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香港の新しい種類の繁栄ものみの塔 1976 | 10月1日
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チャウ島を訪問するよう取り決めました。95人の王国宣明者は出かけて行き,島のすべての家を訪問しました。聖書から数多くの優れた話し合いができ,その上,95人の証人は2,000冊近い「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌を島の人たちに配布し,書籍を120冊も配布しました。
中国に伝える
最近,中国の正月の祝いの際に,幾千人もの人々が親戚や友人を訪問するため,中国本土に大挙して戻りました。エホバの証人の中にもこうした機会を利用し,親族を訪問した人たちがいます。国境で税関吏が徹底的に検査をするため,聖書文書を本土に持ち込むことはできません。しかし,静かな家の中で親族と共にいる時,クリスチャンは世界の苦悩の理由を示すために,自分の聖書の知識を用いることができます。報告によれば,そこでの生活の仕方は非常に厳格で,統制されており,大衆は,わずかに必需品を持っているに過ぎないということです。
中国にいる親族を訪問する機会を得た一人の証人は,なぜこれほどまでに生活が圧迫されるのか,彼らは理解できないでいると述べています。彼女が,創造者である生ける神が存在し,その神が人類とこの地球を顧みられることを話すと,彼らは耳を傾けて聞きました。彼女は,不幸な状態が世界中に見られるけれども,それは,エホバ神が間もなく行動し,変化をもたらされる確かなしるしであることを話しました。この証人は,これらの人々や,同じような立場にいる人の多くが,聞く機会が与えられるならば,聖書の真理を受け入れるだろうと感じています。そうです,エホバの証人は,中国へ行っても王国の希望について話しています。その土地において真のキリスト教に関して何が起きるかは,時が来なければ分かりません。
また,香港の霊的繁栄がどの程度まで達するかをも時は明らかにしてくれるでしょう。一人の宣教者は,長年にわたって,幾多の熱心な努力が払われてきたことを述べました。人々を訪問するために実に多くの時間が費やされ,多数の聖書文書が配布されました。この宣教者は,こうした骨が折れ根気のいる業を,辛抱強く『貴重な地の実を待ちつづける』,勤勉な農夫の仕事になぞらえました。(ヤコブ 5:7)同様に,エホバの証人もこの畑で楽しく働き,神が物事を成長させ,一層の霊的繁栄を与えてくださるのを,辛抱強く待ちます。―コリント第一 3:5-9。
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偶然の証言は良い結果を生み出すものみの塔 1976 | 10月1日
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偶然の証言は良い結果を生み出す
偶然の証言は良い結果を生みます。ノルウェーのある巡回監督は集会に出席するため電車に乗っていました。向かいの席には,若い男の人が政治関係の本を読んでいました。兄弟はその人に,世界は政治によって救われると思うかと尋ねました。青年は否定しました。世界はどんな手段を持ってしても救われないと考えていたのです。兄弟は彼に聖書について話しはじめました。青年は,マゴグのゴグ,啓示の娼婦その他について多くの質問をしました。彼は熱心に耳を傾けました。やがて目的地に着くと,ふたりは住所を教え合いました。
次の週,その若い男の人は約40㌔の道をオートバイに乗ってオスロにある支部事務所に行き,8冊の書籍を求めました。啓示 17章の意味について読むと,彼はすぐに国教会に行って脱退しました。家庭聖書研究がその青年と取り決められました。彼は自分の家族に対する気遣いを実際に示して,家族や親せきの人々に証言するために何度も家に帰りました。彼の兄弟との研究が始まり,現在その兄弟は良く進歩しています。こうした事のすべては4か月のうちに起きました。このことから,福音宣明者の精神を持つことがいかに大切であるかということがよくわかります。―「エホバの証人の1976年の年鑑」より
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