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自分が証人であることを決して忘れてはなりません!ものみの塔 1984 | 11月15日
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があります。バスや飛行機や列車で旅をしている時に,ちょっとしたきっかけから会話を始め,王国について証言することができるかもしれません。ホテルや旅館の支配人,ガソリンスタンドの従業員,レストランで働く人,あるいはタクシーの運転士にも「良いたより」を分かつことができるかもしれません。家にいる時には,セールスマンや配達に来る人に証言できるかもしれません。入院することになったとしても,看護婦,医師そして患者たちに証言することができるのです! 病院で回復を待つ間,人々が輝かんばかりの健康を享受するようになる神の新秩序について学ぶよう他の患者たちを助けたエホバの証人は少なくありません。
18 (イ)証言の機会を活用することを自分がためらうようなら,どうすることが勧められていますか。(ロ)親族や知人に証言をするに当たって,どんな特質を示さなければなりませんか。
18 そうであれば,エホバの証人の一人として,あらゆる機会に王国の音信を告げ知らせるのは本当に大切なことと言わなければなりません! 言い換えれば,自分が証人であることを決して忘れてはならないのです。しかし,証言をする機会を目にして,自分がためらってしまうような場合はどうでしょうか。そのような場合には,真理を語る勇気を与えてくださるよう祈ることです。そうしなかったら得損なっていたであろう豊かな祝福を刈り取ることになるでしょう。(使徒 4:29-31と比較してください。)もちろん,親族や知人に証言するのは幾らか容易かもしれません。しかし,そうした人々に対して巧みさと親切と辛抱強さを働かせ,相手をよく知っているからといって思慮分別を失わないようにしましょう。長期的な展望をもち,聖書の真理に対する認識をそうした人々のうちに徐々に築き上げてゆくようにしてください。
りっぱな行状 ― わたしたちが証言をする方法の一部
19 わたしたちの証言と行状にはどんな関連がありますか。
19 わたしたちの証言は口頭で行なうものばかりではありません。使徒パウロはりっぱな行状を,光を掲げることと結びつけ,フィリピ人のクリスチャンたちに,『すべての事を,つぶやかずに,また議論することなく行なってゆきなさい。それは,とがめのない純真なもの,また,曲がってねじけた世代の中にあってきずのない神の子供となるためです。その中にあって,世を照らす者として輝く』よう勧めました。(フィリピ 2:14,15)道徳的に腐敗した暗い世にあって,エホバの証人は世を照らす者として明るく輝いていなければなりません。確かに,忠実なクリスチャンは口頭で証言をすることにより真理の言葉を反映し,そのりっぱな道徳的行状のゆえに輝きます。すべてのエホバの証人が自分たちの生き方により,また聖書の真理の言葉を語ることにより光を掲げる忠節な者であることを示してゆけるようでありたいものです。
20 わたしたちのりっぱな行状はどのように他の人々に影響を及ぼすかもしれませんか。
20 同じ点を強調し,使徒ペテロはこう書きました。「諸国民の中にあっていつもりっぱに行動しなさい。それは,彼らが,……あなた方のりっぱな業を実際に見,その業のゆえに検分の日に神の栄光をたたえるようになるためです」。(ペテロ第一 2:12)当然のことながら,すべての人が神の検分の日にその栄光をたたえ,エホバの証人になるわけではありません。大多数の人は神のメシア王国の側に来ることはなく,その高い行動の規準を守ることもありません。しかし,わたしたちが真のキリスト教を代表しているのを目にする,羊のような目撃証人たちもいることでしょう。わたしたちのりっぱな行状はそうした人々に感銘を与え,彼らはわたしたちに加わって「王国のこの良いたより」を宣べ伝えるようになります。(マタイ 24:14)これらの人々がわたしたちに加わってエホバの証人としてその栄光をたたえるようになる時,わたしたちは何と大きな喜びを味わうのでしょう!
21 エホバの証人はどんな態度で神のご意志を行なうべきですか。
21 それでは,心をこめてエホバの業とご意志を行なってゆきましょう。(マタイ 22:37)エホバの証人はいかなる時にも神を賛美しているべきであることをはっきりと自覚していましょう。「あなた方はヤハを賛美せよ! わたしの魂よ,エホバを賛美せよ。わたしは生きている限りエホバを賛美します」と書かれています。(詩編 146:1,2)そうです,『自分の生きている限りエホバを賛美する』のです。そして自分が証人であることを決して忘れないようにすれば,その生きている期間はとこしえのものとなり得るのです。
どう答えますか
□ 地上に住む人がだれでも享受できる最大の特権は何ですか
□ イエス・キリストは今日のエホバの証人にとってどのように模範となっていますか
□ エホバの証人すべてにどんな大切な割り当てがありますか
□ 非公式の証言が通常の野外宣教に取って代わってよいでしょうか
□ わたしたちの行状と証言とにはどんな関連がありますか
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1985年の大会の特別な取り決めものみの塔 1984 | 11月15日
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1985年の大会の特別な取り決め
1985年の地域大会には,通常の地域大会に加え,それらの大会と関連してユニークな特色が,世界各地で付与されることになりました。より大規模な証言をすることが望まれている,世界各地の特定の地域で特別な大会を開くことにとりわけ注意が向けられます。
選ばれた代表団が,ヨーロッパ,カリブ海および地中海地方,アフリカ,南アメリカ,極東および南太平洋の数多くの都市へ招待されます。これらの地域の幾つかでは,そうした代表団の送られる大会開催地が二,三か所あることでしょう。限られた数の訪問者を収容できる,ふさわしい都市が選ばれます。ある支部に対しては,特定の大会開催地に赴くよう招待され得る人々を推薦することが求められるでしょう。ですから,すべての人に公開の招待を差し伸べるのは実際的ではありません。それでも,さまざまな国からの限定された代表団を迎えるのは極めて有益なことでしょう。この取り決めに関する発表を今ここで行なうのは,他の国々を訪問する機会を得る人がいることをエホバの民に知らせるためです。
最終的に選ばれる代表者たちは,大会開催地の兄弟たちにとってりっぱな模範になり,自分たちが招待された大会に出席していることや振る舞いにより励ましの源となるような,献身してバプテスマを受けたエホバの証人に限定されます。ですから,そのような人々には,その訪問を単なる観光旅行のための休暇と見るのではなく,主に王国の関心事を促進するための機会とみなすことが期待されています。
この取り決めのさまざまな面はまだこれから煮つめていかなければなりません。ですから,現時点でこの事に関して手紙を書いたり,問い合わせをしたりしないよう協会は要請いたします。後日,特定の国や国々へ代表団を派遣するよう招待される協会の各支部から,この取り決めの詳細がさらに知らされるでしょう。
1985年の地域大会は大抵の国で通常どおり取り決められます。それによって,神権的な仕方で共に大会に集まるという祝福を楽しむ機会がすべての人に与えられるでしょう。その大会は,この終わりの時における王国奉仕に関するわたしたちの責任を強調するものとなります。わたしたちは今年の「王国の増加」大会に出席して益を受けました。では,来年の大会までの間,現在進行中の大いなる取り入れの業の上にエホバの豊かな祝福がありますように。
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