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  • クリスチャンに,世界の変化は可能?
    ものみの塔 1954 | 11月1日
    • ようです。この衣服の上に新しい繕い布をつけることはできないものです。この世界は,神よりも快楽を愛しており,エチオピヤ人がその皮膚を変えることができず,また豹がその斑点を変えることができないように,この世界はその悪い習慣を変えることはできません。そのように努力することは,全然実際的ではないのです。―マタイ 9:16。エレミヤ 13:23。

      この古い世界は改善することができないものなので,神はこの世界を亡びに運命づけています。これは,クリスチャンたちがなぜ世界を変化しようと努力しないかという第4番目の理由です。この世界の天と地は,『火のために貯えられ,裁きの日と不敬虔な人の亡びにたいして保存されている。』『ヱホバはよろずの国に向いて怒り,そのよろずの軍にむかいていきどおり,かれらをことごとく亡し,かれらを屠らしめたもう。』― ペテロ後 3:7,新世。イザヤ 34:2。この古い組織制度を改善するか,または修復しようと努めることは,この古い組織制度に対する神の裁きは正しくなく,私たちは神をしてそれらの裁きを変えさせるべきと思うことです。そのような態度は,アブラハムのように善意の心からなされたとしても,決して成功しないでしよう。アブラハムは善意の心から神を思い止まらせ,ソドムとゴモラを亡ぼさせまいと努力いたしましたが,その努力は失敗したのでした。それで,正義を愛し,永遠の生命という賜物に感謝するすべての人は,この古い世界から逃げるようにと命ぜられているのです。『私の民よ,もし彼女の罪にあずからず,彼女の災いにまきこまれたくないならば,彼女から離れ出よ。』この古い組織制度と共にいることは,その悪をゆるすことであり,その上に来る亡びを当然にうけるでしよう。そのようなことは,全然現実的なものではありません。―黙示 18:4,新世,創世 18:26-32。

      ノアが神の警告を宣べ伝えている時,舟をつくることに専念する代り,洪水前の世界を変えようと努力するのに興味を持つていたとしたら,それは何という愚かなことなのでしよう! もしノアがそうしたならば,彼は洪水で死んでしまい,私たちは現在生きていないでしよう! ロトについても同じことが言えます。ロトがもしいつまでも言い続けて,ソドムの人々を悪い道から止めさせようと努力し,逃げるのが愚図々々して後れたならば,彼は町の悪とともに,亡し失せたことでしよう! イエスは,ノアとロトの時代と私たちの時代には酷似があると示し,そしてこの古い組織制度から大至急に離れ出ねばならない必要性を強調しました。―マタイ 24:15-20。ルカ 17:26-30。

      さらに,全国家の善意ある人の努力がみな成功して,正直な政府や国家間の平和をもたらすとしても,しかし神の御国がもたらすことができるものとは比較もできないということに注意しなさい。神の御国は,永遠の平和とすべての圧迫の終りは確かであると保証するばかりでなく,いたみ,悲しみ,病気,そして死に終りをもたらし,墓から愛した者たちをよみがえらし,そしてあらゆることにもまして,生活するすべての人々を一致させて唯一つの真の神ヱホバの崇拝に結びつけるのに成功いたします。そのようなことは,全く人間の力や智恵以上のものであり,人間自身の努力では決して実現することのできないものです! ―詩篇 72篇。イザヤ 11:9。使行 24:15。黙示 21:4。

      それでは,このすばらしい御国について人々にもたらされる音信よりも実際的で現実なものは何でしようか? また,遅過ぎない前に御国の側を取るという必要以上に実際的で現実なものは何でしようか? いまその立場を取る人々は,現在であつても新しい世の祝福を前もつて味い楽しんでおります。というのは,新しい世の社会の一部になり,彼らは人々の一つの制度と交るからです。その制度とは,利己的な野心や腐敗を持たず,また人種,色,言語などのための分裂などはなく,そして明白に神の祝福をうけているものです。

      クリスチャンはこの古い世界を変化せねばならぬと神は命令しませんでした。ただこの古い世界に証言せよと命じました。私たちは悪魔を変えることはできませんが,それと同じくこの古い世界をも変えることはできません。この世界は改善することができませんので,神は亡びに運命づけています。私たちの唯一つの安全は,ただ古い世の企てから離れさり,私たちの希望を神の正義の新しい世に置くことです。その新しい世は,天が地よりも高いように,人間のなし得るあらゆるものより,はるかに勝つているものです。

  • ブラジルの宗教的な危機
    ものみの塔 1954 | 11月1日
    • ブラジルの宗教的な危機

      ブラジルの政府が離婚を是認する法律を提案したとき,サオ,パウロの枢機官カルメロは,ローマ,カトリック教会はその問題について政府と戦うであろうと発表しました。ところが,このことから『神父』カラザンス牧師は,ブラジルのカトリック信者は実際にはみな名前の上だけでカトリックの信者にすぎないと認める結果になりました。神父の語るのに,離婚についての政治的な行動も必要であるが,それ以外に必要なのは自分の宗教を行う『真のカトリック信徒』である ― しかし,それらの者は極く僅かな数に過ぎないのです。カラザンス牧師の言うのに,大多数のブラジルのカトリック信徒は,洗礼,結婚そして葬式というような『社会的な場合』に教会と『外交上の関係』を持つているに過ぎないということです。

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