-
世界展望目ざめよ! 1983 | 1月8日
-
-
は特に北エーゲ海のタソス島の地域で行なわれている。この地域の掘削に関しアテネのニューズ紙はこう述べた。「北ギリシャ石油会社の発表によると,試験の結果,新たな掘削から得られた石油は,優れた品質のものであることが明らかになった。……今後見極めなければならないのは,石油の埋蔵量だけである」。ギリシャが産油国の列に加わるかどうかは,時がたてば分かる。
急増する麻薬の売買
● 「麻薬の乱用という災いは,とどまるところを知らない」。これは,ウィーン国連事務局の局長C・E・ブルゴニエールが,国連麻薬委員会のためウィーンに集まった30か国の代表に語った言葉である。「麻薬はますます入手しやすくなっており,売買も……増加しているが,そのことは公衆衛生にも危険な影響を与えており,社会・経済学的な安定性をも脅かしている」。
この委員会により次のような事実が明るみに出た。それは,押収されたコカインの量は,1978年から1980年の間に2倍以上になり,1980年には約12㌧に達したこと,年間6,000㌧のマリファナと1,050㌧以上のマリファナの樹脂が押収されていること,1980年には2.5㌧以上の鎮静剤が押収されたこと,1982年には南アジア産のアヘン600㌧ ― 1980年の3倍に相当 ― が闇取引きされるはずであることなどである。そして,以前には不法なアヘン剤の売買などがなかった国々も今では影響を受けている。テロリストのグループや国際的犯罪組織が不法な麻薬売買から利益を得て,それを彼らの卑劣な活動の資金源にしているのではないかという懸念が強まっていると,同委員会の報告の中で何度も述べられている。
ニュースで取り上げられる薬草
● 中国本土から,天津<テンチン>病院の医師団が昔から伝わる薬草である黄ぶどうの根を用いて関節リューマチの治療に成功したというニュースが伝えられている。指導に当たった医師は,この薬草の「治療効果に勝るのは,ステロイドしかない」と述べている。この医師は95人の関節リューマチ患者に,毎日この根と制酸剤とビタミンBの錠剤を投与した。メディカル・トリビューン誌はこう述べた。「2か月ないし2年にわたる治療によって,程度の差こそあれ,98%の人々の関節の痛みが和らいだ。……この調合剤は極めて毒性が高く,皮膚の水ぶくれ,軽度の脱毛,消化器系の障害,生理不順,化膿性疾患などの副作用がある」。しかし指導にあたった医師は,これらの副作用は,他の多くの抗リューマチ剤の副作用と比べると,それほどひどいものではないと主張している。
-
-
日常生活の五つの落とし穴をどのように避けるか目ざめよ! 1983 | 1月8日
-
-
日常生活の五つの落とし穴をどのように避けるか
恐れ
失意
不安
放縦
怒り
これらをはじめ日常生活の他の様々な落とし穴を避けて通る方法が,「最善の生き方を選ぶ」と題する本の中に述べられています。この実際的な聖書研究の手引きをお読みになれば,今の最善の生き方を見いだせます。また,間もなくやって来る,世の変化の時にどうしたら生き残れるかを知ることもできます。この本は,聖書のヤコブの手紙を節ごとに解説した,「ヤコブの手紙の注解」と共に,600円のご寄付で求めることができます。
切手600円分を同封します。192ページで堅表紙の本,「最善の生き方を選ぶ」を「ヤコブの手紙の注解」と共に,郵送料発行者負担で送ってください。
-