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結婚生活の問題を解決するものみの塔 1970 | 3月15日
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ん。では,話し合うというこの努力を続けるのが賢明です。奥さんはそれをうれしく思うことでしょう。
他方,妻は夫との会話の際に分別を働かせるべきです。夫が帰宅してくつろぐ前に,あれやこれやと問題攻めにしてはなりません。楽しく話せる事柄をまず取り上げなさい。そして話し合うべき問題があるならば,夫がそのような気持ちになっている時を選びなさい。そうしたやさしい心づかいが結婚生活をよりよくするのに役だちます。
クリスチャンの利点
クリスチャンである夫と妻には大きな利点があります。まず,確信をいだいて神のみことばにたより,そこにある賢明な助言に照らして自分たちの問題を考えることができます。またクリスチャンの夫婦はエホバ神への祈りの中で自分たちの問題を取り上げ,謙そんな心でエホバ神の助けを求めることができます。(詩 139:23,24)こうして心を合わせて祈ったのち,互いに対して冷淡な,またきつい態度をとることはできないでしょう。
また,夫婦間の行き違いが普通以上であるとしても,クリスチャンの夫と妻はクリスチャン会衆内に助力を求めることができます。円熟した監督その他古い人々は結婚生活について神のお考えを知っており,その人々に聖書からの助言を求めることができるでしょう。そうした聖書の助言は結婚に伴う問題の解決に役だちます。
しかしこれは,クリスチャンの会衆にはいっていなければ,こうした益を受けられないという意味ではありません。エホバの証人は,夫と妻の関係に付随する事柄を含め,聖書の教えと原則についてあなたが知識を取り入れることを喜んでご援助いたします。事実,エホバの証人は「とこしえの命に導く真理」と題する書物を用いる無料の聖書研究を人々に勧めていますが,その研究の課程の中では,「幸福な家庭生活を築く」という主題も扱うのです。エホバの証人に自分の家に来てもらい,この取りきめを活用なさってください。
それで,いま結婚生活上の問題をかかえているとしても,気を落とすには及びません。事態の改善に役だつことをいろいろできるのです。そして,夫と妻が自分の結婚をほんとうに守ろうとしているなら,そして,そのために神のみことばに助けをあおぐなら,結婚生活の問題は解決できるのです。この点を忘れてはなりません。
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売り払われた教会堂ものみの塔 1970 | 3月15日
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売り払われた教会堂
◆ 神のみことばは黙示録 18章4節(新)で,「わが民よ,……彼女から出なさい」と警告しています。大ぜいの心の正しい人々は今この命令に答え応じています。アメリカのバプテスト派のある牧師は実の兄弟から証言を受け,ものみの塔協会の雑誌を読んで喜び,その後まもなく,それらの雑誌の資料を用いて説教をするようになりました。教会員たちも彼のそうした説教を喜んで聞いたので,牧師は,ものみの塔協会の雑誌の資料を引き続き用いていました。しかし他のバプテスト教会で説教をする時には,バプテスト派の信条に従って教えました。このことを聞いた彼の教会員は,なぜ話の内容を変えてまちがった事を教えるのかとその牧師に尋ねました。
そこで「ものみの塔の出版物の教えになぜ従わないのですか」と問い正された牧師は彼らの勧めどおりにしました。1968年10月のある日,「とこしえの命に導く真理」と題する本を入手した牧師は,二日間でそれを読み,それが真理であることを知りました。そして,その「真理」の本を教会の役員に見せたところ,役員たちはその内容に気に入り,その「真理」の本を研究したいかどうかを教会員と相談することにしました。教会員はその研究に同意しました。その後わずか二,三週間ののち,教会員たちすべては,偽りの宗教にこれ以上とどまっているべきではないことを悟り,バプテスト教会から脱退して,エホバの証人と交わることを決議しました。こうしてその会衆は消滅し,教会の建物は売却され,一家族を除く他の教会員すべてがエホバの証人と聖書研究を始め,今では証人たちの集会に出席しています。そのうえ,前述の牧師とその妻は,現在野外奉仕に参加しています。
― エホバの証人の1970年度年鑑より
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