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  • 強烈な台風を発見する
    目ざめよ! 1976 | 9月22日
    • レーダー信号は直線方向に進むのに対して,地面は湾曲しているため,台風がレーダー装置から約320㌔の範囲内に入らなければ,レーダーによる発見は不可能です。

      台風を発見するのに最も効果的な手段は,気象衛星です。地球の周りを南北に旋回するある気象衛星は,4分半ごとに約3,200㌔㍍平方の範囲を精査します。気象衛星が“観測した”事柄は磁気テープに記録され,米国のアラスカ州フェアバンクスとバージニア州ワロップス島の二箇所にある地上局に送られます。

      グアム島,ウェーク島,ホノルル,その他多くの場所にある測候所では,この衛星設備によって,それらの地点から数百㌔に及ぶ大気の状態を知ることができます。ホノルルとグアム島の天気予報局は,受け取った雲の写真について検討し,熱帯性暴風,すなわち台風の際によく見られる雲の型がないかを調べます。

      別の気象衛星は,太平洋の赤道付近のある一定の位置にとどまるように軌道上での速度が調節されています。これによって各地の測候所は22分ごとに,太平洋のほぼ全域の写真を受け取ることができます。同じような気象衛星が,大西洋でも使用されています。

      台風が迫っている時

      気象衛星写真に台風の型が現われたら,どうしますか。そうした場合,その地域の測候所は警報を受けます。そして,人々の安全のため,また物的損害を最小限にとどめるために処置が講じられます。しかし,それだけではありません。

      送信装置を備えた大きな気球が各測候所から上空に送られます。特別な受信機は,これら送信機の跡を追跡し,暴風の表面から27㌔余り上空までの気温,湿度,風速そして風向に関する情報を送るのです。これに加え,台風の探知飛行を行なう特別な飛行機がグアム島やフィリピン群島から飛び立ち,進行中の暴風を追跡し,海上の状況はもちろん,暴風の中心から端の部分までの各地点における風速を無線で伝えます。そのような飛行機に乗ることがどんな経験となるかを,ある目撃者はこう報告しています。

      「真夜中のように暗かった。54㌧もある我々の飛行機は,乱気流の中をコルクのように激しく揺さぶられた……普通の浴室とほぼ同じ大きさの小部屋に2㌧の電子器具,魔法びん,救命具,そして乗組員を入れた様子を,できるものなら想像してほしい。しかもそれが強く揺すられるのである」。

      台風をその発生当初から発見し,追跡することは極めて重要です。例えば,ミクロネシア人が大勢住んでいるさんご礁の島々は,海抜が平均して6㍍足らずなので,暴風による波に襲われやすいと言えます。暴風警報は暴風の進路から逃れる時間を与えてくれるので,海上の船員からも感謝されています。

      恐ろしい台風やハリケーンを前もって警告する面で,確かに大きな進歩が見られました。しかし残念なことに,そうした警告を無視したために,命を失った人は少なくありません。たけり狂う熱帯性暴風の破壊力を考えると,その進路からできるだけ早く遠ざかることは賢明です。

  • そうめいな赤子
    目ざめよ! 1976 | 9月22日
    • そうめいな赤子

      ● ケース・ウエスタン医学予備校の行なった一調査によると,誕生後の最初の三日間に母親と赤子の接触時間を長くすることは,赤子の言語能力と知能を向上させることになる。病院で自分の子供との接触が普通に制限されている母親は,それ以上の接触を持つ母親と比べて,子供に対する興味や愛情が薄かった。“親密な”母親は,赤子が成長するにつれて,ひき続きより多くの時間を赤子に話しかけるために費やした。五歳までに,そうした母親の子供は「より豊富な語いとより良い理解力をもち,より複雑で程度の高い言葉を理解できるようになった。また,それらの子供は知能テストにおいて,より高い得点を記録した」とノーマル・リングラー博士は述べた。

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