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  • 鳥の飛翔の奇跡
    目ざめよ! 1978 | 4月22日
    • 驚嘆すべき造り

      鳥が飛ぶように造られていることは,その骨格や羽を見てもよく分かります。鳥には肩の関節につながる上腕と二本の骨から成る前腕があります。翼は上下に自由に動き,またねじれるような骨組みになっています。鳥の胸骨は人間の胸骨のように平らではなく,船の竜骨のような形をしています。ですから,胸骨の両側には,飛翔のための特殊で,ごく強力な筋肉のつく場所があるのです。

      骨そのものも理想的に造られています。その骨は,主に,壁面の薄い管状になっており,大きな鳥の場合には,その中に微細な支柱がかってあります。そのため,骨は非常に軽いながらも,強力な支えになるのです。例えば,翼幅2㍍もあるグンカンドリの骨は,全体で113㌘そこそこです。大きい骨の中には気嚢が収められています。これらの気嚢は肺の付属物,または補助器官で,鳥の激しい活動を維持するのに必要とされる,余分の酸素を供給するのに使われます。

      羽も実にすばらしく造られています。一羽の鳥には,2,000本から6,000本の羽があります。一本一本の羽には,中空の羽幹から枝分かれした幾百もの羽枝が付いています。その羽枝各々は幾百もの小羽枝に枝分かれし,さらにその小羽枝はもっと小さい,釣り針のような小鉤に分かれています。長さ15㌢のハトの羽一本には,約99万本の小羽枝があり,数百万の小鉤が付いているとされています。このすべてが重なり合って,極めて効率の良い,空気を通さない翼面を成すのです。それは,軽くて,熱を逃がさない,防水性の翼面です。羽はまた,余計な重量をほとんど加えずに,翼の面積を大いに増やします。

      翼の羽は主に三つの種類に分類されます。最も大きい初列風切り羽は,翼の先端にあり,方向を変える際や羽ばたく際に重要な役割を果たします。猛鳥の初列風切り羽の幅は,真ん中あたりから狭くなります。このため,これらの猛鳥は,自然の気流を一層巧みに利用することができ,ずっと鋭い角度で上昇できるようです。次列風切り羽は前腕部に,三列風切り羽は上腕部に付いています。これらの種類の羽は,飛行の際に各々重要な役割を果たします。

      奇跡,それとも全くの偶然?

      鳥の飛翔についてごく簡単に調べただけでも,人を考えさせずにはおきません。人間は,幾十年にもわたる,集中的な設計,実験,そして知的分析の末,ようやく鳥の飛翔の一面を模倣できるようになりました。それでも,人間は,鳥が本能でする事柄を行なうために,複雑な器具を使わねばなりません。しかも,鳥のほうが人間よりも巧みに同じことを行なえるのです。人間はグライダーを作り,今では超音速ジェット機を製作するまでになってはいますが,推進力と揚力を同時に生み出す,鳥の翼の羽ばたきを正確に模倣することはできません。多くの複雑な要素に依存する飛翔能力を備えた鳥の起源は,一体どこにあるのでしょうか。

      鳥は,何らかの方法で,は虫類から進化したのだと唱える人もいます。うろこが徐々に羽に変わっていったというのです。そうした人々は,歯と長い骨質の尾のある始祖鳥という古代の鳥の化石に注意を向け,これこそ“失われた環”であると主張します。しかし,その際に,数多くの重大な側面が無視されています。は虫類は冷血動物で,大抵の場合,動きの鈍い生物です。一方,鳥は温血動物で,地上で最も活動的な生物です。鳥が飛ぶためには,同時に存在しなければならない,数多くの秩序立った要素が必要とされます。

      始祖鳥には,(羽になりかけたうろこではなく)完全に羽毛で覆われ,すでに十分発達した翼があり,そのうえ木に留まるのに適した特別な足もありました。頭部と頭蓋骨の相対的な割合は,鳥類のそれであり,は虫類とはかなり異なっています。ですから,始祖鳥は,は虫類が鳥に進化したものではありません。

      確かに,空を飛ぶ能力を単なる偶然に帰すことはできません。注意深く調べてみれば,鳥の飛翔が神に源を有することを示す,納得のゆく証拠が得られます。鳥に関するあらゆる事柄,すなわちその流線型の体,大きくて軽い翼,骨の特殊な構造,そして複雑な飛翔に求められるありとあらゆる本能などは,人間よりもはるかに優れた,理知ある設計者の存在を物語っています。そうです,わたしたちは,鳥の飛翔の奇跡のためにも,その方,エホバ神に畏敬の念を表わしたいものです。―詩 148:1,7,10。

  • 竹の歌声楽団から音楽をあなたへ
    目ざめよ! 1978 | 4月22日
    • 竹の歌声楽団から音楽をあなたへ

      フィリピン諸島の「目ざめよ!」通信員

      フィリピン南部のはるかかなたに浮かぶ島々の曲バリタウの調べが,しだいにホール全体に広がってゆきます。それは,ホームシックにかかった放浪者が過ぎ去りし青春と楽しかりし日々を思い起こしているかのような,ピアニシモを帯びた楽しげな調べです。最後の和音がきこえなくなり,皆静まり返ります。

      次の曲は,サロング・バンギ(一夜)という歌の夢見るような和音で始まります。この曲は急速に激しいクレッシェンドへと高まってゆきます。それは,ナイチンゲールの鳴き声に深い眠りから目を覚まし,その鳴き声を求めて窓を開け放した乙女を思わせる調べです。

      百人から成るオーケストラは,たぶんこの国で最もよく歌われる恋歌,ダヒル・サ・イヨ(あなたのために)の演奏で聴衆を魅了します。いつの間にか,自分もその旋律に合わせて鼻歌をうたっているのに気づくでしょう。その調べも消え,歌は終わりました。しかし,聴衆はまだ聞き足りないかのようです。

      あなたは,パンカト・カワヤン,つまり多くの人々が竹の歌声と呼ぶ楽団の演奏を聴いているの

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