ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • シャルマーニュはどれほど偉大な人物か
    目ざめよ! 1973 | 7月22日
    • もしくは叙任に教皇を関与させないようにした」という観察である。―「新カトリック百科事典」第3巻,499ページ。

      どれほど偉大であったか

      シャルマーニュのように,生きている間に,同時代の多くの人から「大帝」と呼ばれた人物は確かに少ない。しかし全部の人がそれに共鳴したわけではない。野望を実行するさいの彼の非情は,彼の命をねらう陰謀を一度ならず醸成し,中でも彼の長子(シャルマーニュはその子がせむしだったので軽んじた)が関係していた陰謀はもう少しで成功するところであった。しかしどの人間の意見よりもたいせつなのは,神がシャルマーニュをどう考えたかということである。神は心を見る。(サムエル前 16:7)人間の命と血を神聖とするエホバ神の律法は,シャルマーニュにとっては何の意味も持たなかった。彼が,「目的は手段を正当化する」という格言に従って事を行なったことは疑えない。そればかりでなく,彼は教皇以下の者たちとくに性の不道徳で悪名高かった,当時の僧職者や修道士たちに道義を説いたが,彼自身もたくさんの妻妾をたくわえていた。彼の伝記著者のひとりは,彼の統治は,「殺人,追放,略奪が,改革,けいもう,ヨーロッパの[多くの部分の]統一と並行して見られる統治であった」と述べている。また,ババリアを手に入れ,アバール人を敗ったときの彼の無節操な企みも,ほめたものではない。彼は,ビザンチン帝国を自分の帝国と併合するために,残忍な女帝イレーネと結婚する気持ちさえ持っていた。

      歴史家たちは一般に,彼が1日に4,500人のサクソン人の捕虜の首をはねた ― 彼らが反乱を起こしたために ― ことを,「彼の生涯の最も邪悪な汚点」と考えている。神の手に渡るときに自分がどうなるかについて彼はしばしば憂慮を表明したが,この流血行為を犯して自責の念にかられたという記録はない。彼はそれを,常に彼に反抗して立ったサクソン人に対する見せしめにするつもりでいた。しかしそれは功を奏しなかった。というのは,その行為はサクソン人に恐怖を植えつけるどころか,彼らをさらに一段と反抗的にしたからである。宗教的に思い上がっていた彼は,「ダビデ王」として知られることを望んだが,彼の戦争はいずれも,ダビデ王のように,神の命令によるもの,と言えるものではなかった。それにダビデ王は,罪を犯した時に,心から悲しみと悔い改めを示した。

      また,シャルマーニュの帝国が,おもに彼自身の強い性格に依存していたことも認めねばならない。彼は帝国をしっかりと建ててはいなかった。というのは,「シャルマーニュがつくった政治組織は…彼の死後すぐに崩壊したからである」と,彼の伝記著者ウィンストンは述べている。「チャールズ大帝」として知られていても,彼は,神の目にも,また神のことばを規準とする人びとの目にも偉大であったとは言えない。

  • フェロモンの重要性
    目ざめよ! 1973 | 7月22日
    • フェロモンの重要性

      ● 科学者たちは,ホルモンによく似た,外部の分泌物であるフェロモンのにおいの影響を熱心に研究している。一部のこん虫は,同種の他のこん虫を引きつけるのにこれを使う。ミツバチの巣の中では,女王バチは特別の栄養物を与えられ,特大の蜜房の中で育てられる。それにしても,他のミツバチが卵を生む能力を発達させてライバルの女王バチたちになるのを防ぐのは何だろうか。証拠は,現役の女王バチがフェロモンを分泌し,働きバチがそれをかぐか,または微量食べて,その影響を受けることを示している。これは,働きバチの卵巣の発育を妨げ,女王の蜜房をつくるように彼女らの能力を調整する。しかし,女王バチが死ぬか,または新しい集団をつくるために巣から出て行くと,フェロモンのにおいは消滅する。残ったハチたちはさっそく,代わりの女王バチをつくるために,女王バチの蜜房の再建にとりかかる。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする