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良いたよりを伝える ― 効果的な再訪問を準備する王国宣教 1975 | 2月
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良いたよりを伝える ― 効果的な再訪問を準備する
1 正しい気質を示す人に再訪問を行なうことはわたしたちの野外奉仕で最も楽しい,産出的な部分です。しかし多くの兄弟たちはどのように進めてゆくか,再訪問で何を言うか確信を持っていません。もしわたしたちが真理の種を植え,水を注ぐ努力をするなら,エホバがこのような努力を祝福して,関心を示す人々が霊的に成長するように助けてくださるということを知るのは励ましです。―コリント第一 3:6-9。使徒 16:14,15。
2 効果的な再訪問の準備を始めるのは,あなたがまだ最初の訪問を行なっている時です。家の人の名前を覚えるようになさってください。どんなことに関心があるのか,信心深い人かどうか,どんな宗教に属しているか,あなたが話し合ったどんなことがその人に関心あるように思われるかを知るため,家の人の答えに注意深く耳を傾けてください。多分その人は地が楽園になるのを見たいと思うものの,どのようにそうしたことが起きるか理解できないといった意見を述べるかもしれません。あるいはそんなことが起きるまで自分は決して生きていることはないというかもしれません。こうした点は,次に訪問する時その人にどのように近づくか導きを与えます。
3 それで訪問が終わった時,忘れないうちに家の人の名前や,再び訪問する時助けになると思われると感じられる幾つかの点を書き留めるために,時間を取ってください。例えば,その人につき,あるいはその人の家族につき何を知っていますか。その人は家族のだれかが病気だとか,家族が直面しているいろいろな問題につき述べるかもしれません。再訪問をする時に,その人の健康やその人が述べた問題につき尋ねてください。このようにして,あなたは,その人やその人の家族に対するあなたの個人的な暖かい関心を示し,その人は自分の永遠の福祉に対するあなたの関心は真実のものであることを理解できるでしょう。これは友好的な基礎に立ってさらに話し合いを行なって行くための戸口を開く助けとなるでしょう。同様に,わたしたちの音信が家の人にどのように助けとなり,適用できるかを示すことができるなら,それは自分の生活におけるその重要性を認識するよう助けることでしょう。
4 再訪問を行なう上で「行なう」事柄,「行なわない」事柄があります。家の人が自分を覚えているかどうか尋ねることは良いことではありません。これは家の人を当惑させることになるかもしれません。普通,ただ自分がだれであるか,そして再び訪ねるという自分の約束を守ったということを告げる方が良いようです。もし再び訪問する時間を打ち合わせておき,その人が家にいなかったのであれば,どうしたのかその人に尋ねてみる必要はありません。しかし,再び家で会えてうれしく思っていることを伝え,話し合いを再び続けることができます。同様に,先回あなたが配布した文書を読んだかどうか尋ねるのは,普通良いことではありません。というのは,時間がなくて読めなかった,と言うことを気持ちよく思わないかもしれないからです。むしろ,興味深い一つの点に言及し,そのことにつきわずかの時間を使って話し合いたいという方がもっと積極的な近づき方です。
5 でもまだ質問が生じます。今何を言うべきでしょう。わたしたちが持っている出版物は,普通,聖書研究を始めることを目標に再訪問を行なうのを非常に容易にさせるものであることに感謝すべきです。あなたは家の人の持っているどの出版物が見本となる研究にふさわしいか知っているでしょう。それであなたはそれに応じて計画することができます。あなたは「少しの時間があれば,どのように聖書を研究するかを示し,あなたがそれをどのように思われるかを知りたいと思っています」ということができるでしょう。自分の書籍あるいは小冊子と聖書を持ってくるように招き,協会の出版物を用いることにより,聖書それ自体の中から重要な質問に対して答えを見いだすことがいかに容易であるかを示してください。あなたが質問を考慮する時,出版物自体に話させるようにし,答えを見いだし,聖句を調べ,節の中から注解を読んでください。このようにして再訪問は難しいものではなく,最も楽しいものとなります。
6 特別な質問に対して,わたしたちは聖書の「話の筋書き」と「すべてのことを確かめよ」を持っており,それは生ずるほとんどの質問に対する,即座の聖書からの答えを備えています。ある伝道者は尋ねられた質問を単にノートに書き留め,家の人にこれらの点につき少し調べた上で,見いだした情報を共に分かち合うために再び訪問したいと告げ,このようにして再訪問をもっと効果的なものにしています。すべての人はこの最も喜ばしいわざにあずかるよう勧められており,それで次にあなたが野外奉仕に参加なさる時にいくつかの再訪問を行なうよう計画なさってください。―コリント第二 3:5。
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神権的ニュース王国宣教 1975 | 2月
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神権的ニュース
◆ 王国会館献堂式が各地で続いています。函館・西175人。名取118人。市原105人。矢板82人。東京・池尻127人。東京・落合175人。小田原170人。三木123人。鳥取124人。東京・長原と旗の台147人。津192人。釧路200人。津久見63人。砂川99人。千葉・東187人。茅が崎225人。
◆ 「王国ニュース」第19号配布の結果,東京支部は2週間で68通の手紙による文書注文を受けました。
◆ 10月中,ブラジルの兄弟たちは6万7,250の予約を得ましたが,これは前年の10月のものを2万2,000も上回るものでした。
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質問箱王国宣教 1975 | 2月
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質問箱
● 「組織」の本の中に述べられている毎週の5つの集会に加えて,会衆内で他の定期的な集会を取り決めることはふさわしいことですか。
一,二の会衆は「組織」の本を研究する集会を取り決めたり,「助け」の本の一部を翻訳して,それを伝道者に説明する集会を開いたりしていることが報告されています。このような集会を取り決めた兄弟たちが非常に良い動機を持っていたことに疑問はありません。しかしこれらの方々は,こうしたことをすることにより協会の取決めに先走っていませんか。もし兄弟たちが毎週の5つの定期的な集会を良く準備し,活発に参加するなら,わたしたちはこれらが,今必要とされている良い,平衡の取れた霊的な食事を備えるのに十分なものであると信じています。これは「忠実で思慮深い奴隷」級が時に応じて召使いたちに食物を備えるための取決めです。(マタイ 24:45-47)なぜ,この取決めに加えようとするのですか。これは伝道者が自分たちの個人的な研究や野外奉仕を切りつめたりすることにより,平衡を欠くことになるかもしれません。「組織」の本が1975年の学校の予定の一部として考慮されるように,もしわたしたちがエホバの組織を待ち望むなら,必要な霊的教訓はふさわしい時に備えられるのです。「助け」の本を個人的に翻訳するよりも,長老たちは,兄弟たちが現在日本語で得られる出版物を十分に用い,集会でこれら出版物が予定される時十分に研究するよう兄弟たちを励ますことはもっと賢明なことであると信じます。これはわたしたちを霊的安全な場所に保つためのエホバの取決めです。
もちろん,兄弟たちが研究を共にするような特別な場合もあるでしょう。長老たちはバプテスマを受けようとしている人々と80の質問を復習することを常に取り決めます。真理にいる家族は毎週の定期的な研究を共に行なうべきです。この場合,この家族が別の一家族を,あるいは近所の一人か二人の伝道者をこの研究に参加するよう招待することに何の異存もありません。もし家族が時々一人の長老をこの研究に招きたいと思うなら,それは大変良いことでしょう。しかし,会衆のいつもの取決めを別として大きな研究グループのような広い招待が出されるようなことがあってはなりません。また,今用いられている出版物,「食物を与える」協会の現在の計画にみなさんの注意を向けるのは賢明なことです。
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