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  • 新世社会の子供達を育てる
    ものみの塔 1954 | 4月1日
    • と偽善を見つけ出して,それらを好みません。しかし,子供はまた,利己的な利益からそのような不誠実と偽善を模倣します。それですから,両親の方々,あなたが小さなパリサイ人を欲しないならば,あなたは大きなパリサイ人になつてはなりません。

      14 現在の年少者犯罪に対して,何故主として両親に責任があるのですか?

      14 現在の年少者犯罪の多くに対して,両親の手本は責任があると非難されて居ますが,それは全く当然なことです。ニュー・ヨーク市の一人の著名な裁判官は,犯罪を引き起す二つの要素を指摘しました。(1)高官たちが,犯罪者と親しくし,犯罪者を保護すること,(2)両親の導きが不足している。犯罪の問題を討議したある青年達の討論会は,『家庭に於ける両親の失敗と,人々の多くの者が,道徳の規定を破つていることを強調した。』一人の教育家は次のように述べました。『年上の者が子供達に教える道徳と,それら年上の者がする実際の生活は違つていることは……アメリカに於ける犯罪の増加を助長しているのである。』大人は小説を書いたり,喜劇や映画を作つたり,テレビジョンを行つたり,音楽を作曲したり,宣伝を出版したりして,多くの事柄の中で,性・不道徳・窃盗・殺人・暴力そして戦争というようなもので人々の心を一杯にして居ります。これらは,堕落した肉の腐つた果ですが,若い者達の心に刻み込まれます。しかし,若い者の心も,年を取つた者の心も,ヱホバの霊の良い果に心を向けねばならぬと,聖書は申しています。私達の深いところにある考えも,遂には言葉と行為で表現されるというのは,ヱホバの律法であります。(ガラテヤ 5:22-24。ピリピ 4:8。マタイ 12:34,35)悪い考え方が,正しい考え方で取り除かれないならば,悪は遂に表面に出て,私達を罪の中に沈めるでありましよう。

      育成の時期に訓練する

      15 神を恐れる両親は,何について非常に懸念しますか? しかし,どんな有利な点を彼等は持つていますか?

      15 この古い世は沈んでいます! 古い世自体沈んで居ります。古い世は,不潔を播いて,不潔を苅り取ります。古い世は神を嘲笑していますが,それは必ず罰せられるでしよう。(ガラテヤ 6:7,8)しかし,私達が道徳と忠実の走路を航海して行かねばならないのは,犯罪に満ちた人類の汚れた海の只中であります。そして,誠実な心を持つ両親の最も心配に思うことの一つは,その子供達が家庭の港から出て行く時に,このような海の中で沈みはしないかということであります。全くパウロの言いましたように,『悪い交際は,有益な習慣を害う。』ということは本当に真であります。(コリント前 15:33,新世)しかし,子供達が生まれる時に,真理に入つている両親は,祝福された利益を持つています。子供は,この世との交際をする前に,その両親と交際します。最初の数ヶ月の間,その両親だけが,子供と交際します。そして,子供が学校に行く前の初めの数ヵ年の間,その両親は子供と多く交際をいたします。両親が子供とする交際が良いならば,悪い交際が子供を攻撃をする前に,それは良い習慣を築き上げるでしよう。そして,悪い勢力が,その子供に向つて,攻撃を加えてくる時には,子供はそれらの攻撃を斥けることが出来ます。智慧は守りであり,そして智慧を持つ者の生命は生き長らえるということを記憶しなさい。―伝道の書 7:11

      16 どんな偽りの考え方のために,或る両親はこの有利な点を失いますか? この考え方は偽りであると,聖書はどのように証明しますか?

      16 しかし,多くの場合,両親はずつと後の年まで神権的訓練を遅らすというような間違いをしますので,貴重な利益を失つて仕舞つています。小さな子供の心は,基礎的な真理や原則を理解することは出来ないと,両親は考えて,神の智慧の守りなしで,その子供を送り出し,この世の交際をさせてしまうのです。幼児の心は,短い期間の中に複雑な言語を学ぶという事実を,両親は忘れているように見えます。複雑な言語を短期間に学ぶということは,大人にとつては難しく,大変なことです。幼児が一つの言語を学ぶならば,何故その言語を清い語にしないのですか?(ゼパニヤ 3:9。詩 148:12,13)神権的な教えを何年も遅らせて,程度の低い知識が子供の頭を一杯にしない前に,何故神権的な教えを最初,心に入れさせないのですか? テモテが幼児であつた時に,彼の母親と祖母は,彼を教えて全く間違えなかつたではありませんか? エモテの母も祖母も,聖書を用いたのであつて,簡単な子供の本を用いませんでした。聖書は,テモテの頭の力以上ではありませんでした。テモテは,聖書を知ることが出来ました。後になつて,テモテの幼年の時の訓練について,パウロは良いことであると認め,そしてこのように言いました。『幼児の時から,あなたは聖なる書きものを知つて居る。その聖なる書きものは,あなたを賢明にさせ,救いを得させるものである。』(テモテ後 3:15,新世)集会に出席しても,小さな子供達は何も得ることは出来ないと或る人は言うかも知れません。しかし,『彼等が聴き,そして学ぶために』子供達を連れて行きなさい,とヱホバは申して居ます。若い時に,創造者について聞かないならば,どうして子供達は,若い時に創造者を記憶することが出来ますか? ―伝道の書 12:1。

      17 神権的な訓練を,一生の初期に始めることは,何政良いことですか?

      17 ヱホバの言葉にたいする私達の反応と印象によつて,恵みまたは怒りの粘土の器のように,ヱホバは私達を造られます。(ロマ 9:20-24)粘土が新しければ新しい程,容易に造ることが出来ます。粘土が長く置かれるならば,ますます粘土は固くなります。私達が若い時にヱホバの言葉がもたらされるならば,年を取つて,私達自身の仕方が決まつて仕舞うまで待つよりも,そのヱホバの言葉に一致し形造られることは容易でありましよう。そして若い者は柔軟です,そして若ければ若い程良いのです。謙遜の手本として,イエスは子供を用い,イエスの追随者は子供のようにならなければならぬと言いました。(マタイ 18:1-4)幼児は,しつかりと安定せず,指導が必要です。そのことは,『この子いまだ悪を捨て,善をえらぶ事を知らざる前に……』とイザがそのような時を指し示した時に述べられています。(イザヤ 7:16。エペソ 4:14)年の若い時は,育成の期間です,そして,良いにしろ,悪いにしろ育成は行われます。両親は,正しい原則に基いて良い方に育成しなければなりません,さもないと,悪い影響は悪い方に育成をするでありましよう。それで,怠けた両親達が,そろそろ神権的な訓練を始めねばならぬと考える時には,子供達はその訓練に強く反対するようなことになります。―シンゲン 19:18。

      18 どのようなことが判つて,幼児のうちに訓練を与えることは賢明であると証明されましたか?

      18 年少者の犯罪が,非常に多くなつて来たということを嘆いて,或る新聞の社説は,次のように述べています。『犯罪を予防しようとするには,学校に行く前の年頃の子供達に,我々は接し,始めなければならないと,専門家は現在同意している。』年少者犯罪について,今まで為された研究の中で最も大がかりの研究は,10年もかかつて居ますが,その研究の結果,子供が犯罪になるか,どうかを決定するのは,主として家庭生活にあるというのが大きな発見でした。その調査によると,家族の生活が健全であるならば,子供が犯罪者になる割合は,100人の中に僅か3人ですが,もし両親と子供の関係が悪いならば,子供が悪くなる機会は100人の中98人であるということが判りました。時折りに,或る例外はあるかも知れませんが,シンゲン 22章6節の一般的な規則はいつも真です。『子をその道に従いて教えよ,然らばその老いたる時も,之を離れじ。』

      19 悪いこの世の交際が,子供達に及ぼす影響について心配する両親達に,どんな経験談は慰めを与えますか?

      19 ここに一つの実際の経験談があります。家族の力の及ぶ保護を離れて行く時,子供達がこの世の悪い交際で害われはしまいかと心配する両親にとつて,この話しは慰めを与えるものでありましよう。一人の証者は,ブルックリンで一人の婦人と研究を司会していました。その婦人の4歳になる男の子は,研究を聴いていました。父親は反対しました。父親の言うには,その子が21歳になるまで待つて,それから宗教についてその子に決定をさせなさい,というのでした。数日後に,学校の先生がその婦人の家に来て,彼女がヱホバの証者の一人であるかどうかを尋ねました。いいえ,ただヱホバの証者と研究しているだけです,と婦人は答えました。それで,先生は,婦人の男の子が一群の子供達に攻撃されているのを見て,その攻撃を止めさせ,そしてその理由を知つたことを語りました。子供達は,近所にある肖像を神であると,その小さな男の子に認めさせようとしました。その肖像は,宗教的なものではありませんでしたが,子供達は宗教的な訓練を受けていたものですから,その肖像を神と考えていたのでした。その4歳の男の子は,拒絶してその肖像を神として認めませんでした。そして,子供達に肖像は見ることも出来なければ,聞くことも出来ず,話すことも出来なければ,動くことも出来ない,神などではあり得ない,だからそれを神と呼べないと,その男の子は言いました! こう言つたためにその子は暴力で襲われました。その子の父親が,このことを聞いた時に,少年が聖書研究に坐つていたことによつて,そんなにも多くのことを学び知つたということにびつくりしました。少年達の暴力に対してびくともせず降参しなかつた,という少年の勇気に非常に感心しましたので,その父親は自分の考え方を変え,少年は続けて研究に加わつても良いと言いました。―エレミヤ 10:5。ヘブル 2:18,19。

  • 子供を懲しめて生命を得さす
    ものみの塔 1954 | 4月1日
    • 子供を懲しめて生命を得さす

      『懲しめの叱りは,生命の道である。』― シンゲン 6:23,改訂標準訳

      1 子供達は,どのように忠告されていますか? どんな質問に直面しなければなりませんか?

      ヱホバは子供達に次のように教え戒しめて居ます。『あなたのお父さんの命令

日本語出版物(1954-2026)
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