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世界展望目ざめよ! 1970 | 12月8日
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5月17日に就航した。同船長は,自分たちの考えを支持する十分の証拠を得たと述べ,「わたしたちの目的としていた事柄は確証されたと思う」と語った。しかし彼によれば海水の汚染は驚くほどで,彼と乗組員たちは,海がよごれていたため,からだを洗うのがいやになった日があったという。
僧職者の代用
◆ ラテン・アメリカの僧職者数は,減少の一途をたどっている。深刻な僧職者不足に見舞われた,人口600万のサンパウロ市司教管区では,去る6月28日,6日間の特別訓練を受けた一般信徒90名が,聖ざん式の象徴物を配ることを特に許可された。しかし,こうした解決方法は,ブラジル,サンパウロ市,リンズのクープ司教をはじめ,多くの僧職者から反対されている。同司教は,他の司教あての書簡の中で,第二バチカン会議における彼の提議を再確認し,既婚者の叙任を提案した。
強制的な産児制限?
◆ 最近,専門家筋は,人口「爆発」を押えようという努力が世界的にみて不足していることに対し,優慮の念を深めている。どんな処置を講ずることができるだろうか。ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された一報告の中で,グラッドウィン・ヒルは,次のように述べている。「ただ二つの道しかない。一つは,避妊法・断種・中絶などにより産児調節をすすんでするよう,人々を説得することである。もう一つは,少なくとも短期間効果のある避妊薬を,広く,食品や飲料水に添加投入するといった手段による,強制的なやり方である」。こうした見方は,神の正義の律法と,人類に対する神の御目的を考慮にいれない世界が,絶望に陥っていることを物語っている。
ダムの影響
◆ エジプトのアスワン・ハイダムは1964年以来,使用されてきているが,科学者たちは,最近,このダムのため,東地中海の塩の含有量,および,海水の温度が上昇したことを明らかにした。流水を調節するために,豊富な微生物が地中海にまで達しなくなり,その結果,それら微生物を食べて生きているさかなが影響を受けている。アスワン・ハイダムの直接的な影響をこうむったのはエジプトのイワシ漁で,漁獲は大幅に減少した。
雹の核
◆ アメリカでは,雹によって,収穫物や資産にもたらされる被害が,毎年,約1,000億円にのぼり,これは,トーネードと呼ばれる大旋風のもたらす損害を上回る。重さ,700グラム,直径13センチ大の雹のために,人がケガをしたり,致命傷を負うことさえ珍しくない。同じように見える雷雨でも,雹を伴う場合があったり,雨しか降らない場合があったりするのはなぜだろうか。最近,アメリカのテネシー州を襲ったあらしでは,ヒトデの形をした雹と,カメや短剣に似た形の珍しい雹が空から降った。「これは,今まで見たこともない珍しい雹です」とC・A・ナイト博士は述べている。もう一つ不可思議なのは,雹がそれほどの大きさになるまで,地上に落下せずにどうして空中にとどまっているのかということである。氷に関する専門家はさまざまな研究をしているが,現在のところ,雹が落下しない理由は明らかにされていない。
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人類を祝福する神の備え目ざめよ! 1970 | 12月8日
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人類を祝福する神の備え
エホバ神は,あらゆる民族・国民を祝福するため,ご自分の御子を通して実に愛ある備えを設けられました。エホバ神は,圧迫・罪そして死からの解放を約束しておられます。なんと輝かしい見込みではありませんか。しかし,そうしたすばらしい解放は,どのように実現されるのでしょうか。神はどのように人類を祝福されますか。
「神の自由の子となってうける永遠の生命」
と題する本をお読みください。1冊はわずか200円のご寄付で入手できます。下記の住所あてにお申し込みになれば,送料は当方で負担してお送りいたします。
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