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目ざめよ! 1976
目76 2/8 27ページ

真の生きる理由と目的を見いだす

● 今日,世界中で,さまざまな主義・主張が宣伝される中で,生きる理由や目的を見失っている人は少なくありません。しかし神のみ言葉である聖書の知識は,人の生活に目的を与え,輝かしい希望が実現するのを見るために生き続けるべき真の理由を与えます。現在,エホバの証人として神のみ言葉を宣べ伝える業に携わっている一人の人は,自分の経験を次のように述べています。

「今から4年前,当時浪人生活を送っていた時,私のほとんどの時間は,『生きる理由と目的』を思索することに費やされました。しかし,この世が提供するあらゆる書物や人生論は私をいっそう深い落胆に落し入れるだけでした。そして大学に入った目的も『生きる目的』を見付けるためでした。大学に合格して間もなく,政治組織に加入しました。そのころ,ベトナム戦争は激烈を極めていました。米軍による北爆は私の闘志を燃え上がらせ,マルクス・レーニン主義を指針とする組織の中で活発な活動をしていました。解放軍兵士のためのカンパ活動,国際反戦デーのデモ参加,政治集会,理論学習はもとより,選挙運動,大学内におけるオルグ活動,アルバイト先の職場では学生を組織して,待遇改善と賃上げの要求書を所長につきつけ,鋭く対立していました。全く,私の周りにある偽善と悪に対して激しい怒りを感じていたのです。そしてマルクス・レーニン主義こそ,真の人生の導き,真の学問であると信じて疑いませんでした。

「しかし,活動は行き詰まりました。度重なる問題が生じたのです。それらすべての問題は私を再び最初の疑問に直面させました。なぜならそれらの問題は全て,人間本来の不完全さ,悪,醜さが関係していたからです。大学に入学して一年半が過ぎました。職場を変わり,大学の講議も休むようになりました。講議は私にとって何の益にもなりませんでした。『生きる理由』を教えてはくれませんでした。そして下宿に閉じこもり,小説を読みふけり,一種投げやりな気持ちでこの世の提供する享楽的な生き方を楽しみ始めていました。しかし,『人は何のために生きているのか』という疑問はますます深くなってゆきました。

「そうしたある日,一人のエホバの証人の訪問を受け,無償の聖書研究に応じました。もちろん,唯物論を学んでいた私は,神を信じたくても信じることはできませんでした。宗教を一切否定していましたし,反対に害になると思っていました。しかし,研究に応じた理由は,聖書の内容を知らなかったからです。研究が進むにつれて,聖書の内容に驚くばかりでした。大学では二年間外国語学部に籍を置いた後,人間をもっと深く研究するために転部して教育学を専攻するようになりました。

「聖書を学び始めて8か月くらい過ぎ,私は神の道を歩むか,それとも何の希望も真の喜びも満足感もないこの世の生活を選ぶか,選択を迫られていることを心の中で感じるようになりました。それは重大な決定でした。それは私の全生涯を決定するものだと思いました。もちろん,マルクス主義で苦い経験をしている私は,一つの主義で全生活を律することは不可能だとも感じました。

「しかし,私がずっと悩み,思索していた疑問,『人間にはいったい生きる理由と目的があるのだろうか』の答えは,神が存在するか否かによるとの結論を出しました。人間が単に進化の所産であるならば,厳密に言って,そのようなものはないのです。そして私は,自分の魂をかけて神の存在を確かめる決意をしました。活発な証言と聖書の教える助言に従う生活に努力し,毎日エホバ神に祈りました。そして,聖書の教える生き方がどれほどの満足感と喜びを与えるかを知るようになりました。

「1974年7月26日,豊橋における『神の目的』地域大会でバプテスマを受け,休み明けの9月には,私に何ら生きる希望と理由を教えてくれなかった,カトリック教会の経営する大学を退学し,それから6か月間は伝道奉仕に一層多くの時間を費やすようにし,その奉仕を楽しみました。そして,1975年2月からは全時間奉仕者としての特権にあずかっています。

「現在では,『精神的な暗やみ』から解放し,『生きる理由と目的』を与えてくださったエホバ神に対し,心から感謝しない日は一日もありません。(エフェソス 4:18)その理由と目的,つまり,エホバ神とすべての隣人を愛し,エホバ神の特質を知ることをもっともっと深く追求したいと思い,毎日奉仕に励んでいます」。

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