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  • 自分のために有意義な目標を定めなさい
    目ざめよ! 1974 | 12月8日
    • ために外国語を学ぶ目標を立てました。二人の住む都市では,それらの国語を話せる奉仕者が特に求められていたのです。一年足らずのうちに,二人はそれらのことばを流ちょうに話せるようになり,それによって,他の人々を助ける機会を大いに広げました。

      あなたの場合,宗教的な動機は特別にないかもしれません。それでも,自分の母国語以外のものを学ぼうという目標を持つなら,それはあなたに大きな報いをもたらします。外国語を学ぶことによって人の思考力は高まり,それは生活をより豊かにします。職場での給与が上がるなど,それが他の面での便宜となる場合さえあります。

      自分のための有意義な目標として,英文タイプの打ち方や速記を修得しようと決めた人もいます。そうした目標を定め,それを目ざして努力することによって,人々は普通ならむだに使う時間を有効に活用し,やがては有用な技術を身に着けて大きな報いを刈り取りました。

      毎日定期的に運動をすることも,多くの人にとって実際的な目標です。特にこれは,一日中あまり体を使っていない人の場合です。一定の運動を規則的に行なうことは,体にも知能にも有益であり,健康は増進し,風邪その他の病気にもかかりにくくなります。“RCAF健康体操”など,一日10分間だけでも定期的な運動の目標を立てるなら,男子にも女子にも大きな益になります。

      あるいは,あなたは何か機械的な仕事に従事し,来る日も来る日も同じ仕事を,同じ方法,同じテンポでしていますか。それは,たいくつで,不満足な気持ちを与えがちです。もしそうなら,その作業をより楽しく,より報いの大きなものにするような目標を定めることはどうですか。自分の生産量を増やす方法を工夫できませんか。あるいは,仕事の質を向上させることはできませんか。その仕事により習熟し,同じ仕事をより少ない動作でできませんか。そうした目標を自分で定めると,仕事は一層興味深くなり,気持ちも楽しく,実質的な面であなたと雇用者双方に一層の益も生まれるでしょう。

      主婦のかたでしたら,仕事の能率を向上させ,同じ事を前よりずっと少ない時間と労力で果たすことを自分の目標にすることもできます。それによって,読書や趣味のための時間をより多く生み出せるようにするのです。家族のために作る食事に変化を持たせ,時々家族のびっくりするような目新しい物を調えるようにすることも良い目標です。あるいは,手紙を書くのがたいへんであるという問題を持っておられるかもしれません。いろいろな雑用やテレビ,また電話による訪問などのために,それはとかく怠りがちなものです。しかし,手紙に返事を書き,ちょっとした感謝の手紙や病気回復の知らせ,また祝いのカードを送ることなどについて自分で目標を立てるなら,他の人に多くの喜びを与え,自分自身も一層の喜びを得られます。―使徒 20:35。

      今日,自分の借り入れた資金に対して高い利息を払わねばならない人が多くいます。これは,自分の収入の範囲内で生活することを目標にしていないためです。自分の財政状態についてよく考え,食品,衣服,住居,娯楽,その他にそれぞれどれくらい当てられるかを決め,こうして立てた予算の範囲内で生活するように努力するほうがずっと賢いではありませんか。利息の支払いがなくなるので,結果的にはこのほうが収支にゆとりを与えます。そして,よけいな心配をしないで生活できるのです。

      献身したクリスチャンの場合も,他の人々と同じように,自分で一定の目標を定めることから大きな益を得られます。個人的な研究,聖書の朗読,会衆の集会への出席,聖書の良い音信を他の人に分かつための時間などに関して自分の目標を持つことは,時間を上手に使うための助けになります。そして,愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,柔和,自制など,神の霊の実を自分の目標にすることも,霊的な成長に役だちます。

      しかし,目標を立てることは闘いの半分でしかありません。この点を見落とさないでください。事実,それは第一歩にすぎないとも言えます。その目標をやり遂げることを目ざしてたゆまず努力しなければなりません。そのためには,ねばり強さと自己鍛練が必要です。初めのうちはうまくゆかない場合もあります。しかし,努力を続け,自分の性向や他の人からの影響に容易に屈してしまわないことを学び取ってください。他の人のことばは,善意によるものであっても,必ず賢明なものであるとはかぎりません。自分で目標を定めたなら,時間の経過と共にそれがあまりに高すぎるものであるとか非現実的であるとかいうことがわかった場合でないかぎり,その目標に向かって励み続けてください。クリスチャンの使徒パウロは,困窮している仲間のクリスチャンに寄付を送ることについてでしたが,非常に良い忠告を与えました。『各自その心に決めたとおりに行ないなさい』。賢明で価値のある目標を思い定めたなら,その決意を実行し,その目標からそれないように努力してください。―コリント第二 9:7。

      ただ流されるままになってはなりません。はっきりとした目的を持ち,自分のために賢明な目標を定め,こうして,より豊かで,より有意義な生活を送ってください。

  • 石油問題に揺れる世界経済
    目ざめよ! 1974 | 12月8日
    • 石油問題に揺れる世界経済

      西側諸国に対するアラブの石油禁輸措置は今年の初めに撤回されて,北アフリカと中東の石油は再びほぼ平常通りに供給されるようになり,多くの人はひとまず安どの息をつきました。これで石油不足は解消するものと人々は思ったのです。

      石油の供給削減は終わったものの,それによって石油問題が終わったわけではありませんでした。これまでの石油不足を小さく見せるほど,石油に関連したいろいろな問題があるのです。事実,そうした問題のために,世界の経済はほとんど一夜のうちに非常な混乱に投げ込まれました。

      それら一連の問題は,特に1973年10月のアラブ-イスラエル戦争以来石油の価格に起きた事柄を中心としています。ここしばらくの間に石油の価格は四倍にもなりました。中東と北アフリカの産油国は先頭を切って価格を大幅に引き上げました。ついで,インドネシア,ナイジェリア,ベネズエラなど,ほかの主な産油国がそれに倣いました。

      安い石油の上に支えられてきた世界の経済にとって,このように高い石油がもたらした結果は何でしたか。多くの権威者たちが言うとおり,その結果は,幾つかの国にとって本当に壊滅的なものでしたか。また,このすべては,利益を得るために石油会社が仕組んだたくらみだったのですか。

      共謀なのか

      石油の不足と高値は石油会社が仕組んだ陰謀の一部であったと考える人が多くいます。ビジネス・ウィーク誌の調査によると,アメリカの一般の人々は非常に懐疑的な態度を取るようになっています。同誌は次のように伝えました。

      「62%は,価格を上げるために石油会社が供給を差し控えた,と信じている。

      「68%は,それを解消するための石油業界の努力に満足していない。

      「55%は,危機は実際には長期的な問題ではなかったのではないかと考えている」。

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