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彼らは指で読む目ざめよ! 1977 | 7月22日
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はこれ以上のものがある!」,「顧みてくださる神がおられますか」,「安全な将来 ― どうすれば見いだせますか」などがあります。これらに加えてものみの塔協会は初級のスペイン語点字の「王国のこの良いたより」という題の小冊子と,「神の新秩序における生活」というパンフレットを用意しています。a
この点訳書は多数の盲人が創造者エホバ神に関する正確な知識を得るのを助けて来ました。その結果,自分の命を神にささげ学んだことを他の人々と分かち合う必要を悟りました。そして障害を抱えているにもかかわらずそれを行なってきました。プエルトリコに住む一人のエホバの証人は,点訳書を用いて他の人々に聖書を定期的に教えています。その人は次のように書いています。「かばんにぶ厚い本をつめ,盲導犬に引っ張られていくわたしがどんなにうれしそうか,見ていただきたいものです。エホバは愛の深い栄光に満ちた神です。わたしたちがどんな障害を抱えていようと,ご自分に仕えるよう用いてくださるのですから非常にあわれみ深い方でもあります」。
点字のキリスト教文書の助けにより,目の見えない人たちもクリスチャン会衆内の責任ある立場に任命されています。その人々は盲目であっても,会衆の集会を司会したり,週ごとの「ものみの塔」研究で節を朗読したりします。点字の筋書を用いて聖書に関する公開講演をする人さえいます。
ほんとうにすばらしいことです。自分の周囲の正眼者の世界と意志の交流を持ちたいという10歳の少年の不屈の願いから,今日ブライユ式点字として知られている用途の多いシステムが生まれ出たのです。指を触れて読むことを学んだ人々には新しい学問の世界が開けました。イザヤ 35章5節(新)の預言的言葉が文字通りに成就するときは,どんなにかすばらしい幸福なときとなることでしょう。その時には「盲人の目は開かれ」ます。しかしありがたいことに彼らはそれが実現するまでそうした貴重な約束について,指で読むことができるのです。
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犯罪の手口をテレビで知る目ざめよ! 1977 | 7月22日
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犯罪の手口をテレビで知る
◆ 米国で最も厳重に守られた刑務所で行なわれた調査によると,多くの受刑者は刑務所内のテレビで見る犯罪番組から次の犯罪のヒントを得ることが明らかになった。調査の対象となった者のなんと90パーセントは,彼らの専門技術を高める新しい方法を実際に知ったと述べている。10人に4人は,最初にテレビで見た特定の犯罪をすでに試みたことがあると語った。ある既決囚はこう言明している,「車を盗む方法,施設に侵入する方法,強盗のやり方,酔っぱらいを打ち倒す方法さえもテレビを見て覚えた」。彼は次のようにつけ加えた。「わたしは午後4時から夜中まで[独房]でテレビを見ながらくつろいでノートをとる。そしていろいろな手口を覚える。そして出所したら同じ手口を使おうとひとり言をいう。ここにいる連中からだれでも10人を選んで聞いてみるといい。皆同じ事を言うだろう。だれでもテレビを見て覚える」。
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