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  • 国連の前途には何があるか
    ものみの塔 1974 | 12月15日
    • 富める国々に挑戦し,彼らの目ざめた自信の筋肉を誇示する」誘惑に長い間抵抗するとしたら,それは驚くべきことでしょう。同記事はさらにこうつけ加えています。「これらの国々の目ざめた自信がわれわれののどぼとけをつかむのを感じるようになったらもう遅い。……われわれの産業界には,われわれがかつて一度も直面したことのない規模の社会問題が続発するであろう」。

      こうした事がらはすべで情勢をいっそう不安定にし,その不安定は,大小を問わず諸国をして,緊張を和らげる世界的合意と行動を希求させます。今日,平和と安全に関する憂慮は史上まれなほど強く諸国を支配しており,世界的基準で物事を考え行動する方向に今各国を動かしつつある支配的傾向,もしくは「精神」,を生み出しました。自分たちの機関として国々が国連に一段と強く心を向けることが予期される理由につき,元国連駐在米大使,チャールズ・W・ヨーストは次のように述べています。

      「いろいろなことはあるが,国連は,他のすべての国際関係処理方策にまさる一つの大きな利点を持っている。それは国連が恒久的な機関であるということだ。首脳会談,地区会議,双務契約や多国間契約などにどんな効用があろうと,それらはみな,指導者の交替や世論の変化といった,移り気な,定まりない砂を土台としたものである。国連だけが,国家の政府のように,自分自身の命を持ち,10年また10年と存続する一つの憲章と官僚主義の上に堅く立てられたものである」。

      聖書の預言が示すもの

      とはいえ,国連の前途に何があるかにかんする確実な答えは,世界情勢や世界の動向を分析することによって得られるのではありません。それは霊感によって書かれた神のことばである聖書,およびその預言の中に見いだされるのです。今日起きているできごとや,今日見られる傾向は,その預言の正しさを確証します。

      聖書では,世界強国は野獣という象徴で表わされています。(ダニエル 7:17,23; 8:20-22をごらんください)ヨハネへの啓示 17章は,歴史に登場した世界強国の残存勢力を一つに包含した,ある複合的政治機構の出現を預言しています。それは,10本の角を持つ七つの頭(各頭は,それぞれ真の神のしもべたちに影響を与えた世界強国を表わす)を持つ野獣という象徴で表わされています。角は地上の政治政府全体を象徴します。この機構は,死のような無活動の穴に落ち込むかのように,しばらくの間舞台から姿を消すことになっていました。それから再び姿を現わして,その最後の運命に向かって進みます。

      国連とその先駆者である国際連盟(第二次世界大戦中に死のような無活動状態の期間にはいった)は,この象徴的な描写に適合します。10本の角の象徴する諸政府が複合的政治機構との提携を通して世界的規模で権威を高めたのと同じく,小さな国々でさえ,国連に加盟することによって,発言権と重要性と権力を得たのをわたしたちは見ています。―啓示 17:7-13。a

      預言が示しているように,それらの異なる象徴的な王たちは,「一つの考えをいだき」ます。(啓示 17:13)つまり彼らは,いろいろな提案にかんしては意見を異にしますが,世界の恒久平和と安全を確立するための人間の企画を採用する決意においては,一致しているのです。したがって,これを成し遂げるための神ご自身の準備,すなわちキリスト・イエスの治める神の王国を拒否します。ですから預言は,この国際的政治機構を,神の任命した王および彼の側に立つ者たちと戦うものとして示しています。そのためにこの複合的政治機構とそのすべてのメンバーおよび支持者たちは,究極の滅びを避けることはできません。彼らの滅びは,地に対する神ご自身の支配への道を開きます。―啓示 17:14。ダニエル 2:44と比較してください。

      しかし,その複合的政治機構は地上から姿を消す前に,神の預言のもう一つの面を成就します。聖書の示すところによると,同機構の加盟国は長い間,この世的な宗教制度の狡猾な支配の下に置かれてきました。それらの宗教制度は,啓示の中で,「大いなるバビロン」という名の淫婦で表わされている偽りの宗教の世界帝国を形成しています。しかし聖書は,政治権力が,その淫婦のような宗教制度の偽善と干渉と要求にあいそをつかし,それに敵対するようになってそれを完全に荒廃させることを預言しています。―啓示 17:1-6,15-18。b

      不思議に思えるかもしれませんが,この世界的機構は,その名声が絶頂に達するかに見えるとき,まさに平和と安全の政治的土台を確立するかに思えるとき,同時に自分自身の破滅のふちに立っているのです。使徒パウロは霊感を受けて書いています。「人びとが,『平和だ,安全だ』と言っているその時,突然の滅びが……彼らに突如として臨みます」。(テサロニケ第一 5:2,3)そしてこの世界機構はそのような発表のあと,世界をゆるがすような極めて劇的な行動 ― 偽りの宗教の世界帝国を滅ぼすこと ― に出ますが,その行為は,彼らが偽物として,一政治機構をもって神の約束された王国に代えようとする無益で反抗的な試みとして,神により滅ぼされないよう,彼らを守るものではありません。

      そういうわけで,今200以上の国々や島々,そうです,多くの国のますます多くの人々が,心を一つにして,問題の多いこの世の政治体制にではなく,天に基礎を置くキリスト・イエスの政府,すなわちこの地球の永続的平安と安全の真の源に全き確信を置きつつあるのです。

  • キリスト教は消滅しようとしていますか
    ものみの塔 1974 | 12月15日
    • キリスト教は消滅しようとしていますか

      キリスト教は消滅しようとしていますか,それともある人が断定したように,もしかすると完全に消滅してしまったのですか。キリスト教世界の教会を真のキリスト教を代表するものと考えているなら,教会を一見しただけでその考えが正しいように思えるでしょう。著述家でありアイオア州のダビューク大学の神学教授でもあるサムエル・カリアンは,キリスト教世界の教会の僧職者について最近次のように述べました。

      「我々の社会で,この時代の重大な出来事について,意味のある,予言的な発言をするのはだれであろうか。……ほとんどの場合僧職者でないことは確かである……。せきたてられ,疲れ,準備不足の彼らは,生きる目的と希望を求める世界においても明確な発言をしなくなってしまった」。

      また,ワシントン州タコマの第一組合教会の牧師ウイリアム・L・エルデンは次の点を認めました。

      「今日の教会は……普通の企業や政治の派閥とほとんど変わらない」。

      しかしこの事は次のような質問を提起します。キリスト教世界の教会は本当にキリスト教を代表しているでしょうか。それとも偽りのキリスト教でしょうか。キリスト教世界の歴史を見るとき,同世界がその信者に真のキリスト教を奨励したことが一度でもありましたか。

      諸教会が真のキリスト教を代表していないとすれば,たぶんわたしたちは別の所に生きている真のキリスト教を探さねばならないでしょう。一人の裁判官は,自分はクリスチャンではありません

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