ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 白内障になったらどうすればよいか
    目ざめよ! 1977 | 6月22日
    • 白内障になりやすい年齢になったら,目の定期検診を受けるのは理にかなったことです。US・ニューズ・アンド・ワールドリポート誌に掲載されたインタビューの中で,国立眼科研究所の所長カール・カップファー博士は次のような助言をしています。

      「どんな子供でも,誕生時に,先天性の欠陥がないかどうかを調べるため,目の検査を受けるものと思う。次に三歳半ないし四歳半のときに検査を受けると良いだろう。それで別に問題がなければ,子供が思春期になるまで検査を受けなくてもよい。

      「その後,障害の徴候がないようであれば,40歳代の半ばになるまで定期検診の必要はないと思う。その後,60歳前後になるまで,少なくとも二年に一度は眼科医の検診を受けるべきである。近くのものが見えにくくなるため,眼鏡を変える必要があるからだ」。

      あなたは最近,目の検査を受けましたか。

      白内障の治療法の中では,混濁した水晶体を手術によって除去する方法が最も広く行なわれています。しかし,場合によっては,ある期間手術をしないでも,視力が衰えないこともあります。例えば,非常にまれな例ではありますが,白内障になった部分がごく小さく,水晶体の中央に近いことがあります。それで医師は,瞳孔を開くための点眼液を処方することができます。その結果,光線が水晶体の周辺部から入り,白内障になった部分の“周囲から見る”ことができるようになります。やはり非常にまれな例ではありますが,水晶体の中心部は透明であるのに,その縁の部分が白内障になることもあります。そのような場合,水晶体の中心部により多くの光線を集める特殊な眼鏡やコンタクトレンズを用いることができます。

      しかし,手術によって水晶体を取り除く以外に視力を取り戻す道がない場合はどうですか。それは,危険や痛みの伴う手術ですか。良い視力を取り戻せる見込みはどれほどあるでしょうか。

      “98%成功する”

      「目の働きと調和して生活する」という本は,「白内障の切除は失明防止手術の中では最も成功率の高い手術である」とし,さらにこう付け加えています。「今日,白内障切除手術はほぼ98%成功する。毎年米国で行なわれる25万件に上る白内障の手術に基づく驚くべき統計は,その成功率を裏付けている。……白内障のために手術を受けた人すべての約85%は正常な視力(0.6かそれ以上)を取り戻した」。

      手術そのものはそれほど苦痛を伴いません。患者は通常,手術室に運び込まれる前に穏やかな鎮静状態下に置かれます。意識はありますが,平静さが保たれています。それから,眼筋に麻酔をかけるために小さな注射が打たれます。それが済むと,医師は白内障になった水晶体を切除します。それはどのようにして行なわれるのでしょうか。

      医師はまずまぶたを広げてから,目の白い部分(強膜)が虹彩の上端と会うところを小さく弓形に切開します。そうすると,角膜を引き下げ,瞳孔を通して水晶体に達することができるようになります。中には,虹彩の一部をも切除する外科医もいます。水晶体を動かないようにしている微細な“小帯”を分解し,水晶体を切除しやすくするために,特殊な酵素が用いられます。

      水晶体を切除するには幾つかの異なった方法があります。毛抜きに似た鉗子を使う外科医もいれば,凍結探り針を用いる人もいます。凍結探り針というのは,針先を氷点下約10度に保っておけるよう冷凍装置と連結した探り針のことです。これは水晶体を凍結させ,それを探り針と一緒にひと塊にして徐々に摘出できるようにさせます。水晶体が切除された後の空間には食塩水が満たされます。そうすることによって,目は元のままの形と内圧を保てるのです。

      水晶体を切除する別の方法は,水晶体乳状化です。これには,水晶体に穴をあける特殊な探り針が用いられます。バーラー博士はこう説明しています。「この探り針は一秒間に4万回ほど振動し,白内障を破壊してしまう。それから,破壊された組織は,非常に細い管を通して吸引される。もう一本の管が目の中に液体を送り込み,液体が常に流れ込み,破壊された組織が流れ出るようにしている」。この方法には,特殊な振動探り針を入れるための切り口がごく小さくて済むという利点があります。その切り口は一針で縫い合わせることができ,患者は手術の当日,あるいはその後間もなく退院できるかもしれません。

      手術後

      しかし,白内障摘出手術を受けると,網膜に鮮明な画像を結ばせる水晶体がなくなってしまうことになります。何がその代役を果たしますか。

      摘出された水晶体の代わりとして最も手っ取り早いのは,特殊な眼鏡です。しかし,白内障用眼鏡のレンズはとても部厚くなります。それは重いだけでなく,あらゆるものを25%ないし30%拡大するので,物が実際よりも近く見えるようになってしまいます。そして周辺部が非常にゆがんで見えるようになります。白内障用眼鏡をかけている人は,側面や上下を見る際,目だけでなく自分の頭をも動かすことを学ばねばなりません。

      コンタクトレンズを用いれば,こうした問題はほとんどなくなります。コンタクトレンズの倍率はずっと低い上,角膜にぴったりと付いているので,コンタクトレンズは目と一緒に動き,いちいち頭を動かす必要がなくなります。

      研究者の中には,正常な水晶体の代わりに,目の中にそのまま入るプラスチック製のレンズを開発した人もいます。一つのタイプは水晶体が元あった場所にはまり込み,別のタイプは虹彩の前に取り付けられます。しかし,プラスチック製のレンズは,様々な距離にある物体に焦点を合わせるために,その形を変えることはできません。

      物がぼやけて見えるようになりましたか。その原因は白内障でしょうか。その場合,比較的簡単で,痛みの伴わない手術を受け,矯正用のレンズを用いれば,視力を取り戻すことができるでしょう。眼科医のところへ行き,診察してもらってはいかがですか。

  • 物を“見る”自動車
    目ざめよ! 1977 | 6月22日
    • 物を“見る”自動車

      ● 沖繩で開かれた国際海洋博覧会,エキスポ '75を訪れた人は,数々の興味深いものを目にしました。CVSの略称で呼ばれる,コンピューターで制御された輸送システムもその一つです。このシステムで用いられる車の乗車定員は六名で,軌道の上,あるいは一般道路を走るよう設計されています。この自動車の技術面での新機軸として,別の車を“見る能力”を挙げることができます。行く手に突然何かが現われると,この未来の車は速度を落し,停車することもあります。また,別の車の後を走っている場合にも,事故を防ぐために適正な車間距離を保つことができます。海洋博に登場したこれらの自動車は完全にコンピューターで制御され,運転手はいませんでした。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする