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  • 神の怒の酒槽を避ける
    ものみの塔 1956 | 4月15日
    • 荒莫とした荒地となり,悲しい鳴き声を立てる獣や鳥で充ちました。それは,ユダの地の正しい状態ではありません。神は,御自分の約束にしたがつて,その地を選民に与え,選民の住所にいたしました。その故に,70年の荒廃の期間中,地に安息を与えてから,神はバビロンをくつがえして,御自分の民の忠実な残れる者をバビロンからエルサレムに連れ戻し,かくして,エルサレムを再建して,その宮を再興し,地に人を再び殖やされようとなされました。地はその日に生れ,正しい状態となりました。丁度皿が正しく起されたように,その地は,ヱホバを讃美して崇拝した住民たちで充されました。これは予言的な模型であつて,これにより,ヱホバ神は御自分の忠実な残れる者を救い出されてハルマゲドンに生き残らせるということが分ります。―イザヤ 45:17-22; 66:8,9。歴代志略下 36:17-23。

      9 ヱホバがユダの地に対して為された御処置は,打ち潰すどんな経験になぞらえられていますか? このことは,キリスト教国について,何を示していますか?

      9 ユダの地と,その聖都と宮は,恐ろしいばかりに荒廃してしまいました。その大部分の人は,剣や飢饉や疫病で殺され,その生残者は捕われ人になつて,敵の地に追放されました。それは,ヱホバの御手からなされましたが,それは彼らがヱホバの契約を破り,無罪の者の血を流してその土地を汚したからです。それは,丁度ユダの地を大な酒槽に入れて,ヱホバがそれを踏まれた状に似ています。多勢の人はその生命を失い,有罪者はその血を流しました。(エレミヤ 2:21。イザヤ 5:1-8)予言的な哀歌を書いた人は,そのことを歎き,こう述べています。『ヱホバその烈しき震怒の日に,我をなやまして,われに降したまえるこの憂苦にひとしき憂苦また世にあるべきや考え見よ。……主われを敵りがたき者の手にわたしたまえり。主われの中なる勇士をことごとく除き,節会をもよおして我を攻め,わが少き人を打ほろぼしたまえり。主酒槽をふむがごとくにユダの処女をふみたまえり。ヱホバは正し,我その命令にそむきたるなり。』(エレミヤ哀歌 1:12,14,15,18)ハルマゲドンの時に,ヱホバは酒槽をふむように,キリスト教国をふみますが,そのとき,どのような状態になるかが,この哀歌から分ります。キリスト教国は世界中にひろがつているため,それはもつと悲惨なものでしよう。血で汚されているキリスト教国の中に,逃れる場所があるなどと考えてはなりません。

      10,11 (イ)ハルマゲドンの亡びを避けようとするとき,なぜこの古い世には逃れる場所がないのですか?(ロ)『地の葡萄』の中に逃れることを,なぜ避けねばなりませんか?

      10 この古い世には,逃れる場所はひとつもなく,又古い世にいては,ハルマゲドンの亡びを避けることができません。異教国だけでなくキリスト教国の国を含むすべての国は,世界全部にひろがる酒槽が踏まれるように,打ち踏まれてしまいます。この世の組織制度は,全世界にひろがつて悪い実で充ちている大きな『地の葡萄』のようです。いまや,全部の葡萄が根こそぎに引き抜かれて,打ちくだかれ,その生命の血がすつかり流される時です。自分はキリスト教である,と主張するキリスト教国の国々を含むすべての国々は,戦争を行い,地を血で染めました。そして,神の御国が天で1914年に設立し,またヱホバの証者がこの御国の誕生を世界的に宣明し始めて以来,諸国民はいまや悪の絶頂に達し,ヱホバ神と御座についた王イエス・キリストに対して戦争を準備しています。

      11 現在の原子爆弾時代に,この国際的な『地の葡萄』の実は,まつたく熟しきつており,この巨大な葡萄の実を刈り入れる時機は近づき,その根,枝,そして実を引き抜いて神の怒の酒槽に投げこむ時は切迫しています。ヱホバ神は,いま御自分の証者に,次の挑戦の言葉を述べしめ,不敬虔の実の成熟する事を促進させております。『もろもろの国に宣つたえよ。戦争の準備を為し,勇士をはげまし,軍人をことごとくちかより来らしめよ。なんぢの鋤を剣に打ちかえ,汝らの鎌を鎗に打ちかえよ。弱き者も我は強しと言え。四周の国々の民よ汝ら急ぎ上りて集まれ。ヱホバよ,汝の勇士をかしこに降したまえ。国々の民よ起て上りヨシャパテの谷に至れ,かしこに我座をしめて,四周の国々の民をことごとく裁かん。鎌をいれよ,穀物は熱せり。来り踏めよ,酒槽は充ち,甕は溢る,彼らの悪大なればなりと。かまびすしきかな,無数の民,審判の谷にありてかまびすし。ヱホバの日審判の谷に近づくが故なり。』(ヨエル 3:9-14)現在,この『地の葡萄』の技の中に避難して,その枝の一つになるか,又はその下に坐するかして,その実を楽しむならば,その葡萄ともどもに,神の怒の酒槽の中に入れられて亡ぼされてしまいます。ほんとうに,そのように打ち潰されるのを避けるべきです。

      12 神がこの世の生命を打ち潰す一つの際立つ理由は,何ですか? このことで,何が特別に罰をうけますか?

      12 神はこの世の組織制度を打ち潰してしまいます。その際立つ理由の一つは,この世の組織制度が非常な流血の罪を持つていることです。その罪を罰しなければなりません。これは,なにもこの世の政治,商業,社会制度だけに言えるものではなく,この世の宗教にも言えるのです。この世の宗教は,みな国際的な連盟である国際連合と交つており,国際連合を支持しています。この世の宗教は,大いなるバビロンである大淫婦と象徴されています。その淫婦は,七つの頭を持つ獣の背に乗り,ヱホバの『主の主,王の王』に手向つて戦をしかけます。地上になされた不正な流血のことごとくは,偽の宗教のためです。それで,この神秘な大いなるバビロンは罰せられるべきです。黙示録の幻を見たヨハネは,大淫婦に刑が執行される直前,その流血の有罪さを指摘して,こう述べています。『私はこの女が聖徒の血とイエスの証者の血に酔いしれているのを見た。……また,予言者や聖徒の血,さらに,地上で殺されたすべての者の血が,彼女の中で見出された。』(黙示 17:6; 18:24,新世)正義の神は,ハルマゲドンの裁きを為し,その時この世のすべての宗教のなした胸のむかつくような残忍な流血の罪を罰します。

      13 この裁きの御業について,天の大軍は何と言いますか? 有罪者は,どのように自分自身の血を飲みますか?

      13 この裁きの御業の故に,天の大軍はヱホバを讃美しつつこう言います『ハレルヤ,敵と栄光と力とは,われらの神のものであり,そのさばきは,真実で正しい。神は霊的な姦淫で地を汚した大淫婦をさばき,神の僕たちの血の報復を彼女になさつたからである。』血に充ちるこの世の宗教の長い記録は,今や明るみに出されねばならず,またバビロン的な宗教の煽動をうけて,無実な者たちの血を流した者共への将来の裁きは,神が正義な方であることを示さねばなりません。『あなたは正義な方であられる……なぜなら,聖徒と予言者たちの血を流した者たちに血を飲ませられたが,それは当然なことである。……たしかに,全能のヱホバ神よ,あなたの裁きは真実にして義しい。』(黙示 19:1,2; 16:5-7,新世)有罪者たちは,ハルマゲドンの時に当然殺されてしまい,自分自身の血を飲まされるでしよう。―イザヤ 49:26。

  • 逃れの町の中に避難
    ものみの塔 1956 | 4月15日
    • 逃れの町の中に避難

      1 ハルマゲドンの時,私たちはなぜ逃れの場所が必要ですか? 神は,それを予言的にどう示されましたか?

      流血の罪は全世界をおおつています。独善的なキリスト教国は,表向きには国際的な平和を得ようと努めているように見せかけているものの,それと同じ時に,歴史上曾てない程の流血の戦争を準備しています。この世の流血の罪に与ることなく,ハルマゲドンの亡びを避け得る避難の場所は何処にあるのでしようか? その場所に行くとき,血の神聖さに関するヱホバの契約に従うことになり,私たちの生命は失われません。ヱホバは避難と逃れの場所を準備されています。むかし,ヱホバは予言的にその場所を予表されました。すなわち,それはイスラエルの地に設けられた逃れの町でした。

      2 異教の諸国民の中にあつた避難所は,何でしたか? その数は,終になぜ減少しましたか?

      2 その逃れの町は,古代の異教国民の中によくあつた逃れの場所とはちがうものです。異教国民の逃れの場所は,森とか宮とか,祭壇のように,宗教的に神聖な場所であつて,避難所の権利が与えられていました。つまり,あやまつて為した悪行に対する刑罰から保護される権利が与えられていました。この場所に与えられている保護の力は,聖なる地帯附近に,ひろくひろがつていました。そして,厳重な警戒がなされていると共に,この場所の保護の制度を破る者には,ひどい罰が加えられ,その保護力は保たれていました。しかし,この逃れの場所である避難所には,宗教の名に隠れて,不幸な者だけではなく有罪者も避難してしまい,法律執行者とか,法律を自分の分の良いように用いて罰を加える者たちから,身を守つていました。エペソにあつたアルテミス(又はダイアナ)の有名な

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