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確かな導きにしたがって歩むものみの塔 1984 | 3月15日
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の賢明な導きを退けたために,世はひどい混乱状態にあるのです。世は腐敗に食い尽くされ,暴力に引き裂かれています。これは人生の道筋において自らの歩みを導こうとした人間の愚かな努力の結果です。その愚かな行為は,遠い昔にエバが神の導きに従う代わりに自ら正邪を決めたいと思った時に始まりました。
この愚かな行為が大人の世界にもたらした問題だけでは不十分だと言わんばかりに,現代の多くの教育者たちはそうした道こそ子供を育ててゆく道だと考えています。非指示的教育というのがそうした教育者たちの方針です。何を学ぶべきか子供たち自身に決めさせ,子供たちに自らの歩みを導かせ,どんな状況のもとでも懲らしめを与えてはならないというのです。そうした人々は,懲らしめを与えると子供たちが気落ちして欲求不満に陥ると考えているようです。これほど真理からかけ離れた考えはありません。
コスモポリタン誌に載せられた,そのような教育者を非難する一記事は次のように述べていました。「もっとひどいのは,教えることが教師の役割であるとは考えない教師たちさえいることである。……集団力学の微妙なバランスをくずす恐れがあるので,教師はどんな意見や考えをも言い表わそうとすべきではなく,教師が次第に消えていくことが理想とされている」。
子供たちには自らを導く能力がありません。子供たちには,自分たちに導きを与え,自分たちのために決定を下し,何にもまして自分たちに懲らしめを与える大人が必要です。子供たちは自分たちにとって良いものを認識するにはまだまだ未熟なのです。大人が賢明な導きを必要としていることが世界情勢から明らかなのであれば,子供たちにはその必要はさらに大きいと言わなければなりません。
神の導きを求めなさい
自らの人生の歩みを選ぶのは各自の自由ですが,聖書の知恵による導きを拒むなら,それは自分にとって最善の益となる選択にはなりません。神のみ言葉の助言に留意することによって自らの歩みに神の導きを受けることが,短い寿命を定めのない時まで延ばす唯一の方法なのです。「我が子よ,聞いて,わたしのことばを受け入れよ。そうすれば,あなたのために命の年が多くなる。わたしは知恵の道をあなたに教え諭し,廉直の進路をあなたに踏み進ませよう。あなたが歩くとき,あなたの歩みは狭められず,あなたは走っても,つまずかないであろう」― 箴言 4:10-12。
人生とその諸問題に関する最も偉大な専門家から賢明な助言と導きを受けるようにしましょう。神はご自分の臣民をご存じです。あなたにとって何が最善であるかを知っておられるのです。自分の歩みが神の知恵によって導かれているなら,人生の数多くの落とし穴に陥らずにすみます。神の導きを退ける人々に臨む問題や心痛を味わうことはありません。神は書き記されたご自分のみ言葉を通して,「わたしに歩むべき道を知らせてください」と述べてダビデ王の求めたものをあなたにも与えてくださいます。―詩編 143:8。
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確証ものみの塔 1984 | 3月15日
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確証
アメリカの新聞編集者,チャールズ・A・デーナは聖書についてかつて次のように述べました。「古くて偉大な本,聖書は依然として有効である。そしてこの古い地球は,そのページをいわばめくって,それについて考えれば考えるほど,聖書の内容を支持し,例証するものとなる」。
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