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  • 「御名があがめられますように」― それはどのような名ですか
    神のみ名は永久に存続する
    • これらすべてから明らかなように,神のお名前が何であるかを知るのは重要なことです。あなたは神の固有のみ名をご存じですか。

      神のみ名は何か

      驚くことに,キリスト教世界の諸教会の幾億を数える教会員の大半はこの質問に答えるのにおそらく困難を感じるでしょう。神のみ名はイエス・キリストです,と答える人がいるかもしれません。しかしイエスは,「わたしは,あなたが世から与えてくださった人々にみ名を明らかにしました」と言われた際,自分以外の他のだれかに祈っておられました。(ヨハネ 17:6)子が父に語りかけるように,イエスは天におられる神に祈っておられたのです。(ヨハネ 17:1)『あがめられる』つまり『神聖なものとされる』べきなのは天の父のみ名でした。

      しかし,現代の多くの聖書にそのみ名は載っておらず,教会でもそれはまれにしか用いられません。ですから,『あがめられる』どころか,そのみ名は聖書の幾百万もの読者にとって縁のないもののようになっています。聖書翻訳者たちが神のお名前をどのように扱っているかを示す例として,み名の出てくる節を一つだけ考慮してみましょう。詩編 83編18節を取り上げますが,四つの異なった聖書の中でこの聖句がそれぞれどのように訳出されているかを以下に記します。

      「主という名をおもちになるあなたのみ,全地をしろしめすいと高き者であることを彼らに知らせてください」。(日本聖書協会 口語訳)

      「こうして彼らが知りますように。その名,主であるあなただけが,全地の上にいますいと高き方であることを」。(新改訳)

      「ヤーウェと名のる あなただけが,全地において いと高き者。それを かれらに思い知らせよ」。(カトリック・フランシスコ会訳,1968年)

      「然ばかれらはエホバてふ名をもちたまふ汝のみ全地をしろしめす至上者なることを知るべし」。(日本聖書協会 文語訳)

      これらの訳の中で神のお名前はなぜこのように異なっているのでしょうか。主,主,ヤーウェ,エホバのどれが神のお名前なのでしょうか。それとも,これらすべてをみ名として受け入れることができるのでしょうか。

      その答えを得るには,聖書がもともと日本語で書かれたのではないということを覚えておかなければなりません。聖書筆者たちはヘブライ人であり,そのほとんどの部分を当時のヘブライ語やギリシャ語で書きました。わたしたちのほとんどはこれら古代の言語を話しません。それでも,聖書は数多くの現代語に翻訳されてきましたから,わたしたちは,神の言葉を読みたいと思うとき,それらの翻訳を用いることができます。

      クリスチャンは聖書に深い敬意を抱いており,『聖書全体は神の霊感を受けたものである』ことをそのとおりに信じています。(テモテ第二 3:16)ですから,聖書の翻訳には重い責任が伴います。仮にだれかが聖書の内容の一部を故意に変えたり省いたりするなら,その人は霊感によるみ言葉を改ざんしていることになります。そのような人には,聖書の次の警告が当てはまるでしょう。「これらのことに付け加える者がいれば,神はこの巻き物に書かれている災厄をその者に加えるであろう。また,この預言の巻き物の言葉から何かを取り去る者がいれば,神は,命の木から……彼の分を取り去られるであろう」― 啓示 22:18,19。申命記 4:2も参照してください。

      ほとんどの聖書翻訳者は疑いなく聖書に敬意を抱いており,その内容を現代の人が理解しやすいものにしたいと誠実に願っています。しかし,翻訳者たちは霊感を受けてはいません。また,大半の翻訳者は宗教上の事柄について独自の強い見解を抱いています。また,個人的な考えや好みに影響されることもあります。人間的な間違いを犯したり,判断を誤ったりする場合もあります。

      ですから,次の幾つかの重要な質問をするのは当を得たことです。神の本当のお名前は何ですか。また,さまざまな聖書翻訳が神のみ名として異なったものを挙げているのはなぜでしょうか。これらの質問に対する確かな答えを得た後に,神のみ名の神聖なものとされることがなぜそれほど重要なのかという初めの問題に戻ることができます。

  • 神のみ名 ― その意味と発音
    神のみ名は永久に存続する
    • 神のみ名 ― その意味と発音

      聖書筆者の一人は次のように問いかけました。「だれが両の手のくぼみに風を集めただろうか。だれが水をマントに包んだだろうか。だれが地のすべての果てを起こしただろうか。その者の名は何というか。その子の名は何というか。もしあなたが知っているなら」。(箴言 30:4)わたしたちは神のお名前が何であるかをどのようにして知ることができますか。これは重要な問いです。創造物は,神が間違いなく存在されることを裏付ける強力な証拠となりますが,神のみ名については何も告げてくれません。(ローマ 1:20)事実,創造者ご自身が告げてくださらなかったなら,わたしたちに神のみ名は決して分からなかったでしょう。神はご自身の書物である聖書の中にそれを記してくださいました。

      ある有名な出来事の際,神はご自身のみ名を宣明し,モーセの聞いている所でそれを繰り返されました。モーセはその出来事を記録し,その記録は聖書の中に保たれて今日に伝わっています。(出エジプト記 34:5)神はご自分のみ名をご自身の「指」で書き記すことさえされました。神はモーセに,今日わたしたちが十戒と呼ぶものをお与えになりましたが,そのとき神は奇跡的な方法でそれを書き記されました。記録にはこうあります。「さて,シナイ山の上で彼と話すことを終えると,神は証の書き板二枚をモーセにお与えになった。神の指によって書き記された石の書き板であった」。(出エジプト記 31:18)十戒にはもともと,神のみ名が8回出てきます。(出エジプト記 20:1-17)このように,神ご自身が,言葉と書き物の両方によってそのみ名を人間に啓示されました。では,そのお名前はどのようなものですか。

      ヘブライ語でそれはיהוהと書きます。四文字語<テトラグラマトン>と呼ばれるこの四つの文字はヘブライ語では右から左に読み,多くの現代語のアルファベットでYHWHまたはJHVHと書き表わされます。これら四つの子音字で表わされる神のみ名はもともとの「旧約聖書」つまりヘブライ語聖書中に7,000回近く出ています。

      そのお名前は,「なる」という意味のヘブライ語の動詞ハーワー(הוה)の変化形で,実際には「彼はならせる」という意味を持っています。a このように,神のみ名は,神がご自分の約束を漸進的に成就し,たがうことなくご自分の目的を果たす方であることを示しています。このような意義深い名を持つことができるのは唯一まことの神だけでしょう。

      前章(5ページ)に挙げられているように,詩編

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