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「真実なことばを書く」ものみの塔 1970 | 2月15日
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あるとともに,その預言がクリスチャン会衆およびそのわざ,すなわち神の国の伝道に関連して成就していることを示すためでした。
23 (イ)聖書が多数の国語に翻訳されねばならないことをイエス・キリストはどのように暗示されましたか。(ロ)弟子たちはこのことの重要性をいつ悟りましたか。彼らはどのようにこの仕事に着手しましたか。
23 神の御子イエス・キリストは死からよみがえったのち,昇天する何日か前,弟子たちと話をしたとき,聖書が数多くの言語に翻訳されねばならないことを意味して次のように言われました。「我は天にても地にてもすべての権を与へられたり。されば汝ら往きて,もろもろの国人を弟子となし,父と子と聖霊との名によりてバプテスマを施し,わが汝らに命ぜしすべての事を守るべきを教へよ」。(マタイ 28:18-20)これよりさきイエスは次のように預言されました。「御国のこの福音は,もろもろの国人に証をなさんため全世界に宣伝へられん,しかしてのち,終は至るべし」。(マタイ 24:14)西暦33年のペンテコステの日に神の聖なる霊を注がれて以来,前述のことばの重要性を悟ったキリストの弟子たちは,神の国を伝道し,かつ人々を弟子とするために働いていた国々のことばに聖書を翻訳する仕事を開始しました。使徒マタイはその福音書を最初ヘブル語で書き,のちにギリシア語で著わしました。
24 (イ)聖書が文学的傑作であることを認めた幾多の良心的な翻訳者たちはどんな努力を払いましたか。(ロ)聖書の翻訳はどのように進展しましたか。聖書を印刷頒布する主要な法人団体の一つとしてどんな協会をあげることができますか。
24 やがて聖書はラテン語,シリア語,エチオピア語,アラビア語,ペルシア語その他,往時の一般の言語に翻訳されました。翻訳者たちは聖書が文学的傑作であることを知り,霊感の下にしるされた聖書の考えを忠実に伝える「喜ばしいことば」,また「真実なことば」を用いて,聖書を他の言語に翻訳する良心的な努力を払いました。キリスト教世界の最も強力な宗教団体から恐るべき反対を受けたにもかかわらず,聖書を一般の人々のことばに翻訳する仕事は今日まで続けられてきました。今日,聖書の一部,あるいはその全巻は1,337もしくはそれ以上のことばに翻訳されています。また霊感の下にしるされた聖書を印刷し,頒布するための法人団体が幾つも設立されました。今日,聖書の印刷および出版を目的とする幾つかの主要な法人の一つは,アメリカ,ペンシルベニヤ州の,ものみの塔聖書冊子協会で,この協会は94の土地や島々にその支部を持っています。
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『気絶するほど驚いた』ものみの塔 1970 | 2月15日
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『気絶するほど驚いた』
● 年若いエホバの証人の,クリスチャンとしての立派なふるまいが,非常に珍しくまたおもしろい仕方で人々に知られる場合もあります。たとえば,アメリカ,ミシガン州のある中学校で起きたつぎのようなできごとがあります。
「デボラとベッツィは第7年生です。きようは国語の先生がお休みでした。困った学校は,つめえりのカトリック司祭にその代わりをしてもらいました。代講の先生の時にはいつもそうですが,生徒たちはいたずらをしたりさわいだりして,その司祭を非常に困らせました。ところがエホバの証人であるデボラとベッツィの行儀は大へん立派で,他の生徒とはとても対照的でした。
「困りはてた司祭は,このふたりの生徒を認め,クラスに向かってこうどなりました。『君たちはどうしてこのふたりのようにできないのか。このふたりは大へん行儀がいいからきっとカトリック教徒だろう!』
「ひとりの男生徒が大きな声で答えました。『そのふたりはカトリック教徒どころか全く違います』」。司祭はふたりがエホバの証人であることを聞くと,その場で気絶するほど驚きました。
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