,空気,水,土じょう,生物体の中など,どこにでも見いだされます。バクテリアは,地球上にある物質のほとんどすべての構成分子に作用し,それを変質させることができます。事実,化学変化を引き起こすその能力を目の当たりにすると,最も有能な化学者でさえ,自分が全く無力に感じてねたましく思うほどです。

      これに関連して,生化学の教授ジョン・M・ウッドは,フランスの月刊科学誌ラ・ルッシュルシュの1976年9月号の中で,「化学工場の優秀な化学者よりも微生物の方が,効率よく容易に有機化合物を合成することは広く知られている」と語りました。さらに同教授は,バクテリアには「有機化学の分野で長い間認められていた法則に逆らう」化学反応を引き起こす能力が備わっていることも認めました。これは,科学者をなんと当惑させる事実でしょう!

      好奇心からもう少しバクテリアについて学んでみたいと思われるのではありませんか。では,バクテリアについて詳しく調べ,その生活形態をのぞいてみてバクテリアが死滅する原因などを探ってみましょう。同時に,バクテリアがどのように人間に役立っているか,また時折どんな問題を引き起こすかなどについても考察してみましょう。

      様々な栄養物

      基本的に言って,生物体が摂取する食物は二つの目的を果たします。その目的とは,細胞の増殖つまり成長に必要な物質を供給することとエネルギーを生み出すことです。微小であるとはいえ,バクテリアも栄養物を摂取して,老廃物を排せつする必要があります。バクテリアの摂取する食物の種類には際限がありません。

      中には,空気中から得られる二酸化炭素や窒素のようなつまらない食物で満足する,実に“禁欲的”な生活を営んでいるものもいます。この程度の食物では満足せず,炭水化物やアンモニア,あるいはアミノ酸などのより複雑な窒素化合物を必要とするものもいます。食べ物にもっとうるさいバクテリアもいて,この種のものはビタミン類を摂取します。

      人間も動物も,糖や脂肪のような食物を酸化させてエネルギーを得ています。呼吸によって得られる酸素を用いて,これらの“燃料”を体内で酸化させる,つまり燃焼させるのです。同様に,“好気性バクテリア”と呼ばれる多くのバクテリアも空気中の酸素を利用しています。このようにして得られるエネルギーは,熱として放出されたり,小さな分子(アデノシン三リン酸[ATP]等)の形で蓄えられたりします。これらの化合物が,バクテリアの細胞内で起きる様々な化学反応のエネルギー源となっているのです。ぶどう酒が酸敗するのは,こうした好気性バクテリアの一つ(酢酸菌)の仕業であることをご存じでしたか。

      別のバクテリアの場合,燃焼媒体つまり燃料に種々の無機化合物が用いられます。例えば,硝酸塩や硫酸塩を用いてこれを行なうバクテリアがおり,これらのバクテリアはそれぞれの化合物を亜硝酸塩や窒素,あるいは卵の腐ったような臭いを放つ気体として知られる硫化水素などに変えます。酸素なしで生きていくこの種のバクテリアは“嫌気性バクテリア”と呼ばれています。人間の腸の中に見いだされる微生物にはこの群れに属するものもあります。

      また,これらとはさらに異なる活動をするバクテリアもいます。その場合,有機分子は酸素に似た役を果たします。この活動の最終過程は発酵作用と呼ばれます。

      実際には,バクテリアのこうした区分はそれほど明確ではありません。というのは,常に一つの方法でエネルギーを得ているバクテリアがいる一方,環境に応じて,ある時は好気性のバクテリア(酸素を必要とする)となり,別の時は嫌気性のバクテリア(酸素を必要としない)となるものが少なくないからです。

      これまでに見たすべての例では,バクテリアは,大気中もしくは自分の生息する媒介物中の化学物質を変化させてエネルギーを得ています。しかし,常にそうであるわけではありません。中には,光合成作用によって太陽からエネルギーを得ているものもあり,これらのバクテリアはある面で植物になぞらえることができます。この種のバクテリアには,太陽光線を捕えて,それをエネルギーの供給源となる物質に変換する色素が備わっています。

      排出物 ― 危険それとも有用?

      バクテリアは,その成長過程で種々の物質を産出します。多くの場合,これは,代謝に伴う排出物つまり代謝副産物と考えられます。そうした排出物の中には,人間に極めて危険な毒素が含まれています。“破傷風”と呼ばれる病気を聞いたことがありますか。これは破傷風菌によって引き起こされる病気で,傷口から体内に入った菌は毒素を生産し,それが体中に回って神経系を冒します。これにかかると,ほとんどの場合,命が危険にさらされます。

      熱に対して非常に強い別のバクテリア,ボツリヌス菌は,滅菌が不十分なかん詰め食品や調製食品の中に時折発見されます。これは,消化器管の中で非常に強力な毒素を放出し,しだいに神経系を冒して,体を麻ひさせます。ヒ素の200万倍の毒性を持つこの毒素は,これまでに知られているものの中で最も猛毒な物質です。このバクテリアに汚染されている食物を少量口にするだけでも命を失う危険があります。科学者は,この毒素がわずか100㌘あれば地球上の全人類をぬぐい取るのに十分であろうと推定しているほどです!

      家庭で食物をかん詰めやびん詰めにする際,十分注意を払わねばならない理由がこれでお分かりでしょう。また,加熱処理や滅菌処理の不十分なかん詰めはためらわずに捨てるべきです。ボツリヌス菌(嫌気性)はガスを発生させますから,かんが膨らんでいたり,開かん時に悪臭を放ったりするようであれば,注意を要します!

      幸いなことに,すべてのバクテリアがこのように危険なわけではありません。発酵作用をエネルギー

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