ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔65 9/1 541–542ページ
  • 恐れずにエホバに奉仕する

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 恐れずにエホバに奉仕する
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1965
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1965
塔65 9/1 541–542ページ

恐れずにエホバに奉仕する

― 1965年度エホバの証人の年鑑から ―

スペイン

人口: 30,338,000人

伝道者最高数: 3,502人

比率: 8,663人に1人

スペインのエホバの証人は,昨奉仕年度の間,多くの障害があったにもかかわらず,御国の福音宣明の仕事をいっそうおし進めました。この国の証人たちはエホバの霊に満たされ,「命の言葉」を大胆に宣べ伝えています。大いなるバビロン,すなわち,偽りの宗教の世界帝国から逃がれ出るスペイン人は多くいますが,前途にはまだ多大の仕事があり,神のしもべたちもこれをよく理解して,宣教活動を全面的に強化することに努力しています。エホバ神に献身した奉仕者544人が昨奉仕年度のあいだ休暇開拓奉仕をしました。これは年の平均伝道者数の18パーセントにあたります。スペインとアンドラから寄せられた興味ある経験をいくつかここに紹介しましょう。

彫刻家の一家族は,物質的な利得のためにエホバに仕えているのでない事を示して,サタンの挑戦に答えるものとなりました。家族は親ゆずりの小工場を持ち,教会用の彫像を専門に作っていました。聖書の勉強を始めた時,家族は非常なジレンマを感じぬわけにはいきませんでした。長年の生計手段となってきた彫像の製作を続けるべきか,あるいは,霊的な事柄を第一とし,聖書の真理に従って偶像作りを止めるべきかを考えねばなりませんでした。決定はこうです。工場の裏手に大きな穴が掘られ,像がいくつも運び出されました。家族の兄弟二人は運び出された彫像を鉄の大づちでこなごなに砕き,穴に入れて土をかけました。この時以来家族はエホバの備えられる文字通りの「日用の糧」に与っているだけでなく,「エホバの祝福は人を高ます,人のほねおりはこれに加ふるところなし」との言葉どおり,霊的に豊かになりました。

エホバの証人はそれぞれ自分の住む社会にあって生きた看板のような役目を果たします。次の経験は,自分の家の近く,または自分の職場の近くで伝道する事の益をよく物語っています。自分の町の市場で働く姉妹は,市場の近くで伝道を始めました。ある日,市場で働いていると,一人の婦人が近づき,自分の家にきて「偽りのない」聖書の真理を教えてほしいと言いました。婦人はなぜこの姉妹が聖書の伝道者であることを知ったのですか。話によると,婦人は市場の近くに住んでおり,初め姉妹の訪問を受けた時,聖書を学ぼうとの気持ちは起こりませんでした。しかし今,霊的な面で偽りを信じていたことに気付き,聖書から真の宗教を学ぼうと考えるようになりました。また,婦人は姉妹の正直な働きぶりを見ており,霊的な導きを求めるようになった時,自分のたずねるべき人のいるところを知って喜びました。

スペインの非カトリック教徒にもまもなく宗教の自由が与えられるという事は奉仕年度のあいだ広く宣伝されましたが,当局の人々は,宗教表現の自由にこれはあてはまらないとたびたび語ります。それで,昨奉仕年度中には少なくとも11の県で宣教活動に対する警察の干渉があり,罰金を科せられ,投獄を命ぜられた例がいくつもありました。しかし,エホバの証人は刑務所にも真理を求める人のいる事を知り,服役を宣告されるなら,普通では接する事の出来ない人々に伝道するためのエホバからの任命であると考えています。神への忠誠を守ったために投獄された一人の兄弟は,刑務所で共に過ごし,のちに出所して外国に住む一人の男から1通の手紙を受けました。手紙の書き出しには,「親愛なる兄弟」という言葉があり,次のようにつづいていました。「内庭を歩く事を許された,あの暑い晩のことを覚えておられますか。その晩,あなたは聖書について私の知らなかった事をたくさん話してくれました。あなたのことばが無駄にならなかった事を,あなたはどんなにか喜ばれるでしょう。私は今エホバの証人の一人です。私の兄弟となったあなたは,私を命の水の泉に導き,その泉から水を飲めるようにして下さいました。エホバの恵みにより,私は先日の大会で自分の身をエホバにささげ,私の生涯の進路を変える事ができました」。

アンドラ

人口: 12,200人

伝道者最高数: 5人

比率: 2,440人に1人

アンドラは1万フィートの高峰が並ぶピレネー山脈東部の山合い地方にある小国ですが,国民は忍耐心が強く,昔から独立心に富んでいます。産業は牛と羊の牧畜と農業が中心ですが,合計六つの小村にも物質主義の風潮が浸透してきます。フランスとスペインにはさまれた地理的な特殊性から,住民の多くは商取引きにも従事しており,正義の新秩序に関する神の約束について学ぶ時間がほとんどありません。しかし,アンドラで働き,国の公用語であるカタラン語を話す伝道者たちは,平均伝道者数の33パーセント増加に喜びました。主の死の記念式には合計11人が出席しました。それゆえ,今奉仕年度には,より多くのアンドラ人がイエスの犠牲の真の意味を知り,人を完全に自由にする真理を学ぶ事が期待されています。

中央アフリカ

人口: 1,800,000人

伝道者最高数: 714人

比率: 2,521人に1人

奉仕年度の始めに,中央アフリカの首都,バングイに支部事務所が開設されました。その結果,中央アフリカにおける組織に一そうよく注意が行き届くようになり,神権的な活動に全体としてよい改善が見られました。御国宣教学校の最初のクラスには13名の会衆のしもべの生徒が参加しました。しもべが各会衆に帰った後には,きっと会衆の円熟性が表われるに違いありません。次に支部のしもべからの興味ある経験をしるします。

読み書きの学校にはいっている年老いた一姉妹は,「霊感された神のことば」と題する聖書の話を戸口でとてもよく話したので,その家の主人はどこでそんなによく学んだのかと姉妹に尋ねました。普通の学校へ行った事はないが,いま知っている事はみな御国会館で学んだのですと答えたとこころ,その主人は「あなたぐらいの年のアフリカ婦人でこんなによく聖書を知っている人を見た事がない。全く驚きました」といい,最近号の雑誌を求めました。読み書きを習い始めたこの姉妹は再訪問で2冊の本を配布し,いまでは興味を示した教養のあるこの主人と聖書研究を始めました。

若い伝道者もとても効果的に宣教ができます。一人のそのような伝道者は,毎日学校へ楽園の本を持って行き,授業のあいまに遊び友達にさし絵を説明しました。その結果一人の男の子はとても興味を示し,父親がプロテスタント信者であるにもかかわらず,御国会館に定期的に出席するようになりました。別の場合に,8歳になる息子と一緒に雑誌活動に参加していた一姉妹はある男の人に雑誌をすすめたところ,興味がないとはっきり言われました。帰りぎわにその男の人は子供に「なぜ母親について歩き回っているのかね。家にいて宿題をすべきだよ」といいました。それに対し子供は,「世の終りの時に神は聖霊を息子にも娘にも注ぎ,彼らは神に奉仕すると聖書に書いてあります」と答えたのです。小さな子供が聖書を引用するのを見て驚いたその人は考えなおして雑誌をもとめました。次の週には聖書と2冊の本をもとめました。あるいはこの人も終わりの日に聖霊を受けて神に奉仕する人のひとりになるかも知れません。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする