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  • 野外宣教に適応させた資料
    神権宣教学校案内書
    • 12 それには,聴衆との単なる接触および聴衆を助けて推論させる以上のことが関係しています。今度は,さらに進んで,資料の適用にさいし,実際に家の人をその中に含めなければなりません。野外宣教の目的は,神のみことばの真理を人々に教えて,救いの道を学ぶよう人を助けることです。ですから,あなたの言わんとする事がらを聴き,かつ,それに基づいて行動することが家の人にとって実際に有益である,ということを巧みさと思いやりをもって示さねばなりません。

      13 この特質のこの面は最後に取り上げましたが,それは重要性が最も少ないからではありません。それは1つの肝要な点であり,決して見のがすべきではありません。この点に関し努力してください。なぜなら,それは野外宣教において重要だからです。あなたの述べる事がらが家の人自身の生活にとってなんらかの価値があることを家の人が明確に理解できないかぎり,その人の注意を少しの時間でも保持することはできないでしょう。

  • 適切な結論と時間
    神権宣教学校案内書
    • 研究 36

      適切な結論と時間

      1-3. どうすれば,結論をあなたの話の主題に関連させることができますか。

      1 人が最初に思い起こすのは,多くの場合,話し手が最後に述べる事がらです。ですから,話の結論は注意深く準備するに値します。結論は,聴衆に覚えてもらいたいと考えている主要な論点に聴衆の注意を集中させて,主題を決定的に銘記させるものであるべきです。結論はその構成と話し方が両様あいまって聴衆を鼓舞し,行動を促すものであるべきです。これこそ,「話の助言」用紙上の「効果的で適切な結論」という項目を取り上げるさいに注目するよう勧められている事がらです。

      2 話の主題に直接関連している結論。結論をどのように話の主題に関連づけるかに関する種々の着想については,研究27を復習するようお勧めします。結論は,多くのことばを用いて話の主題を再び述べることを必要とはしません。もっとも,研究生の中には,特に,新しい研究生の場合,そうすることが助けになるという人もいます。それにしても,結論は聴衆を主題に注目させるものであるべきです。次いで,主題に基づいて,聴衆が行ないうる事がらを示してください。

      3 もし,結論が直接主題に関連していないならば,それは資料の締めくくりを述べ,かつ全体をまとめるものとはなりません。骨子を成す要点を述べて,率直な要約による結論を用いる場合でも,話の中心を成す考え,もしくは主題を表現する1,2の文を最後に付け加えたいと思うに違いありません。

      4-9. 結論は何をすべきかを聞き手に示すものでなければなりません。なぜですか。

      4 結論は何をすべきかを聴き手に示す。普通,話をする目的は,ある種の行動を起こすよう鼓舞する,もしくはある見解を納得させることですから,話の結論となる考えは確かに,そうした点を銘記させるものであるべきです。したがって,結論のおもな目的は,何をすべきかを聴衆に示し,そうするよう聴衆を励ますことです。

      5 この理由で,話の目的を明らかにすることに加えて,結論には真剣さ,確信,人を動かす力がなくてはなりません。多くの場合,結論を力のこもったものにするには,短い文が有利であることに気づかれるでしょう。しかし文章構成にはかかわりなく,行動を起こすべき確かな理由,それに,そうした行動を取ることから得られる益をも述べるべきです。

      6 結論は,話の中ですでに述べた事がらの論理的な帰結でなければなりません。したがって,結論の中であなたが述べることは,話の本論の中ですでに述べた事がらに基づいて行動するよう,聴衆を動かすものであるべきです。そうすれば,結論は,聴衆のなすべきことを明確にし,強調するものとなるので,聴衆は話の中で取り上げられた事がらに基づいて行動するとともに,あなたの結論の力強さに動かされて行動するようになるでしょう。

      7 戸別訪問の宣教では結論がしばしば弱点となっています。出版物を求めるとか,再訪問その他同様の事がらに同意するなどの点で家の人に何を期待しているのかをはっきり示さないと,そうした事態が生じます。

      8 この学校の割り当ての話の結論も,もし,それが資料の単なる要約であって,聴衆を動かして行動を促すものでなければ,結論はやはり弱点となります。資料のなんらかの適用を述べるか,資料が聴衆にとって,特別に価値があることをなんらかの仕方で示すかすべきでしょう。

      9 なかには,聖書に基づくある主題にかんする講演の結論として,かぎとなる聖句および話の主題を基にして,講演全体を要約した短い話をするのがたいへん有効だとする話し手もいます。戸口でする場合のように,2,3の聖句を用いてそのように話を要約すれば,あなたは話の要点を明らかにすることができるだけでなく,聴衆は話の最重要点を他の人に話すさいに用いうるものを覚えて帰ることになるでしょう。これこそ結論の主要な目的であり,この方法は適切であるだけでなく,こうした目的を効果的に達成するものとなります。

      **********

      10-14. 結論の長さをどうするかについて提案を述べなさい。

      10 適当な長さの結論。しばしば行なわれてはいますが,結論の長さは時計ではかって決めるべきものではありません。結論は,効果的で,かつ目的を達成したならば,その長さは適当だったといえます。したがって,長さが適当かどうかは,結果によって判断すべきです。話し手が「話の助言」の用紙上の「適当な長さの結論」という点で努力するさい,助言者は上記の点に留意します。

      11 本論の資料の長さと結論のそれとを比較する例として,伝道之書 12章13,14節にしるされている,その書全体の短い結論に注目し,次いでその結論とイエスの山上の垂訓およびマタイ伝 7章24-27節のイエスの結論とを比べてください。この2つの結論は型と長さのいずれをも異にしていますが,両方ともその目的を達成しています。

      12 結論は聴衆に不意打ちを食わせるようなものであってはなりません。結論のことばは,話の終わりを明白に指し示すだけでなく,話の終局の響きをも帯びているべきです。あなたは,言う事がらと言い方によって論議を結ぶべきです。結論を不必要に長びかせてはなりません。もし,話の締めくくりをつけることができず,結論の終わりに至ってもなお聴衆の関心を引き止めているのであれば,それは再考を要します。そのような結論はやはり長すぎるのです。

      13 あなたが初歩の話し手であれば,多くの場合,自分で必要と感ずるよりもやや短めに結論を述べるのが最善の方法です。結論をわかりやすくて率直かつ積極的なものにしてください。際限なく話しつづけてはなりません。

      14 討論会の形式の話の一環として1つの話をするとか,あるいは奉仕会で話をするのであれば,結論は次の話の紹介のことばと結びつくものですから,やや短くてすみます。それにしても,それぞれの話はおのおのの話の目的を達成する結論を持っているべきです。そして,目的を達成するものであれば,それは適当な長さの結論といえます。

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