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喜びに満ちた働き人が集まるとどうなるか目ざめよ! 1978 | 2月8日
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を考察していますが,その預言は現在の世代にまで達し,さらにはイエス・キリストの千年統治にまで及ぶものです。
神の愛は喜びに満ちた奉仕に人を動かす
土曜日のプログラムは「野外において励み努める」という主題を強調するものでした。クリスチャンが聖書の真理を隣人に分かつ一層効果的な方法に関して,役立つ提案もありました。大会出席者は劇「あなたは神への奉仕に魂を込めていますか」を楽しみました。それは西暦前5世紀,総督ネヘミヤの時代のイスラエルに見られた状態を描いたものです。そして神に献身した人はそれを無条件の全き献身と見なければならないことを聴衆に思い起こさせました。伝道と弟子を作る活動に生活のすべての時間を捧げる事は神の求めるところでないにせよ,この活動に捧げるものはわたしたちにできる最善のものでなければなりません。
土曜日午後の主な話は,エホバ神とイエス・キリストが人類に真実の関心を払っていてくださることを指摘するものでした。「エホバは地を見て人々の経験する幾多の苦難を目にされるにつれ,人類に対して深い同情を覚えられます」と話し手は述べました。「エホバの願いはその一人一人を助けることです。悪行に対して“目をつぶる”ことはないにしても,その捜し求めているのは民の過ちではなくその示す良い点です」。この話のあと,聴衆はもう一冊の新しい本「人生には確かに目的がある」の発表を驚きと喜びをもって迎えました。
「忠節な働き人は約束を受け継ぐ」。これが日曜日の主題でした。聴衆のすべては自己犠牲と神への忠節を強く勧められました。厳しい迫害下にあるエホバの証人の忠節を伝える数多くの特別な報告がありました。
日曜日の特別な話は「神の王国はどのようにあなたに益をもたらすか」と題するものでした。人間の歴史を通して「エホバ神は,一部の人が考えているように,怠慢であったのでも,ただいたずらに時を待っておられたのでもなく,人類が最初に反逆した時以来,この王国の完全な確立に向かって,着々と事を運んでこられたのです。(創世 3:15)」と話し手は説明しました。「エホバ神は今やこれら漸進的な準備をまさに終えようとしておられます」。
この話は次の事も指摘しました。つまり「神が行なう支配と人間が行なう支配との間の根本的な相違」があるという事です。「神の王国の支配は,人の道徳心に訴えることを根本としたものです。ですからその支配にこたえ応ずる人々は,神と隣人を愛するがゆえにその支配に服従します。これは人々を一致させる支配です。天の王国に忠誠を尽くす人々の間で本当にうまくいく支配です。それは益をもたらします。そのことは,今日のこのクリスチャンの大会にはっきり見られる和気あいあいとしたふんい気をご覧になってもお分かりでしょう」。
人々の生活を良い方に変化させて「愛と一致」をもたらす神の言葉の力を物語っているのは,ミシガン州のフリントの一ハイスクール・カウンセラーの次の言葉です。「聖書とその助言は,わたしが大学で学んだどんなものよりも実際的で,はるかに優れていると思います。学士と修士の学位を持つハイスクール・カウンセラーであり,精神衛生と心理学の本を数多く読んだにもかかわらず,わたしは次の発見をしました。すなわち結婚生活に成功すること,青少年犯罪の防止,友人を得て友情を保つ方法などに関する聖書の助言は,わたしが今までに読んだ,あるいは大学で学んだどんなものよりもはるかに優れているということです」。
「喜びに満ちた働き人」大会は,喜びの心を抱いて神に奉仕するようエホバの証人および他の多くの人々に大きな励みを与えるものでした。話,劇そして新しい出版物は,来たる月々の間,個人,家族そして会衆にとって聖書研究の教訓的な資料となることでしょう。あなたも彼らと一緒に学んでこの知識を得ることを楽しんでごらんになりませんか。土地のエホバの証人にご連絡ください。困難な今の時代においてさえ,「幸福な神」エホバと共に働く,喜びに満ちた働き人となることがどのように可能かを,彼らは喜んで説明します。―テモテ第一 1:11。
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家庭生活は楽しいものになる目ざめよ! 1978 | 2月8日
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家庭生活は楽しいものになる
「調査によると,わが国で暴力行為の最も激しい場所は家庭」。「報告によると,殺人は家庭の不和から」。これらの見出しは,多くの家庭が重大な危機に見舞われていることを示しています。
最初の見出しの記事によると,「百人の夫また妻につき約一人が,一昨年,配偶者を殴る,ける,物を投げつける以上のことを行なっており,また配偶者を殴った,あるいは殴られた」と言っています。ロードアイランド大学のリチャード・J・ゲレス博士は,「銃やナイフを振り回す親の元で大きくなっている子供が非常に多い。そういう親は,ただ子供を脅すのではなく,実際に子供に切りつけたり,子供を撃ったりするのである」と述べています。
家庭内の不和は今に始まったことではありません。よく知られていることわざに,「なれなれしさは軽べつを生む」というのがあります。
あなたのご家族はどうですか。一家だんらんや物事を一緒にすることを楽しみますか。それとも家庭の外に最も親しい交友を求めますか。残念なことに,そうなりつつある家族が現在しだいに増えています。しかしなぜでしょうか。
家族間に緊張が生まれる原因
あなたは,家族の中のだれかが,ほかの者の迷惑になるようなくせを時々出すのを知っていますか。その悪いくせというのは,だらしないテーブルマナー
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