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  • 鉄のカーテンの背後で ヱホバの証者は耐え忍ぶ
    ものみの塔 1959 | 9月15日
    • 『それは神とサタンとの間の戦争だ。まつたく本気のことであつて,笑いごとではない。神がサタンの悪行を見るに耐えかね,天から降りて勝敗を決める大戦争をするときその日が来る。おお,これは人類にとり恐ろしい日になるであろう! このハルマゲドンの災いのとき,滅びを受けるのは,サタンだけでなくサタンに組するもの全部であろう ― もちろん,最初に不信者たちだ。読者よ,不信者と言えば,あなた方と私のことなのだ! しかし,我々だけで終わりになるのではない。信者の大多数も,その信仰が真のものでない故,みな滅びを受けるという。救いを受ける者たち,そしてこの地上で至福の中に永久に生活する者たちとは,ヱホバの宗派の者たち「主ヱホバの証者」と知られている者たち,また「聖書の研究生」と知られている者たちだけである。それがハルマゲドンの意味だ。準備をして恐れおののけ!

      『イバナ・ケイは,ルフォク学校の8年生だが,実に生真面目な顔付で,しかも深い確信をもつて,このすべての事を私に語つた。ヱホバの証者のことを,昔の長老のように想像したり,または,目に熱狂的な輝きを持つやせおとろえた気狂いじみた女などと想像するなら,こんなに愛くるしいばら色のほほを持つ女の子がヱホバの証者であるなどと想像することは恐らく難しいだろう。この子は模範的な生徒で,謙譲の手本であり,しかも歌を歌わせればずば抜けている。

      『イバナと,同じ学校の5年生であるその妹ヤロスラバは,他の生徒と同じように生長して勉強している。外から見るなら,級友の誰れともすこしもちがわない。どういうわけか,この二人が青少年開拓者のくびまきをつけず,また夜になつて学校とか映画に行つていなかつたことは真実だ。しかし,このうしろに何かがかくされているなどと思いついた者はひとりもいなかつた。ところが,事実はその通りだつたのだ。学校の教師や,青少年開拓者の指導者たちは,イバナとヤロスラバに共産主義の教理を吹きこみ,教育を与えていた,と考えていたところが,実際のところ,勉強とか,読書の習慣とか,ケイ姉妹たちの行状は,まつたく違う教師とか指導者によつてみちびかれたのだ。それらの者たちこそ,学校中の賞賛に値する親し気な態度と温和な謙虚というものをこの二人に教えこんだのだ。これらの者たちこそ,イバナとヤロスラバに「神の罰」を絶えず恐れさせ,「この世にあるすべてのもの」に対する子供らしからぬ悔べつの気持を起させ,また自分の考えを隠して,「口のボタンをかたくしめる」能力を教え込んだ者である。……彼女はどの証者たちをも知らない。どの人もそれぞれ神の御前で責任を取るべきである。』

      その報告のつづきは,他の人々をしてヱホバの民に反対させるよう目論まれていますが,しかしロシヤにいるヱホバの証者が伝道のわざをしており,人々が真理を聞いていることは極めて明白です。証者の信仰をこわそうと国家が絶えず圧迫を加えようとも,証者は自分たちの崇拝を捨てるようなことをしていません。また,恐れの心に駆られて神の御国について他の人に告げるのを止めるというようなこともしません。ヱホバの御霊の支持を受けて,証者たちは『ヱホバのめぐみの年とわれらの神の刑罰の日とを告げしめ,又すべて悲しむ者をなぐさめ』つづけています。―イザヤ 61:2。

      証者たちが使徒パウロの霊感の助言を心に銘記していることは全く明白です。彼は次のように語りました,『ただ,あなた方はキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そして,私が行つてあなた方に会うにしても,離れているにしても,あなた方が一つの霊によつてかたく立ち,一つ心になつて福音の信仰のために力を合わせて戦い,かつ,何事についても,敵対する者どもにろうばいさせられないでいる様子を,聞かせてほしい。このことは,彼らには滅びのしるし,あなた方には救のしるしであつて,それは神から来るのである。あなた方はキリストのために,ただ彼を信じることだけではなく,彼のために苦しむことをも賜わつている。』― ピリピ 1:27-29,新口。

  • 『霊的な栄養失調』
    ものみの塔 1959 | 9月15日
    • 『霊的な栄養失調』

      アメリカの牧師で宗教的な記事を書くロイ・エル・スミスは,キリスト教国の教会が供給する霊的な食物について次のように書きました,『利益を得るために原則を売る人々,快楽のために個性を安く手放し,儲けのために男らしいことを犠牲にする人々は,その後に必ず来る崩壊に直面せねばならない。この崩壊の原因は,霊的な栄養失調である。一時代むかし,ウイスコンスン大学のステヘン・エム・バドコック博士は,次のような驚くべき発見をした。すなわち牛はたくさんの食物を食べていながら,餓死するということである。綿密な調査の結果,生命を与える食物の中にはビタミンという不思議な要素があることが分つた。この終りの日における霊的な崩壊は,我々が霊的なビタミンに欠けている食物を食べていることを明白に示している,……我々はたくさん食べているが,良い食物を食べていない。』― 「クリスチャン信仰の宝」(英文)267頁。

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