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  • 第二次世界大戦がもたらした変化
    目ざめよ! 1973 | 7月8日
    • 宗教の力と支持を徐々に減らすには「サラミ戦術」を用いるのが得策と見ました。この方法は,最初に用いられた正面戦術とは異なり,ひどい反対を引き起こしたり,殉教者を出したりすることを避けることができるからです。

      もとより,ソ連の外の人びと,あるいはソ連内の人びとでさえも,みながみな,教会の高位僧職者たち全部を純粋の教会人と確信しているわけではありません。彼らのあまりの妥協ぶりに,一部の僧職者は,教会を支配するために置かれた政府の手先と非難されました。非難者たちは,共産主義に反対した僧職者たちが投獄されるかまたは殺されたことを指摘しました。しかし,共産主義者の好意を得ていた僧職者たちは自由に動き回ることができ,彼らの地位にひきつづきとどまることができました。

      行動は目的が変わっていないことを示す

      政府の長期的宗教撲滅政策が変わっていないことは,当局者の行動や発表に見ることができました。たとえば,宗教が与えた支持に対する報いとして譲歩が示されたにもかかわらず,宗教を広める権利は依然として禁じられていました。無神論の宣言はやはり共産党に入党するためのひとつの条件でした。

      また,学校では宗教教育がひきつづき禁止されていました。無神論は依然として公式の教義で,それには反宗教的プロパガンダが含まれていました。「若い開拓者たち」や「共産青年同盟」の間で無神論を促進することには特別の注意がそそがれました。党の公認の方針は,同青年同盟の機関紙,コムソモーリスカヤ・プラウダに掲載された次の助言に要約されています。

      「青年共産主義者たちは,確信をいだいた無神論者,すべての迷信[宗教]に反対する者でなければならないだけでなく,青年たちの間に迷信と偏見が広まらないよう活発に戦わなければならない」。

      宗教に反対するソビエトの長期目標は,スターリンが死んでも廃止されませんでした。1950年代の終わりに,そして特に1960年代の初めに,ニキタ・フルシチョフの支配のもとに,大きな圧力がすべての宗教団体に加えられました。その規模はのちほど明らかになりました。ニューヨーク・タイムズ記者ピーター・グロースは次のように伝えました。

      「1964年前の5年間に,ソ連全土の宗教組織に加えられた害がどの程度であったかは,今明らかになりつつある。ソ連内の,反対意見を持つ教会人たちの主張によると,同期間に1万の教会が当局者によって閉鎖された…

      「ソ連全土の教会の運営が俗権の効果的な支配の下に置かれるのを確実にするために,巨大な官僚組織が徐々につくられていった」。

      したがって,共産主義者の指導者たちは,宗教に対する戦いに調整を加えたとはいえ,その目的は変えませんでしたし,現在も同じ目的を持ちつづけています。彼らは,ソ連から宗教を拭い去るという目標に向かって,たゆみなく努力しています。

      こうして多年反対を受けてきたソ連内の宗教はどうなっているでしょうか。今日のソ連における宗教にはどれほどの力がありますか。

  • 白クマの子は寒い?
    目ざめよ! 1973 | 7月8日
    • 白クマの子は寒い?

      ● 北極地方の気温が摂氏−50度にもなると,白クマは,どのようにして生れたばかりの子グマを暖めるのでしょうか。母グマは本能的な知恵でもって,雪の中に掘った穴の中で子グマを生み,乳を飲ませます。雪は寒さをしゃ断する働きをします。耳も聞こえず,目も見えない生まれたばかりの無力の子グマは,この穴の中で,北極の冬の凍りつくような気温と荒れくるう風から保護されるのです。

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