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人々がエホバの証人について知りたいと思っている事柄目ざめよ! 1978 | 2月22日
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パンチ: 「自然医学に対する不信」のゆえに輸血を拒否したため,胎児とともに死んだエメククの妊婦についてはどうか。聖書のどこに輸血を拒否せよと述べられているか。
オリー氏: その婦人が自然医学を信頼していなかったとはとても信じられません。もし信じていなかったなら,どうしてその婦人は病院へ行ったのですか。ビールかウィスキーかブランデーを与えられるとでも思っていたのでしょうか。彼女は医療を受けるために病院に行ったに違いありません。エホバの証人は自然医学を信頼していないわけではありません。
さてあなたは,エホバの証人がなぜ輸血を拒否するのかを率直に質問しておられます。神の律法は,盗み,殺人,姦淫,偶像崇拝などを禁じているので,エホバの証人はそうした行為に携わりません。神の律法はまた,血を食べることをも禁じています。エホバは創世記 9章3節と4節(新)でノアに次のように命じておられます。「生きている動く生き物はすべてあなたがたのための食物となるように。緑の草木の場合のように,わたしはそれをすべてあなたがたに確かに与える。ただし,その魂 ― その血 ― を持つ肉は食べてはならない」。
さらに,エホバはご自分の民イスラエルにこう言われました。「『あなたがたのうちいかなる魂も血を食べてはならない。あなたがたの中に外国人として宿っている外人居留者も血を食べてはならない』。……そのためにわたしはイスラエルの子らにこう言った。『あなたがたはいかなる肉なるものの血も食べてはならない。あらゆる肉なるものの魂はその血だからである。それを食べる者はみな断たれる』」。(レビ 17:12-14,新)ですから,これらの聖句に従えば,神は人間が血を食べることを許してはおられません。
イエス・キリストの死後,非ユダヤ人がキリスト教を受け入れるようになったとき,使徒たちはこの,血の問題に直面しました。問題は,エルサレムのクリスチャン会衆の統治体に持ち込まれ,彼らは神の聖霊の助けによって,神のみ言葉に基づく決定を下しました。それはどんな決定でしたか。
使徒 15章28節と29節には次のように記述されています。「というのは,聖霊とわたしたちとは,次の必要な事がらのほかは,あなたがたにそのうえなんの重荷も加えないことがよいと認めたからです。すなわち,偶像に犠牲としてささげられた物と血と締め殺されたものと淫行から身を避けていることです。これらのものから注意深く離れていれば,あなたがたは栄えるでしょう。健やかにお過ごしください」。
ですから,神のご命令に従うエホバの証人は,血を取り入れることから身を避けるのです。緊急事態に臨んだなら,彼らは,食塩水やデキストランなどの血漿増量剤を用います。そのほうが,輸血よりもはるかに安全です。エホバの証人は医療を非とするものではありません。エホバの証人の中には多数の医師や歯科医がいます。ここラゴス市内や他の地域の病院を調べてみれば,エホバの証人が看護婦や薬剤師として働いていることがお分かりになるでしょう。また,医薬品販売店を経営しているエホバの証人がいることがお分かりになるでしょう。しかし彼らは,輸血という広く行なわれている処置に同調するだけのために,神の律法を犯すようなことはしません。
率直に言って,医学の分野で働く人の中に,輸血そのものに危険がないと正直に言える人がいるでしょうか。そうは言っても,これはエホバの証人が主に医学的な理由で輸血に反対しているという意味ではありません。そのような印象を受ける人がいないことを私たちは希望します。私たちが輸血を受けることができない,そうです,受けようとしない基本的な理由は,神のみ言葉がそれを禁じているからです。私たちが輸血を拒否する理由は,根本的に言って宗教的なものです。しかし,血を体内に取り入れることに非常に多くの危険が伴うという事実は,医学的な見地からも,私たちの取る立場が道理にかなっていることを裏付けるものです。
ここナイジェリアにおいてサンデー・パンチ誌が提供してくれたように,エホバの証人の立場を説明する機会が与えられるのは良いことです。お分かりのように,エホバの証人が取っている立場は狂信的でも,不条理なものでもなく,神のみ言葉である聖書の教えに正しく立脚したものです。
宗教指導者たちが偽り伝えたために,エホバの証人の信じている事柄や彼らがそのように信じている理由を,単なる伝聞から正確に知ることを期待するのは間違いです。わたしたちは,書士やパリサイ人から,イエスの信じておられた事柄を正確に知らされることなど期待するでしょうか。
ですから,エホバの証人に関して,またエホバの証人の信じている事柄に関して質問があれば,彼らに個人的に尋ねてみてはいかがですか。エホバの証人は,喜んでお答えするでしょう。
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ハトは魅力的な鳥目ざめよ! 1978 | 2月22日
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ハトは魅力的な鳥
あなたは,大都市の通りを歩いているときや公園を散歩しているときに,ハトの群れを見ることがよくあるでしょう。ハトが,人の手から,あるいはすぐ近くのえさ場でえさを食べているのを見て,人を恐れない鳥だなと感じられたに違いありません。しかしそのほかにも気づいたこと
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