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問題の答えを見いだしたヒッピー目ざめよ! 1970 | 5月8日
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を示している時も時,牧師の辞職また神学校入学者の漸減のため,キリスト教世界の僧職者は減少の一途をたどっているのです。
今日の人類の直面している数多くの問題に対する神の驚くべき解決策をご存じですか。真の平和と幸福,また楽園の地における完全な健康と,とこしえの命を,あなたは心から願い求めておられますか。そうでしたら,聖書の述べる数々の約束をどうぞ学んでください。
エホバの証人は喜んで時間をさき,あなたの聖書から正しい答えを得る方法を無償で教えることができます。そして,神がいま行なっておられる事柄および将来行なおうとされている事柄に関する知識をあなたとわかち合うために,およそ6か月間,毎週1時間ほどお宅を訪問できるのです。この雑誌の発行者に手紙を書くか,お近くの御国会館でエホバの証人と連絡を取っていただくかすれば,資格のある聖書の教え手がお宅に伺えるでしょう。
そうすれば,全世界で急速に増加してゆく,時代の急を悟った人々の中にあなたも加われるでしょう。その時あなたは聖書の述べる次のことばの真意を十分に理解できるでしょう。「世と世の慾とは過ぎゆく,されど神のみこころをおこなふ者は永遠にとどまるなり」― ヨハネ第一 2:17。
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『汝らの仇を愛しなさい』目ざめよ! 1970 | 5月8日
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『汝らの仇を愛しなさい』
● ルカ伝 6章27,28節にしるされている,イエス・キリストの教えられた原則は次のとおりです。「なんぢらの仇を愛し汝らを憎む者を善くし,汝らを咀ふ者を祝し,汝らを辱しむる者のために祈れ」。真のクリスチャンはこの原則を生活において実践するように努めます。そのことを行なったギリシアのあるエホバの証人の経験を次にかかげます。
「ある村でのこと,その村でただひとりのエホバの証人は,村の司祭のために絶えず悩まされていました。司祭は証人の行なっているクリスチャン活動を理由に,証人を投獄するとおどしましたが,その証人はいつもクリスチャンにふさわしい親切な態度でことばを返していました。やがて司祭はその証人を刑務所に入れることに決め,証人に対し進んで偽りの証言を行なう人を見つけました。こうして偽りの証言が行なわれ,その証人は有罪とされ,禁固2か月の刑を宣告されました。その後2か月を経て釈放された証人は,村に帰って,再び以前の活動を始めました。
「ある日その証人が道を歩いていたところ,例の司祭が路上に倒れてもがいており,ひん死の重傷を負い,多量の出血で危険な状態に陥っているではありませんか。証人が直ちに走り寄って司祭を助けたところ,その証人に気づいた司祭は,『なんということだ,おまえじゃないか! だれかほかにいないのか!』と叫びました。しかし証人は司祭が直ちに病院に行って医師の手当てを受けねばならないことを話し,親切にも,傷ついた司祭を近くの病院に運び,7日間分の入院費を支払ってやりました。
「傷がなおって退院した司祭は,村に戻って再び仕事を始めました。ある晩おそく,司祭はその証人の家を訪れました。証人は司祭を暖かく迎え,家に招じ入れました。それまで行なってきたことに良心に責められた司祭は,自分の罪を許してほしいと証人にこん願し,『悪魔にそそのかされて,あんなことをしたのです』と述べました。
「司祭はさらに,『どうぞあなたの仕事を自由に行なってください。もしだれかがあなたの邪魔をするなら,わたしの所に来るようにとその人に言いつけてください』と語りました」。
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