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  • その13 言論と崇拝の自由戦士
    ものみの塔 1956 | 1月1日
    • 年の最盛時より3040の減少となつています。これは,カトリックの連続せる威嚇戦術が如何に功を奏したかを物語つています。

      最盛であつたラジオ放送伝道の下り坂は,翌年にもつづきまました。1935年には合計1万8287回 ― 前年の下り坂より,更に2536の減少となつています。ヱホバの証者は,もう一度全国的の請願書を議会にあてて提出する運動をおこし,言論と崇拝の自由のための戦をおし進めました。228万4128の署名を得てから,この請願書は,1935年1月に議会に提出されましたが,却下されました。そのときヱホバの証者の全国大会がワシントン地区において同年5月30日から6月3日まで開催されています。2万人に及ぶ人々がこの大会に参集して,6月2日,日曜日にルサフォード判事の講演をききました。この著名の話は,『政府』という題で,ワシントン講堂で話され,海外へも同時に放送されました。1935年6月3日,協会の会長は国家通信委員会へありのままの事実を訴へ,言論の自由を確保する手段を更に強化するよう促しました。

      また,このワシントン大会を特に顕著なものとしたのは,黙示録 7章9節の『大いなる群衆』についての新しい真理の発表です。そのとき,この『大いなる群衆』には天に行くように運命づけられていた第2次的の霊的級ではなく,1923年に既に判明していたマタイ伝 25章31節-46節の『羊』と同一なることが証明されました。また,第3巻『立証』の発表によつて1932年に明確にされた『ヨナダブ』の級と同一なることが判明しました。

      当時,ヱホバの証者は言論の自由での戦で苦戦をしつづけていました。1936年の9月には,またも第3回目の請願書が集められ,ヱホバの証者を抑圧する不当の連続行為を見ても,見ぬ振りをしているワシントン政府に対して,最大の抗議文を作成しました。この抗議を支持した263万1名の署名は,1936年11月2日ワシントンに提出されましたが,この抗議は前と同じく無視されました。しかし証者は負けたわけではありません。ヱホバの証者は,万一ラジオを使えなくなるときに備えて,1933年にすでに,ラジオに代る公共音響奉仕運動を始める準備にのり出していました。同年,協会は携帯用電気再音機を製造開始しました。この機械により,公開の席又は個人の集会で,ラジオ放送のレコードを毎分33と3分の1回転の速さできくことができます。1933年中には,4646回もこのようなレコードを聴く集会が開催され,合計24万434名が出席しています。音響自動車も製作され,街や公やけの場所をねり動き,レコード盤から文字通りに御国の音信を鳴りひびかせたのです。1930年代が過ぎるにつれて,この音響奉仕はますます主要な部分を占めるようになり,ラジオよりも,さらに目に見える効果をあらわしてきました。というのは,この方法では,聴衆に接し,話しかけることができたからです。

      ラジオを用いぬ音響奉仕が非常に良い成果をおさめたので,協会はその他の奉仕の備え ― 携帯蓄音機を生産し始めました。また効果のあつた聖書講演を吹きこんだ4分間半,毎分78回転のレコード盤の製造も平行して行いました。はじめのうちは,この携帯蓄音機を主に再訪問で使用していましたが,遂には,最初の家から家の奉仕でも広く用いて,家の戸口でレコードをかけました。ここに,全く新しい伝道方法がひらけてきたのです。1937年にコロンボス(オハヨー)の大会が開催されたとき,この伝道方法は大きく登場してきました。大会最後の9月18日の日曜日には2万5000名が出席し,ルサフォード判事の重要なる講演『安全』をきき,またこの講演は135の放送局から同時に放送されています。この大会中に歴史的な重大決定も発表されました。それは,1937年10月21日以後,協会は商業放送の契約から凡ての手を引くということです。その時以来,ヱホバの証者は時間と資金全部を挙げて,より効果ある家から家の業に専心するようになりました。この方法により当時すでに90以上の聖書講演を広く活用し,幾百万の人々は聖書の真理をきき,学んでいます。蓄音機による伝道はますます盛になりました。1938年には,16の国語の講演の吹きこまれた43万枚のレコード盤と1万9600の蓄音機という数字が報告されています。1937年には,1036万8569名,1938年には,1億3007万0426名という聴衆が報告されています。まことは,全地に住む人々の中で,文字通りに力強い叫びが,あげられていました。(つづく)

  • 聖書の偉大さ
    ものみの塔 1956 | 1月1日
    • 聖書の偉大さ

      フランスの著名な哲学者であり,著作家でもあるジャン・ジャック・ルソーは,かつてこのように語りました。『聖書の偉大さには,全く感嘆させられる。聖書時代の伝道者たちの聖さは,私の心の内奥にまで深くひびき,心打つ真実性に充ちている。また聖書は誰も決して真似できないものであつて,若しそれが人間の手によつてなつたと仮定すれば,その著作家は,今日までの最大の英雄を凌ぐものと云へよう。』― 聖書の卓越性,27頁。

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