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  • キリストの再臨 ― どのように見わけるかをご存じですか
    ものみの塔 1966 | 5月15日
    • そしてそれらのことがすべて24時間のうちに行なわれると信じ,それに対して備えをしていました。

      しかし多くの宗教指導者たちは,イエスがじきじきに地上の事柄に干渉するという思想を排し,キリストの国は人々の心に満ちわたるものであり,キリスト教会が,「キリスト教徒の」政府と協力しながら,その道徳の力によって人類を徐々にキリストとの一致に導くものであると教えました。

      わたしたちは何を信ずべきですか。どうすればわたしたちの期待すべきことがわかりますか。もちろんそれには,神のことばである聖書の導きが必要です。そしてキリストご自身,および霊感を受けた弟子たちがキリストの再臨にかんしてなんと述べているかを知らねばなりません。マタイ伝 24,25章,ルカ伝 21章,マルコ伝 13章,テモテへの第二の手紙の3章1-5節には,キリストの再臨にさいしてわたしたちの予期すべきことがすばらしい預言の形で示されていますから,そこをお読みになってはいかがですか。

      キリスト再臨の真の意義

      右にあげた聖句を読むと,イエスもイエスの使徒たちも,イエスの再臨の時が,国際平和と兄弟愛の時であるとは言っておらず,むしろ国際間の戦争と暴力の時代であると述べていることがわかります。(マタイ 24:7,8)イエスの再臨の時は,あらゆる問題や苦しみから直ちに救われる時ではなく,ききん,疫病,地震の時であり,諸国民が憂い悩む時です。(ルカ 21:11,25,26)またそれは,道義と善の栄えるときではなく,金銭と快楽を愛し,放縦で恩を知らぬ非行者たちや偽善的な宗教家たちのゆえに,「不法」の時,「苦しい」時です。(マタイ 24:12。テモテ第二 3:1-5)イエスは,イエスの再臨とイエスの御国の樹立とにかんする喜ばしいおとずれが,人々から尊敬される著名な,そして社会的に人気のある宗教指導者や牧師によって宣明されるとは言われませんでした。イエスのことばによると,そのおとずれは,「すべての国民」から迫害され,憎まれ,裁判所にひきたてられたり,投獄される人々によって宣べ伝えられるのです。―マタイ 24:9,14。ルカ 21:12-19。

      このことと,1914年以降のできごととを比較してください。エホバの証人は,この年より40年まえから,1914年が「異邦人の時期」の満ちる時であり,キリストが御国の支配を開始する時であることを指摘してきました。(ルカ 21:24)英国では,8人の著名な牧師が,この年から始まった世界をゆるがす出来事をみて,1917年の後半に,「現在の危機は異邦人の時期の終末を示す」「いまは主がいつなん時出現されるかわからないときである」という声明を発表しました。しかし第一次世界大戦後,これらの牧師たちは,ほかの牧師仲間と同じく,国内問題や国際問題に心をうばわれ,キリストの再臨と時の重大さに関する以前の発表をかえりみなくなりました。それ以後彼らは,キリストの再臨が始まったということを発表する伝道には耳を傾けないようにと,信者たちに働きかけました。

      こうして現代の牧師たちも,イエスの時代の牧師と同じ点で悲劇的なまちがいをしました。つまり,見当はずれのことを期待したのです。パリサイ人がイエスに神の国の到来について質問したとき,イエスが彼らに,「神の国は,見られるかたちで来るものではない。また『見よ,ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は,実にあなたがたのただ中にあるのだ」と言われたことを彼らは忘れたのです。(ルカ 17:20,21)パリサイ人は,イエスが自分たちのただ中にいたのに,イエスが御国の主要な代表者であることを認めることができなかったのです。それと同じく今日の牧師や支配者たちも,御国の支配を宣べ伝える使者としてイエスがつかわす,へりくだった男や女を認めようとせず,彼らを迫害することさえします。―マタイ 24:9,14。

      本誌は過去3回にわたり,キリストの再臨が霊的な再臨であるために目に見えないということを説明してきました。そこで,ルカによる福音書 17章26節に記録されているイエスの次のことばに注意してください。「ノアの時〔日々〕にあったように,人の子の時にも同様なことが起るであろう」。なぜ「日」ではなく「時」ということばが使われているのですか。なぜならキリストの再臨はわずか24時間のできごとではないからです。24時間であったなら,(地球の莫大な人口を考えると)イエスは1秒間に3万5000人の割でさばきを行なわねばなりません。再臨は「ノアの時」や「ロトの時」のようにいく年かの期間です。この期間に審判者である王は目に見えないさまで臨在し,いくつかの目的を成し遂げます。それらの目的とは何ですか。

      王のなすべきこと

      まず王は,主要な問題を処理します。それは大敵サタンとその配下の悪霊どもを排除することです。彼は天での戦い(ゆえに人間の目に見えない)において彼らに勝ち,地球の近辺に追いつめられました。しかしそれによって地球の住民は直ちに解放されたのではなく,むしろ「地と海よ,おまえたちはわざわいである。悪魔が,自分の時が短いのを知り激しい怒りをもって……きたからである」という状態になりました。―黙示 12:7-12。

      いまや審判者キリスト・イエスは,その天の王座から地に注意を向け,死の眠りについている忠実な弟子に,天の生命に復活させることによって報いを与え,イエスと共に「くらいに座して……さばかせる」ことができます。(コリント第一 15:20-23。ルカ 22:28-30)イエスの弟子であることを公言する者で,まだ地上に生きている者たちはどうなりますか。イエスは,「麦」と「毒麦」のたとえ話によって,世界ににせのクリスチャンがあふれること,そして「事物の制度の終わり」の時にイエスの真の弟子たちは分離されねばならないことを示されました。(マタイ 13:36-43)かつてイエスに仕えたことのある者たちの中には,「自分の主人は帰りがおそい」と考えはじめる者が出てくるでしょう。彼らは「悪い僕」の級として退けられます。ほかの人たちは,使徒たちや昔の弟子たちのように「忠実な思慮深い僕」級であることを証明するでしょう。このしもべ級についてイエスは,「自分の全財産を管理させるであろう」と言われました。王であるキリスト・イエスの全財産とは,イエスの国の地上における利益であって,これらの忠実なクリスチャンたちは「時に応じて食物をそなえ」ながらそれを管理します。彼らは世界的な伝道をとおし,御国のおとずれを全世界に広げることによってそれを行ないます。―マタイ 24:45-51。

      また王なる審判主は,人々を分離するわざにおいて,これらの忠実な伝道者たちを「試金石」のようなものとして用いられます。実際に審判者は天にあって全地を法廷となし,あらゆる国民にそれらの証人をつかわされますから,どの家の戸口にも証人が立ち,そうして「羊飼が羊とやぎとを分けるように彼らをより分け」られます。人々はキリストを見ることはできませんが,王が「わたしの兄弟」と呼ばれたこれらの忠実な追随者たちを見ます。―マタイ 25:31-45。

      このようにして,証人の伝える御国のおとずれに耳を傾ける正しい人々の「大ぜいの群衆」は御国の側に立ち,その伝道に加わります。彼らは「一つの群れ」として,天の御国を受け継ぐ人々と一致し,神が立てられる正義の新秩序のもとの地上の楽園で命を得る備えをします。―黙示 7:9,10。ヨハネ 10:16。黙示 21:1-4。

      これを成し遂げることは大事業であり,しかも反対がありますから,忍耐を必要とします。王もそう言われています。「しかし,最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そしてこの御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」。(マタイ 24:13,14)こうして宣明のわざと集めるわざが王の満足のゆくまで行なわれたならば,次に王はエホバのさばきの刑執行者として,見えるものも見えないものも,御国の敵対者すべてをこの地から一掃し,利己的な人間と,目に見えない悪霊の地の支配に終止符をうたれます。―ダニエル 2:44。黙示 19:11-15; 20:1-3。

      「人の子の……時」であるいまの時代は機会の時であり,行動すべき時であり,支配している王キリスト・イエスの恵みを受けるべく決意すべき時であります。今日になって,なおがんこに見当ちがいの証拠を待っている人はきわめて危険な状態にいます。あなたはいま,キリストの再臨の意義を明確に理解し,間もなく来る神の正義の新秩序の中で生命を得そこなうことがないよう,遅すぎないうちに行動してください。

  • ペテロはいま天国のかぎを使いますか
    ものみの塔 1966 | 5月15日
    • ペテロはいま天国のかぎを使いますか

      1 (イ)天国におけるペテロの地位に関して,一般にどんなことが信じられていますか。(ロ)ペテロが実際に天に復活したのはいつですか。キリストの千年統治のあいだ,ペテロはどんな地位を占めますか。

      キリスト教国の一部の宗派においては,ペテロが天国の門の番人で,天国に人を入れるか入れないかをつかさどるということが一般に信じられています。ペテロがいま天にいることは事実です。ペテロはイエス・キリストの忠実な弟子また使徒であって,死ぬまで忠実でした。しかしペテロは死んでのち,イエス・キリストが神の霊的な宮に来られる再臨の時まで,墓の中で何世紀ものあいだ待ちました。忠実な使徒パウロについても,同じことが言えます。(テモテ第二 4:8)1918年,ペテロは,その時以前に死んだキリストの会衆の忠実な成員とともに天に復活しました。しかしペテロは門番ではありません。キリストと同じく天に復活する人々は,1000年のあいだイエスとともに王また祭司として治めます。そのときペテロは,キリストとともに王また祭司となって治める,キリストのからだの成員,つまり14万4000人の共同の王のひとりとして,天の位にすわります。―黙示 14:1-3; 20:6。ルカ 22:28-30。

      2 前述の事実に照らして,どんな疑問が生じますか。

      2 そこで次のような疑問が生じます。「わたしは,あなたに天国のかぎを授けよう」(マタイ 16:19)とペテロに言われたイエスのことばは,何を意味していますか。これらのかぎはどんなものですか。いくつありますか。いつ,なんのために使われましたか。かぎを使うことから,だれが益を受けましたか。

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