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性病による汚染に警戒しなさい目ざめよ! 1972 | 5月8日
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にしたがう下等動物のまねをするようにはつくられていない。動物は本能のままに行動しても害をこうむらないが,人間はそうはいかない。犬は性病にはならない。
結婚外の性関係は神の怒りを引き起こすことを聖書ははっきりと強調している。(ガラテヤ 5:19-21。マタイ 15:18-20。コリント前 6:9-11。黙示 22:15)献身したクリスチャンであると公言しながら,そのような放縦な行ないをする者はまた,神の会衆に敵対することになり,会衆から排斥もしくは追放される結果になる。ふしだらな性関係にふけることは相手に対しても罪を犯していることになる。淫行や姦淫は必ず相手を要するからである。―コリント前 5:1-13。
また,不義の関係にふける者は,性病に汚される危険があるために,自分自身のからだに対しても罪を犯している。(コリント前 6:18)賢明な王ソロモンはその愚を実に鮮やかに描写している。「多くの婉言をもて惑し,口唇の諂媚をもて誘へばわかき人ただちにこれに随へり,あだかも牛の宰地たにゆくが如く,愚なる者の桎梏をかけらるるためにゆくがごとし遂には矢その肝を刺さん鳥の速かに羅にいりてその生命を喪ふに至るを知らざるが如し」― 箴言 7:21-23。
いつまでもつづく身体的な害をこうむる危険がある。それは肉体ばかりでなく,結婚の幸福をさえそこなう。結婚するまで性関係をもたないようにすれば,結婚後の関係は水準の高いものになるだろう。また互いに相手に対していっそう貞節を保てるようになるであろう。「社会学上の研究で,婚前交渉または姦淫が結婚を幸福にすることを示したものはひとつもない」とよく言われるが,そのとおりである。
それに,見のがしてならないのは,不義の関係はしばしば次の世代に対して罪を犯す,ということである。昨年アメリカでは300件に近い先天性梅毒が報告された。また,性病による汚染がもたらす流産,死産,失明,不妊症などもみな,生まれ出る者に対する罪ではなかろうか。
言いのがれることはできない。神のことば聖書は真実である。聖書は結婚外の性関係を罪とし,「罪の払う価は死なり」と述べている。そしてさらに,「自ら欺くな,神は侮るべき者にあらず,人の播くところはその刈るところとならん。己が肉のために播く者は肉により滅亡を刈りとり,御霊のために播く者は御霊によりて永遠の生命を刈りとらん」と警告している。―ロマ 6:23。ガラテヤ 6:7,8。
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鳥のように食べる目ざめよ! 1972 | 5月8日
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鳥のように食べる
● 普通,鳥はほんのすこし食べるだけで生きてゆけると考えられている。事実,少食の人を評して,「鳥のように食べる」ということばがある。しかし実際には,鳥は生きるためにたくさん食べる必要がある。あるシジュウカラは尺取り虫のたまご5,500個以上を一日に食べたことが観察されている。1羽のコマドリは1時間に虫を15匹見つけて食べてしまった。また,あるキツツキは毎日3,000匹のアリを食べた。ひな鳥の中には,卵からかえって6週間たつまで毎日,自分の体重ほどの量のえさを食べるものもある。たとえば,あるフクロウのひなが一度に6匹のハツカネズミをむさぼるのが観察された。それで,親鳥が自分の食べるえさだけでなく,巣いっぱいのひな鳥のためのえさをも毎日供給する仕事のことを考えてもらいたい。
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