-
すべての国民が神の御国の下に一致する時ものみの塔 1962 | 1月1日
-
-
に,彼らは現代文明,まったく人間家族をも滅ぼすような世界情勢をつくり出しています。同時に彼らは,そのようなものに対する最大最善の保護者と主張します。しかし,もし彼らが自分自身の国際的な争いからの身の守りが得られないなら,サタン悪魔とサタンの世に対する神の宇宙的な戦争から身の守りを得ることはできないでしょう。彼らが国際連合内に結束するとき,神およびキリストの支配する神の御国に一致反対していることを彼らは十分に認識していません。彼らは,「諸国民の定められた時」が1914年に終わり,いまこそ神の御国が全地を完全に,すこしの妨害もなしに支配すべきであることを信じません。彼らは神の御国に一致反対することにより「全能の神の大いなる日の戦争」の滅亡に追いこまれていることを,すこしも認めません。それでは,私たちは何をしますか。神の御国の下に一致して救いを得ますか。あるいは彼らと一致して共々に滅ぼされますか。
49 ゼパニヤ書 3章8,9節は,どのように私たちに警告していますか。また,私たちの取る正しい道をどのように示しますか。
49 ゼパニヤ書 3章8,9節は,私たちにこう警告しています。
「ヱホバ曰たまふ是ゆゑに汝らわが起て獲物をする日いたるまで我を俟て,我もろもろの民を集へもろもろの国をあつめてわがいきどほりとわがはげしきいかりをことごとくその上にそゝがんと思い定む全地はわがねたみの火に焼ほろぼさるべし」。
それから,私たちの救いのための正しい道を示すため,エホバは次のように言われています
「その時われ国々の民に清き唇をあたへ彼らをしてすべてヱホバの名を呼しめ心をあはせて之に事へしめん」。
50 この聖句にしたがうエホバの証者は何をしますか。彼らはどんな政府の下に保護を楽しみますか。
50 心をあわせてつかえることは一致を示します。エホバの証者の新しい世の社会は,そのように神に仕えることを決意しています。彼らには,滅びに定められたこの世の言語とはちがう言語が与えられました。それで,彼らは統治している王イエス・キリストを通してエホバ神の御名を一致して呼び求めます。彼らは神の御国の下に心から一致します。なぜなら,神の非難とその熱心の火は存在している一切の国々や政府に対して向けられているからです。神の御国は唯一の保護の政府です。それは私たちを守ることができ,また将来にも私たちを守る唯一の政府です。いろいろの政府の力を調べる将来の試験のとき,キリストによる神の御国はいちばん強いものと証明されて勝利を得るでしょう。
51 ダニエル書 2章44節は,だれの勝利をあらかじめ告げていますか。そして,どのように?
51 ダニエル書 2章44節(新口)は,私たちにこのことを保証して次のように述べています,「それらの王たちの世に,天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく,その主権は他の民にわたされずかえってこれらのもろもろの国を打ち破って滅ぼすでしょう。そしてこの国は立って永遠に至るのです」。
52 私たちはだれを求めるべきですか。どんな性質をもって? どのようなことが生じますか。
52 この御国を立てられた天の神こそ義と柔和をもって求めよと聖書が私たちに告げておられる御方です。私たちは暴力行為により人間の支配権に対して反逆するべきではありません。もし私たちが正しく,かつ柔和に彼を求めるなら私たちは「ヱホバのいかりの日に或はかくさるゝで」あろうと,神は権威をもって私たちに告げています。私たちは彼の怒り,彼の戦争からかくれねばなりません。なぜなら,彼は滅ぼすことができるからです。彼に敵対する者たちは,彼から身をかくそうとつとめても,その絶対的な滅びを避けることができません。―ゼパニヤ 2:3。
53 私たちは,どのように彼に仕え,彼の名前を呼ぶべきですか。
53 それで,天からの知恵である聖書の知恵にしたがって行動しましょう。「この組織制度の神」なるサタン悪魔は,国際連合があるにもかかわらず,あらゆる種類の利己主義と物質主義によって,この世界の分裂をはかっています。神であるサタンと悪魔に奉仕しつづけることは,私たちの滅亡を意味します。私たちは唯一の「生ける真の神」であるエホバを私たちの神に選んで仕えねばなりません。私たちはみなエホバを求めましょう。今日,神の御国の下に結集しましょう。すべての戦いに勝利を得る神の御国の民として,私たちは愛,信仰,希望および真理の言語でエホバの御名を呼び求めましょう。そのようにして,「心をあわせて」彼と彼の御国に仕えましょう。
54 私たちは,どのようにハルマゲドンを通過しなければなりませんか。その後,私たちはどのように仕えますか。
54 ハルマゲドンの宇宙的な戦争のときにかくされて,愛の保護をうけるため,私たちは一致した崇拝をエホバ神にささげながらその戦争を通過しなければなりません。その後,私たちは新しい世の生活を始めるでしょう。私たちはみな勝利をにぎる神の御国の下にあって,愛という完全な一致のきずなの中に一致しています。この地球は,利己的な搾取者や戦争挑発者たちによって,たいへん荒らされてきました。しかし,私たちは平和のうちに一致してこの地のいやしに専念するでしょう。私たちは一致して,この地球をエデンの園のような楽園に変えることに努力をかたむけるでしょう。私たちは,神の復活の力により死人が記憶の墓から戻ることを一致して準備するでしょう。私たちは,一致してそれらの復活した者たちに神の唯一の清い宗教の真理と神の御国の律法について教育する準備をいたします。そのようにして,これらの者たちを援助して,私たちと共々に永遠の生命を得させます。彼らは神の正義の新しい世で肉体的にも精神的にも完全になるでしょう。
55 (イ)いつ私たちは一致を求め始めねばなりませんか。私たちがそうすることは,どのように可能でしたか。(ロ)私たちは,感謝しつつ何をしますか。私たちは,どんな結果を示しますか。
55 今日この分裂した世界に住む私たちの人種的な背景や国家的な背景がどのようなものであろうと,神の御国の支配するその新しい世では完全な平和と愛にみちる一致が永久に存在します。しかし,今こそその一致を求めはじめる時です。私たちはそうしなければなりません。そしていまエホバ神は,御子イエス・キリストと御国証者の会衆により,そのことを可能にされているのです。私たちの人種や国籍がいまどんなものであろうと,それにはかかわりなく,私たちには機会が与えられているのです。エホバ神のこの恵みに深く感謝する私たちは,ともどもに彼を崇拝して,彼に仕え,彼の音信を述べ伝えます。そして,エホバ神の御霊により,私たちはすべての国民が神の御国の下に一致する時,何が生ずるかを示します。
-
-
神の御国の来る時ものみの塔 1962 | 1月1日
-
-
神の御国の来る時
あなたは神の御国を祈り求めますか。もし誠実な気持ちで祈り求めるなら,きっと神の御国の来る時を知りたいと思われるでしょう。第1世紀のイエスの弟子たちは,その時を知りたいと思いました。4人の弟子はオリブ山におられたイエスのところに来て,こうたずねました,「お話ししてください。これらのことはいつ起こるのですか。あなたの臨在とこの組織制度の終りのしるしは何ですか」。イエスは,彼の再臨と御国の設立をしるしづける,世界を揺るがすほどの出来事について語りました。弟子たちは非常な興味をもってイエスの話を聞いたにちがいありません!―マタイ 24:3。
今日,しばしば人々はこう言います,「もちろん私は御国を祈り求めるし,御国がいつの日か来る
-