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「助けてください! ゴミがいります!」目ざめよ! 1973 | 1月22日
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だけでは飼料になりませんが,貴重な栄養分を含んだ,添加物になるのは興味深いことです。
調査の結果,40以上の異った微生物が腸にとって貴重なものであることが明らかにされています。普通の飼料やサワーミルクには含まれていない自然のままのホルモン,ビタミン,また酵素などもたい肥に含まれています。農夫たちからの報告によると,“ブタ用のばら土”を添加物として4週間ブタのために使用すれば,通常の鉄分の投与や抗生物質の使用は必要なく,下痢を未然に防ぎ,寄生虫からブタを保護できるとのことです。
用途に関する質問
ごみや下水の沈澱物をいやな廃物と考える代わりに,そうした物をたくわえておき,原料として用いることを奨励する当局者たちがいます。農業はかなり以前にすでに機械化時代に入りました。では,機械の助けを借りてごみを貴重な原料に変えることはどうでしょうか。
オランダは年間20万トン近いたい肥を売ります。ドイツ,フランス,イタリア,そしてスイスなど他の国々のたい肥工場もやはり成功しています。たい肥工場の経営者の中には,とりわけ土壌を再生するために,さらに多くのごみでたい肥を作ることが有益であるとの意見を持っている人がいます。
今までは,ごみをごみ投棄場へ運んで棄てるのがいちばん簡単で安あがりであると一般に考えられてきました。ところがごみの量が急増し,ごみる棄てる余地がだんだん少なくなってきました。そのうえ,ごみはわたしたちの環境とか海や川にとって危険なものです。その理由から,ますます多くの場所において人々は次の質問に直面しています。ごみはほんとうにいやな,そして危険な廃物でしょうか,それとも,貴重な製品を生産するのに用いられるでしょうか。
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やけどの手当て目ざめよ! 1973 | 1月22日
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やけどの手当て
● 最近,一通の手紙が当「目ざめよ!」誌の発行者に送られてきました。その手紙は,アメリカのウィスコンシン州に住む一読者からのものでした。その人は次のように書いています。
「先週の日曜日のこと,わたしの妻がコーヒーを沸かして,こし器を取りはずしたさいに,それを落としてしまいました。コーヒーとコーヒーの出しがらが[娘の]ジュディーの腕全体にかかってしまいました。妻はすばやく娘の腕から出しがらを洗い落としました。それでも娘のジュディーは腕にやけどをしたらしく,とても痛がっていました。わたしは,やけどには冷水がいちばん良いということを「目ざめよ!」誌[1966年10月22日号]で読んだことをおぼえていました。わたしは冷水でしぼったタオルをすぐに娘の腕に当てがい,台所の流しを冷水で満たしました。ジュディーが腕を冷水につけたところ,すぐに痛みが除かれるのを感じたようでした。
「わたしは相当広い範囲にわたってひふが水ぶくれになっているのに気づいたので,かかりつけの医師を呼ぶことにしました。その医師がまずわたしに尋ねたことは,「どんな手当てをしていますか」ということでした。わたしは娘が冷水に腕をつけたと説明しました。『それはよかった』とその医師は言いました。それからその日の午前中にもう一度診察したいとわたしたちは告げられました。その間,ジュディーは腕を水にずっとつけました。あとでもう一度見てもらったときに,その医師は娘の腕にいくらかの薬をつけました。しかしその医師は,わたしたちが水の治療法を知っていたことをとても感心していました。わたしはそのことを「目ざめよ!」誌で読んだことを話しました。その医師は,『それはけっこうなことです』を繰り返すばかりでした。
「わたしはその雑誌が届けられるたびに,それを忠実に読んでいたことを感謝せずにはおられません」。
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