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安定と永続ものみの塔 1954 | 6月1日
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なる奉仕の捧げ方を決定してはなりません。そうするならば,法律家の言うように,あなたは権限を越える,つまりあなたの法的な権利を踏みこしてしまうという危険を冒すことになります。また別に,あなたの御国奉仕で怠けてはなりませんし,不規則になつてはなりません,そのようでは,価値あるものを何一つ建てることはできないでしよう。というのは『ものうきところよりして,屋根は落ち,手を垂れおるところよりして家は漏る』。本当に『あなたの業に怠けるな,御霊に燃えなさい。』― 伝道之書 10:18。ロマ 12:11,新世。
14 私たちがヱホバに与える最も重要な言葉は何ですか?
14 結論として,みなさんにこの点を考えていただきたいと思います。ヱホバは最も重要な彼の約束の言葉を誓われているということです。神の言葉を研究して真理をより多く学び続けるにつれて,私たちの利益のためにされている神の驚くべきほどにすばらしい御準備を,より一層鋭く認められませんか? そして,『わが子よ,汝の心を我に与えよ』という召の言葉に答えるようになりませんか?(シンゲン 23:26)献身の誓約をすることによつて,あなたの約束の言葉を誓い,その召に答えるのはあなたの特権です。あなた自身の個人に関する限り,それはあなたが与えることのできる最も重要な言葉です。その言葉を守りなさい! その言葉を尊びなさい! その言葉にふさわしいように生活しなさい!
15 神の祝福を受けるのに,私たちにとつて何が最も大切なことですか?
15 アブラハムの裔の一部であるという希望はなく,またキリストと共に天の御坐に与る見込みがないからなどと言う言い訳はなりません。神の祝福を楽しみたいとあなたは大いに望んでいるのではありませんか? アブラハムと同じ種類の信仰をあなたが表わさず,そして真の献身と崇拝の霊をもつて,心からの従順を表わさないならば,あなたは,アブラハムの裔の一部としても,または『地上の全家族』の一部としても,全く祝福をうけないでしよう。悪魔によつて欺かれてはなりませんし,脅かされてもなりません。悪魔は『吠える獅子のように歩き廻つており,誰かをむさぼり食おうと求めている。しかし,信仰に固く立ち,悪魔に反対しなさい。』― 創世 12:3,新世。ペテロ前 5:8,9,新世。
16,17 最後にどんな訴えがなされていますか? それに答えることのできるようどんなすばらしい励ましが与えられていますか?
16 それであなたが祖先アブラハムのようになつてもらいたいと,また最後にいたるまで正しい種類の勤勉さを示し表わすよう私たちは強く願うものです。そして,あなた方は,まことの固い,合法的な基礎を持つその都から流れ出るそれらの祝福を相続するという希望は,全くたしかに持つことができるのです。それらの祝福はいまあなた方に示され,あなた方を招いているのです。聞いてごらんなさい!
17 『それから,私は新しい天と新しい地を見た。なぜならば前の天と前の地は過ぎ去り,海ももはやないからである。私はまた聖なる都エルサレムが,夫のために美しく装いした花嫁のごとく準備して,神から天から下つてくるのを見た。それと共に,御座からの大きな声が次のように言うのを聞いた「みよ! 神の幕屋は人間と共にあり,神は人間と共に住まわれ,人間は彼の民となるであろう。そして神自ら人間と共にいるであろう。神は彼らの目から涙を全部ぬぐい取られるであろう。死はもはやないであろう。そして歎きも,叫びも,苦しみもないであろう。前にあつたものは過ぎ去つたからである。」すると御座に坐られる方は言われた「みよ! 私はすべてのものを新たにする。」また言われる「書き記せ,これらの言葉は信頼するに足り,真のものであるから。』― 黙示 21:1-5,新世。
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完全に一巡りものみの塔 1954 | 6月1日
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完全に一巡り
クリスマス飾り木は今や完全に一巡りしました。最初異教徒が真冬の祝にそれを使いました。自称キリスト教徒達は彼等が征服して同化した異教徒を真に改宗させようと骨を折らず異教徒の汚れた儀式にキリストの名を冠しました。異教徒はそれに満足し,「キリスト教徒」もキリストの誕生は1年の中で真冬に祝の行われる時期であつた筈がないにも係わらず,それに満足しました。初代の所謂キリスト教徒と同様,今度は共産主義者が事の善悪はさておき,人々の習慣に反対する必要はないと思つています。そこで彼等は簡単にもう一度名前を変えました。1952年2月3日のルーマニア・ニユース紙に依れば,新しい名前は「冬の木の祝い」,「子供の冬休み」或は「冬の祭り」です。ブカレストには無数の電球や飾紐,金色の球,小さな金属製の鐘をつけた,70尺(英尺)もの高さのクリスマス・ツリー(ではなくて冬の木)が立ち,贈物を差し出している『霜の父』が大きな板に画かれて,「お伽ぎの国」が出来ました。電球や飾りのついた常緑樹があり,贈物を与える『霜の父』も揃い,キリストの名が取り去られて,クリスチヤンのものでない儀式はその異教の起源に戻りました。
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