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世界展望目ざめよ! 1970 | 8月22日
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学校内の破壊行為
◆ 学校内の破壊行為による損害は高くつく。去年,アメリカ,ニューヨーク市の公立学校がこわされ,ガラス,不法侵入および放火のために支払わされた費用は約12億円で,1968年の損害額を20%上回る。盗まれた備品,傷つけられたりこわされたりした調度や壁の損害も数字で表わせるなら,破壊行為によるこの損害額はもっと高くなるにちがいない。また,教育面の損失を考慮すれば,その額はさらに増大する。タイプライター室が略奪にあうと,タイプの課目を取っている学童は,機械が設備されるまで授業を受けられず,それが時には2か月以上に及ぶことがある。
危険な輸血
◆ 今日,輸血をする人は,血清肝炎という恐ろしい血液の病気にかかる重大な危険にさらされている。アメリカのカリフォルニア州だけでも,輸血による血清肝炎の患者は毎年5,000人に上る。またあるフロリダ州の医師団は,常習的な喫煙によって血液の酸素運搬能力は33%までそこなわれることを発見した。そのため,喫煙家の血液を重病患者に輸血する是非を問題にした心臓学者ロバート・W・エリオットはこう語った。「現在それをやめるように言うことはできない。しかし,わたし個人としては,自分が輸血を必要とした場合,喫煙家の血を輸血されたくないことは確かだ」。
教会のしんぼく会でストリップショー
◆ 英国,ロンドン,クレハムにある聖ヨハネ教会の教区ホールで,同教会の牧師がストリップショーを演じて教会員のかっさいを浴びた。人々はテレビ・映画・新聞で裸を見ているのだから,教会のホールで見せても,おかしくないというのである。トニー・クロエ牧師とウィリアム・ムッレンジャー副牧師は自分の衣服をかなぐり捨てて,僧服用の詰めえりとくつ下,それに水泳用のぴったりしたパンツだけの姿になった。エセックス州,プレントウッドの聖ヨセフ・ウォーカ・ローマ・カトリック教会の女性数人もストリップショーに出演してきた。そのうちのひとりは,「わたしたちがまだ演じたことがないのは,ご存じかどうかわかりませんが,振動とふさ振りということだけです」と語った。教会でそうした行為がなされることに異議を唱えた人はいなかったのであろうか。「異議ですって」と問い返した,ある出演者は述べた。「とんでもありません。不平をもらす人はひとりもいませんわ。わたしたちが衣服を脱いで,ほとんど裸になる時の人々の様子を見てごらんなさい。出席者はみな,なかでも年長者は熱狂しています。観客はストリップショーを好んでいますし,わたしたちも楽しんでいるのです」。このように大いなるバビロンの宗教は,神によって滅ぼされる時が近づくにつれ,いよいよその実態をさらけ出している。
文字のない言語
◆ 高温乾燥地帯である,アフリカ東端のソマリアに住む約400万の住民が幾世紀にもわたって用いてきたソマリア語には文字がない。ソマリアはアフリカでも数少ない珍しい国の一つで,国民のすべてが同一言語を話すが,その言語の読み書きはできない。ソマリア語の出版物は一冊もなく,政府発行の3種類の新聞はアラビア語・イタリア語・英語で書かれている。
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真理は実際どれほど貴重なものですか目ざめよ! 1970 | 8月22日
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真理は実際どれほど貴重なものですか
「真理」ということばにかんする辞書の定義は今なお明解そのものです。あなたはこのことばのほんとうの意味を堅持している多くの人々をご存じですか。現代社会のおおぜいの人々がどんな態度を取るかには関係なく,決して変わったことのない規準があります。それは聖書中にしか見いだせない規準です。あなたにとって,それはどれほど貴重なものですか。「とこしえの命に導く真理」と題する本をお読みください。とこしえの命に導くことを約束するほど貴重なものをお持ちですか。真理がどんなに「貴重なもの」かを知ってください。1冊わずか100円のご寄付です。
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