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  • 『こうべを上げ』て救いを知らせる
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
  • 副見出し
  • 人生に対する喜びを得る ― 英国
  • 3歳半の幼児の伝道が実を結ぶ ― メキシコ
  • 年齢はさまたげとならない ― マーシャル諸島
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1969
塔69 3/15 189–190ページ

『こうべを上げ』て救いを知らせる

エホバの証人の1969年度年鑑より

フィジー諸島

人口: 502,956人

伝道者最高数: 321人

比率: 1567人に1人

特別開拓者である一兄弟とその妻および6人の子供の例から,神権的な家族はいかによく協力して働けるかがわかります。父親は,協会の助言がどのように個人的に当てはまるかを理解するように子供たちひとりびとりを援助しながら訓練しました。たとえば,巡回のしもべが会衆の活動において再訪問を強調したとき,父親はどのように子供がそのわざに参加できるかを討議し,ひとりびとりに目標を定めました。14歳,12歳,そして10歳の子供は1週間に3つの再訪問を,8歳の子供は毎週二つの再訪問をすることにし,年下の二人はもう少し大きくなるまで免除されることにしました。

何日かののち,子供たちは集まって話し合い,やがて父親に一つの提案を持って行きました。家は村の学校から二,三百メートルしか離れていないので,子供たちは昼になると食事のために家に帰り,食後に家族で聖書を読むのを習慣としていました。そこで子供たちは,聖書の朗読を夕食の時に移してもらえるかどうかを尋ねたのです。そうすれば,昼食後,学校に急いでもどって,関心のある学友に再訪問を行なえるというわけです。父親は喜んで同意しました。その結果,年上の3人の子供はそれぞれ二つの研究を,8歳の子は一つの研究,母親は4つの研究を司会し,父親は一番多く7つの研究を司会しています。こうして,この一家族は今では18の研究を司会し,神権的に一致した家族がいかに多くを成し遂げられるかを示しています。

巡回大会が近づいてきたとき,父親はできれば研究生も一緒に行くことを励ますようにと子供たち全員に伝えました。そして二つの研究でこのことに成功しました。子供たちは研究生の親たちとその旅行の段取りを話し合い,こうして子供たちの宣教は実を結びはじめたのです。また大会で子供たちが食事や飲み物に使うお金はみな自分のこづかいから出されました。父親は銀行に預金する仕方を子供たちに教え,大会に先立つ数か月のあいだ,自分が支払って得た雑誌の中から子供たちに証言用の雑誌を与えました。そして毎週土曜日,子供たちは雑誌を配布して受け取った寄付を銀行に預けたのです。こうして大会が訪れた時,子供たちは自分の必要とするものをすべて整えていました。子供でも神権的な活動において率先するように訓練できます。そして訓練されるなら,子供は大きな証言を行なえます。

人生に対する喜びを得る ― 英国

次に述べる経験は,若い伝道者が聖書研究のわざにおいて目標に達することを励ますものでしょう。1軒の家で13歳の姉妹はある婦人に招じ入れられました。そして小児麻ひのために生きる喜びを失ったまま成人した娘に話をしてほしいと頼まれました。その姉妹は寝たきりの婦人にじょうずに証言しましたが,最初病人は,聖書について良く知っているし,いつも読んでいると述べるのでした。しかし少女が聖書を開いて説明するにつれ,病人は自分の知らない事柄がたくさんあることに気づいたのです。若い証人は聖書研究を取り決め,再び訪れることを約束しました。伝道者が帰って行ったとき,小児麻ひの娘は泣きました。少女が差し伸べた希望にあまりに感激したからです。とはいえ証人が約束どおり再び訪れるかどうかを心配していました。しかし少女は約束を守りました。研究が定期的に司会され,小児麻ひの娘は信仰を持つにつれ,自分のいだいている希望を他の人に語りたいと願うようになりました。その母親は不幸にして全然字の読めない人でしたが,その母親からまず始めてはどうかと少女は提案しました。こうして小児麻ひの娘は本を読んで母親と研究を始め,今では二人とも,献身の段階にまで進歩しています。かつては希望を失っていったこの婦人は,神のみことばの真理のおかげで,人生に対する新たな喜びをいだき,母親とともに集会に出席するだけでなく,できるときには家から家への奉仕にも参加しています。確かに若い人々もエホバに用いられて,すばらしい方法でエホバに奉仕できるのです。

3歳半の幼児の伝道が実を結ぶ ― メキシコ

ある理髪師は3歳半の男の子から真理を学びました。その子供は親に連れられて理髪店に来ましたが,散髪のため一人だけその店に残されました。その店の理髪師はみなその子供の親がエホバの証人であることを知っていたのでからかいました。しかしその散髪にあたった理髪師は,この子供がはたして聖書を知っているかどうかをためしてみようと考えました。それで,何か聖句を知っているかと尋ねたところ,子供は無邪気なことばで,「はい,『小さな地』と,『小さいともしび』,『小さな男の子』,それに,『知恵』と,『よろい』それから『おとうさん』について書いてある聖句を知ってるよ」と答えました。そして,エペソ書 6章11,12節を手始めに,いくつかの聖句を引用したので,理髪師は驚いてしまいました。それから子供は,「今から『小さい地』のことを話しますよ」,と言って,マタイ伝 5章5節を引用しました。理髪師はこの聖句から深い感銘を受け,また引用された他の聖句も覚えました。そして,自分よりもこの子供のほうが聖書についてよく知っていることに感心させられました。それで彼は次に聖書を求めることにしました。そして聖書を手に入れてから,子供が引用した聖句を見つけようとしましたが見つかりませんでした。そこで,その子供の親をさがし,やがて研究が始まりました。また,家族からの迫害を受けましたが,それに耐え,聖書に一致した生活をするために結婚の正式な届け出を行ない,昨年4月,エホバに献身しました。このすべては,『小さな地』に関する聖書のことばが産出的な良い土にまかれた結果です。

年齢はさまたげとならない ― マーシャル諸島

偽りの宗教に帰依している年配の人々も,エホバのみことばの強力な真理によって,真の崇拝の慣行と大いなるバビロンのこの世的な慣行との区別が明確にされると,バビロン的な束縛から解放されます。一人の宣教者は年配の男の人と研究していましたが,その進歩がたいへん遅いと感じていました。そして機会のあるごとに,宣教者は聖書の教えと人間の宗教の教えとを対照し,特に,キリスト教国のプロテスタントの宣教師によってマーシャル諸島に持ちこまれた非キリスト教的な慣習を指摘しました。マーシャル諸島の人々は祭日の行事を熱心に支持し,自ら参加しており,教会はクリスマスの行事を利用して収益を図っています。クリスマスになると,教会の代表者が人々の家を訪れ,家の人がプロテスタントの信者であろうとなかろうと,約5ドル(1800円)ないし10ドル(3600円)を要求します。教会員はクリスマスの時期になると,牧師のために食事や衣服を多量に携えて行くしきたりに慣れていますが,自分たちは質素な生活を送っています。そして一般の人々は,『受けるよりは与えるほうがさいわいである』ということばを思い起こさせられるのです。たくさんの枝はついていますが葉の1枚もないクリスマスツリーが教会内に立てられ,教会員は枝にドル紙幣をつるすようになっています。

キリスト教国のこうした慣行を観察し,エホバの証人が異教の祭日やこの世の行事に参加しないことに気づいたその人は,「どうして違うのですか」と宣教者に尋ねました。そこで「すべての事を確かめよ」(英文)の本の「祭日」の項目を研究し,彼がキリスト教国におけるこの世的な慣行が聖書に反しており,それで大いなるバビロンを出る必要を悟りました。こうしてそれまでの教会に行くのをやめて,御国会館の集会に出席しはじめました。教会の仲間から教会に来ない理由を問われた時,次のように答えました。「長年のあいだ教会に寄付をしてきたにもかかわらず霊的な食物に飢えてきたことを考えると,教会にもどるべき理由などありますか。でも今は満足しています」。最近の巡回大会でバプテマスを受けたこの人は,今では宣教に活発に携わっており,二つの家庭聖書研究を司会しています。

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