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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
塔64 5/15 309–311ページ

聖霊に満たされて大胆に神の言を語る

― 1964年度エホバの証者の年鑑から

アルゼンチン

最高伝道者数: 9,754

人口: 20,956,000

比率: 2,148人に1人

新築のベテル・ホームと支部事務所は,監督や特別開拓者の勉強の場所ともなりました。すでに135人が御国宣教学校の課程を終えましたが,学生のすべては,ベテルの家族と共に過し,特別の訓練を受けた事を喜んでいます。また,訓練を受けた監督たちは,自分自身,および伝道者一人一人の円熟さの必要を一層強く認識するようになりました。ある会衆では,4月に,伝道者80人のうち20人が休暇開拓奉仕をしました。このように会衆の4分の1もの人が一度に開拓者になったのは,会衆の僕の率先によります。アルゼンチンにおいても,家庭聖書研究をする人の多くが,御国伝道者の招きにこたえて,伝道し,教える仕事に参加するようになりました。それゆえ,伝道者の数は,前年度に比べ10パーセント増加しました。昨奉仕年度中に,エホバの証者がこの地で証言に費した時間は1,748,683時間に上り,最大の証言が行なわれた事になります。平均して,毎週9,213の聖書研究が司会されました。支部の僕から送られた経験のうちいくつかを次に紹介します。

「さあ,前に主の言葉を伝えたすべての町々にいる兄弟たちを,また訪問して,みんながどうしているかを見てこようではないか」というパウロの言葉どうりに語った3人の開拓者の姉妹には,大きな報いがありました。その経験は次の通りです。

3人の任命地から4時間ほど離れた村に,数人の予約者がいましたが,それまでは手紙によって多少の連絡がとられていただけでした。3人の姉妹はこの人々をもっと助ける事を考え,村まで遠出をしました。3人がとくに心にとめていた予約者の一人は,開拓者が訪ねて来た事を非常に喜び,数日の間一緒に伝道し,12時間働き,予約を1つ得,28冊の雑誌を配布しました。

しかし,「羊」に愛をもたない偽りの羊飼は,旧来の否定的な態度でこれにこたえようとしました。すなわち「羊」をおどそうとしました。しかし,なんの効果もありません。拡声器をつけた自動車が村を回り,証者の話を聞かないようにと宣伝されたにもかかわらず,20以上の家庭聖書研究が始まり,その日曜日,村で初めて開かれた「ものみの塔」研究会には,17人もの人々が出席しました。しかも,出席者のすべてが討議に参加しました。

4年ほど前,V ― 町のバスの停留所にいた一人の婦人は,いかにも不安気に,世界の終りが来るというのは本当ですかと,特別開拓者の一人にたずねました。(何年何月に世界は終ると言った者がいた)開拓者の姉妹から,聖書に基づく説明を聞いたその婦人は非常に喜び,いつかS ― 町の自分の家に訪ねてくれるようにと頼みました。特別開拓者二人が訪ねると,すぐに彼女が出てきて迎えいれ,しばらく滞在してゆくようにすすめました。「ものみの塔」研究もその家で開かれました。婦人は聖書の話を喜び,姉妹たちから夜のふけるまで説明を聞きました。今,婦人とその娘さんは,勤勉に聖書を学んでいます。

巡回の僕からの報告。「協会からの連絡に従って女の人の家を訪ねましたが,仕事に行って留守でした。勤め先をたずね,エホバの証者であることを知らせると,彼女は,『あゝ,兄弟!』と言いました。

「彼女が協会に手紙を書いたことにより,自分たちがここに派遣されてきた事を伝えると,彼女は伝道に行ってみたいけれど,やり方もわからないし,使う文書もないと言いました。その後仕事を終えてから,彼女は自分の持っている本を見せてくれました。それは,『楽園』の本と聖書でしたが,いずれもよく読んでありました。それらは,初め,彼女の友だちの家庭に配布されたものです。彼女は『楽園』の本にはよく通じていましたが,『ものみの塔』その他の出版物については知りませんでした。私たちは勉強の仕方を説明し,また『奉仕者になる資格』第44課『家から家の宣教』の要点を伝え,さらに,野外奉仕で使う簡単な証言を教えました」。

それ以来協会は,この羊のような人から手紙を2回受け取っています。また良いニュースとして,二人の姉妹が彼女の町に行って休暇開拓奉仕をし,彼女の伝道を助けました。

ボリビア

最高伝道者数: 552

人口: 3,556,000

比率: 6,442人に1人

ボリビアは南米のアンデス山岳地帯に位置しています。そこに住むインディアンやスペイン系住民にも良いたよりを宣べ伝えねばなりません。昨奉仕年度中に,伝道者の数がはじめて500人台に達し,552人の最高数が得られたのは,喜ばしい事です。奉仕時間においても,雑誌配布,新期予約,聖書研究活動においても,大きな活動の1年となりました。そのすべてが大幅な進歩を物語っています。支部の僕から送られた興味ある経験を次にのせましょう。

忍耐強く自分の区域で伝道している一人の兄弟からの手紙。「その家を訪ねたのは,4度目でした。いつでも断わられたのを覚えていました。しかし,今度は,どんな理由があるのか,出て来た男の人は私を中に招き入れました。彼の妻は不在をよそおって出てきませんでしたが,戸のかげで私の聖書の話を聞いているのがわかりました。その後,ふたたび訪ねると,主人と奥さんがそろって待っており,聖書や私たちの仕事についてたくさんの質問をしました。ひととおり話し終えた時,二人は,こんなに整然とした説明を聞いたことはない,と言いました。二人が所属するカトリック教会でもそうした話を聞いた事はありません。これが真理だと二人は認めました。研究が始まって2ヵ月後に,二人は伝道を始め,集会に出席し始めました。その後私は,なぜこの二人が4度目に訪ねた時に真理を受け入れたかを知りました。そのころ二人は結婚生活上の問題のゆえに離婚を考えていました。真理を聞いて問題はすっかりなくなりました。以前の二人の生活を知る近所の人たちは,エホバの証者が来るようになってから,すっかり変わったと言っています。神の言葉を学んで,夫と妻それぞれに対する神の要求を互に知ったことにより,今は幸福に仲良く生活するようになった,と夫婦は言っています。二人はバプテスマを受ける事を計画しています」。

コロンビア

最高伝道者数: 3,038

人口: 15,097,640

比率: 4,970人に1人

コロンビアのエホバの証者は,正しく拡大の組織です。過去7年間,年々20パーセント以上の増加を続けてきました。「あなたがたがひとり残らず,最後まで望みを持ちつづけるためにも,同じ熱意を示し,……信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように,と願ってやまない」,とのパウロの勧めに従い奉仕年度を通じて,毎週の定期的な奉仕の大切さがいつも強調されました。(ヘブル 6:11,12,新口)しもべたちが模範を示すなら,伝道者も熱心に奉仕する,と支部のしもべは語っています。コロンビアから送られた興味深い経験をいくつか紹介します。

一善意者の夫は,自分のアパートで勉強する事に反対しました。婦人はどこか他の場所で勉強することにしました。彼女が集会に行き,野外奉仕に参加し始めると,さらに反対が加わりましたが,それも克服されました。しかしもう一つ,もっと大きな障害がありました。9歳の娘がありますが,小児麻ひであり,その子一人を家に残しておくわけにはゆきません。それが妨げとなりましたか? そうではありません。婦人は,過去数ヵ月間,定期的な伝道者であり,たえず自分の奉仕活動を改善して,宣教のすべての分野にたずさわっています。彼女は娘を腕に抱いて集会や奉仕にきます。

コロンビアでは,証言を待っている土地の一覧表を作っています。ヴェネズエラ国境に近いM村はその一つです。会衆の伝道者二人がそこに移住し,できるかぎりの証言をしましたが,仕事は多く,援助が必要でした。そこに特別開拓者の夫婦が派遣されました。はじめてその村を訪ねた巡回の僕の報告は次の通りです。「3ヵ月後には41人の人が集まっており,活発な群ができあがっていました。また,5人の伝道者がいました。特別開拓者は親切で謙遜な兄弟であり,まだここには数ヶ月しかいませんが,他の宗教は一切排除しようとの教会の運動にもかかわらず,開拓者の仕事は一般から良い評判を得ています。

太平洋岸の港町B市について,巡回の僕の報告。「町の雰囲気は絶好であり,群は急速に拡大しています。証言は実に楽しく,家から家への奉仕は容易です。教会は少しも反対しません。C姉妹の研究している人の一人が,受け取った雑誌を教会の司教に見せたところ,司教は,『このような建設的な雑誌を,町の人がもっと読むようになればと願っています』と言いました」。

7月2日,ニューヨーク大会出席の一行115名のうち,84名を乗せた貸切り機が飛び立った時,バランキラ飛行場には数百人の兄弟が集まりました。一行が見聞きしてきた事は今なお,コロンビアの各地で語られています。ニューヨーク大会の様子はニュース映画となり,賛辞をまぜたスペイン語の解説をつけて各地で上映されました。

ノルウェー

最高伝道者数: 3,944

人口: 3,655,000

比率: 927人に1人

経済的な繁栄がすゝむにつれ,人の生活は物質主義的な傾向に強く支配されるようになり,そのわなにおちた兄弟もありました。しかしながら,神の国を第一にする人々は,豊かな祝福を見ています。周囲の社会がどれほど繁栄しても,それによってこの人々が神のみ心を行なう事を止めるわけではありません。しかしこの点は,すべての人が注意しなければなりません。ノルウェーは物質主義の力を感じ始めています。ノルウェーの支部は興味ある経験をいくつか送ってきました。

家族の全部が同じ時に休暇開拓者になれますか。ストックホルムの国際大会に出席した一家族は,その帰路,そろって開拓奉仕をしました。その家族は,父親と母親の他,18歳,15歳,13歳,それに1歳の赤ん坊を加えて4人の子供たちです。家族のうち5人が,1日2時間から6時間奉仕し,交替で下の子の世話を見ました。父親が協会に宛てた手紙は次の通りです。「私たち家族にとっては最も理想的な休暇になりました。他の方々にも,休暇に休暇開拓奉仕をなさるよう是非すゝめます。こんなに楽しい休暇は初めてでした」。

次の経験は,夫の反対にあう妻が,信仰をもって耐え忍ぶ事の必要さをよく物語っています。その忍耐によって,夫の目が開く事さえあります。特別開拓者の姉妹から手紙がきました。「一人の婦人と家庭聖書研究を始めましたが,『神を真とすべし』の本を二,三度勉強したところ,婦人はこれが真理である事をはっきり認め,間もなく集会にいつも出席するようになりました。しかし彼女のご主人はこれを喜ばず,勉強を止めさせようとしました。彼女は友好的な仕方で協会の出版物を読んでみる事をすゝめましたが,ご主人は雑誌に手を触れようともしませんでした。しかしご主人が一つ気付いたのは,彼女がいつも変らぬ熱心さで研究を続けている事でした。ある晩ご主人は,自分も読んでみるべきではないかと考え,『神を真とすべし』を開きました。自分がそれまで信じていた事とそこに書いてある事との大きな相違に気付いたご主人は,その本を終りまで読み通し,さらに協会の最近の本をすべて求めました。ご主人も会衆の集会に出席するようになり,その町で開かれた巡回大会にも二人そろって出席しました。ご主人は,妻と共に真理に進歩したいから,自分が出席できる時間に家庭聖書研究をしてほしいと私に頼みました。二人は間もなく真理を他の人々に語ることの大切さを知り,婦人は4月に奉仕を始めました。ご主人は神権宣教学校に参加し,6月には,奉仕を始めました。そして,夏のストックホルムの国際大会には,私と共に,二人そろって出席しました」。

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