ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 質問がありましたか?
    王国宣教 1973 | 1月
    • 質問がありましたか?

      最近,協会の会長ノア兄弟はアメリカの伝道者に手紙を書きました。みなさんはその手紙の次の抜粋に関心をお持ちと思います。

      「あなたは,『ベテルはどんなところだろう。そこでみな何をしているのだろう』と,考えたことがあるかもしれません。

      質問の最初の部分,『ベテルとはどんなところだろう』に対する答えは,「神の目的とエホバの証人」(英文)の254ページを読むと,ある程度得られます。簡単に説明しますと,ものみの塔協会の本部は,高層ビルの立ち並ぶローワー・マンハッタンとニューヨーク湾に面したブルックリンの一角の,ブルックリン・ハイツとして知られている場所にあります。ここには大きな建物がいくつかあります。快適な居室のほかに,りっぱな設備がたくさんあります。たとえば,広いモダンな王国会館,合計1,500人分の席がある四つの食堂,図書室,応接室,洗たく場,アイロンをかけるへや,くつを修繕するところなどがあります。また,保健関係の世話をする歯科医1名,医師1名,そして看護婦が数名います。ベテルは大きな家庭で献身した神のしもべたちであふれています。

      「さて,つぎに,『そこでみな何をしているのだろう』という質問に移りましょう。ベテルの生活は,ベテルの家族の霊的生活を高めます。わたしたちはパンだけで生きるのではなく,神の口から出るすべてのことばによって生きます。霊的事柄に関するわたしたちの日々の計画は非常に建設的なものです。食堂での家族の席は決まっていて,家族は午前7時に集まり,その日の聖句のすぐれた討議を行ないます。家族の成員がそれに参加し,統治体の成員として奉仕している兄弟たちは,一週間交替で,その日の聖句の注解をまとめます。家族の新しい成員には,8か月にわたりすぐれた訓練が施されます。これには八つの特別の講議が含まれています。それから26週にわたる月曜日の夜の授業と26週にわたる水曜日夜の講議があります。授業は(1)神の群れを牧するわざ,(2)わたしたちの生活を形づくる教え,の2部に分かれています。

      「それに加えて,家族の成員はみな,ニューヨーク市内にある218の会衆のひとつに割り当てられています。わたしたちは会衆の他の伝道者たちと同じ奉仕の特権を持っています。野外奉仕,家庭聖書研究,会衆の集会での参加,会衆が統治体に推薦するなら長老や奉仕のしもべとして奉仕する,などがそれです。

      「多数の兄弟や姉妹との生活は,父母とひとりの兄弟あるいは姉妹との小さな家庭での生活とはかなりちがいます。それは多くの兄弟姉妹のいる大家族で,ここではみんなが非常に忙しく,割り当てられた仕事を持っています。

      「わたしたちがベテルに来たのは,エホバにつかえ,また全世界の兄弟たちが奉仕に用いる書籍を生産して兄弟たちを助けるためです。わたしたちはみな,聖書,書籍,雑誌,冊子,手紙,毎月の『王国奉仕』などの形で,ものみの塔協会本部から送られてくる良いものに感謝しています。これらは英語だけでなく他の多くの言語で印刷されます。もしこの印刷をどこかの営利会社が行なったなら,もちろん,わたしたちは今のような安い値段でこれらの出版物を手に入れることはできないでしょう。

      「60年にわたり随時建てられてきたベテルの家と印刷工場があるので,ベテルの家族は,通信事務が行なえるだけでなく,印刷もすることができます。彼らはライノタイプを操作し,印刷用鉛版を作り,輪転機を運転し,製本部門で働き,また印刷と関係のある他の仕事をします。そのほか,大工仕事,機械の修理,塗装などに従事する人たちもいます。それは,奉仕に必要なものを全世界のエホバの証人に供給する,莫大な文書生産作業の一部です。協会のように,「真理」のような書籍を100円の価格で生産できる組織はほかにありません。

      ここベテルで奉仕しているわたしたちは,このように安く文書を生産することができ,またそれを非常に多くの言語で全世界に発送できることを大きな特権と考えています。確かにベテルの家族の一員であることは栄誉です。しかし,それは栄誉であると同時に,多くの激しい仕事があることをも意味します。奉仕の特権を十分に認識している人びとは,自分から進んで時間とエネルギーをその仕事にささげているのです。使徒パウロもよく働き,各地を旅行して宣教の仕事を行ないました。イエスもよく働かれました。外国の地で宣教者として奉仕しているわたしたちのクリスチャン兄弟たちも,奉仕に長い時間を費やし,いっしょうけんめいに働いています。全世界の会衆の伝道者と開拓者は伝道活動で非常に忙しくしています。みんながいっしょうけんめい働いています。

      「しかし,ベテルの仕事は,大部分が筋肉労働であり,昼食の時間1時間を除き,午前8時から午後5時40分まで行なわれるという点で,少し異なっています。わたしたちは,自分がベテルに来たのは,自分に割り当てられた仕事を行ない,主の組織が神のことばの印刷にかんしてわたしたちに教えようとすることを何でも学ぶためであることをよく理解しています。ベテルで行なわれる仕事はその重要さのゆえに,他のあらゆる活動に優先します。

  • 命の道をさし示す雑誌
    王国宣教 1973 | 1月
    • 命の道をさし示す雑誌

      沼津に新築されたベテル・ホームと工場は,この世界的なベテルの取り決めの一部です。協会は,この「王国奉仕」を含め,みなさんのために多くのものを沼津で印刷しはじめています。しかし,現在のところ,沼津における主要な印刷作業は,みなさんの雑誌「ものみの塔」と「目ざめよ!」の生産です。雑誌を生産し,それらを諸会衆や予約者に発送するまでにどんな仕事が行なわれるか知りたいとは思われませんか。それはかなりの大仕事です。

      東京では,4人の兄弟姉妹がその雑誌の割付けを作ることとそれを日本語に翻訳する仕事に従事しています。日本語の記事のタイトルのレタリングは,東京に住む開拓者の一兄弟が行ないます。最近の特集号の雑誌の表紙のレタリングはとてもよくできていると思いませんか。そのようにしてかかれた文字とさし絵は外部の会社で写真製版されます。それからあとの仕事は沼津支部に移されます。

      沼津工場の二階では3人の兄弟が4台のモノタイプを操作しています。これらのモノタイプは溶けた鉛をそれぞれの大きさの活字に変えます。モノタイプのけん盤には3,249の文字が並んでいて,それらの位置を覚えなければならないのですが,兄弟たちはわずか2,3か月の間にこの機械の操作に上達しました。これらの兄弟たちの中のひとりは,「偉大な教え手」の本全体に見られるような小さなルビ活字を鋳造する鋳造機を操作します。その近くには6頭の“ウマ”がいます。といってもこれは生きた馬ではなく,モノタイプで鋳造できない種々の大きさの活字を入れた長いたなのことです。4人の兄弟たちがこの中から活字を拾い,さし絵と,モノタイプで作られた活字とをいっしょにしてページを作り上げる仕事を忙しく行なっています。それからこれら印刷されたページの校正には常時3人の兄弟が従事していて,すべての誤りを正すことに努力しています。兄弟たちは幾度も訂正し調べますが,それでも時々誤りが兄弟たちの目をくぐり抜けます。

      この同じ二階でふたりの兄弟は,何台かの非常に精密な機械を扱い,輪転機用の半円筒形の鉛版ができます。

      さてこんどは工場の一階に移ります。ここが40トンの輪転機の置かれているところです。ふたりの兄弟が約一日がかりでその12枚の鉛版を印刷機のローラーに取り付け,さらに調整を行ないます。雑誌全体が鮮明にむらなく印刷されるように,圧胴の表面の紙の下にむら取り用の紙を挿入するのですが,これには多くの時間がかかります。さて,印刷を始める用意はととのいました。大きな印刷機はしだいに速度を増してゆき,やがて1時間に2万1,000冊の雑誌を印刷し折りたたみます。折りたたみ装置からは毎秒5冊の雑誌が飛び出してくるので,ひとりの兄弟が小走りに行ったり来たりして,それを近くの場所にきちんと積み上げねばなりません。印刷機はわずか半時間で,385キログラムの巻き紙1個を食べてしまうので,別の巻き紙が取り付けられますが,これもすぐに輪転機の中に吸い込まれ,あっというまに,きれいに折りたたまれた,印刷された雑誌に変わります。この印刷機はわずか2日間で,23万冊という多数の雑誌を印刷します。

      次に,4人の働き手がひとつのチームになって,2台ある中とじ機の1台に雑誌をかけます。どちらのとじ機も,もし働き手がその速度を持続できるなら,1時間に8,000冊の雑誌をとじることができます。毎日たいてい6人が,交替でこの仕事に携わります。ふたりの兄弟は断裁機を扱っています。この機械は三枚の鋭い刃で雑誌を所定のサイズにきちんと切りそろえます。そして強力な荷造り機が,断ち落とされたくず紙を圧縮してこりにします。それらのくず紙のこりは紙屋に売られます。一方,100部ずつに束ねられた,でき上がった雑誌は次に予約発送部門に送られます。そこでは4人の兄弟たちが忙しく働いていて,予約者に郵送するための個々の雑誌を毎週6万冊包装します。それと同時に,工場の二階にある発送部門のふたりの兄弟は,伝道者用の雑誌をカートンにつめてこん包し,諸会衆に発送する準備をします。別の兄弟はその雑誌をトラックで郵便局,日通,東京支部,関西地方などに運びます。

      最終結果は,みなさんが会衆の雑誌のカウンターで求める,あるいは郵便受けから取り出す,きれいに印刷された雑誌です。しかし,みなさんの雑誌には多くの労力がつぎ込まれています。1冊の雑誌ができるまでには36人の兄弟姉妹が生産に従事し,予定通りに仕上げるためにはいく晩も残業をしなければなりません。兄弟たちは各号の雑誌ができ上がるたびに,次にはどこを改善すべきか,よく調べます。そうです,兄弟たちは一般の読者が気づかないような点にまで改善すべきところを見つけます。兄弟たちは雑誌をますます良いものにしていくことに努力を傾けています。確かにこれはかなりの大仕事です。

      あなたもこの仕事に加わることができます。しかしどのようにしてでですか。これらの雑誌に載せられているすばらしい音信に心から感謝することによってです。これらは確かに命への道をさし示す雑誌です。1973年の「ものみの塔」運動と毎週の雑誌の日を,大きな成果のあるものにしましょう。沼津のベテルの兄弟たちが行なっているのはそれです。兄弟たちは週末に,近隣の富士,富士宮,御殿場,裾野,三島,沼津の各会衆の伝道者として奉仕します。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする