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    ものみの塔 1965 | 2月15日
    • 12,13。

      24,25 (イ)コリント会衆に関し,いまパウロにとって何が問題でしたか。(ロ)会衆はこの問題に関して潔白なことをどのように示しましたか。

      24 いまパウロにとって問題なのは,かの「大使徒」のいるクリスチャン会衆が,近親相姦という驚くべき悪行に対して連帯責任を負うことのないように,潔白を証明するかどうかです。正しい処置をせずにこの不品行を少しの間でも容赦したことを,会衆は悲しんでいますか。この悪人を会衆から除くことを命じた使徒のことばを直ちに行なって,会衆はその潔白を表わしますか。後にパウロの宣教の同労者テトスがコリントから戻って会衆のとった処置を報告したとき,パウロは安心しました。これを公に是認するものとして,パウロは会衆に次のように書き送っています。

      25 「そこで,たとい,あの手紙であなたがたを悲しませたとしても,わたしはそれを悔いていない。あの手紙がしばらくの間ではあるが,あなたがたを悲しませたのを見て悔いたとしても,今は喜んでいる。それは,あなたがたが悲しんだからではなく,悲しんで悔い改めるに至ったからである。あなたがたがそのように悲しんだのは,神のみこころに添うたことであって,わたしたちからはなんの損害も受けなかったのである。神のみこころに添うた悲しみは,悔いのない救を得させる悔改めに導き,この世の悲しみは死をきたらせる。見よ,神のみこころに添うたその悲しみが,どんなにか熱情をあなたがたに起させたことか。また,弁明,義憤,恐れ,愛慕,熱意,それから処罰に至らせたことか。あなたがたはあの問題については,すべての点において潔白であることを証明したのである」― コリント後 7:8-11。

      26,27 (イ)どんな事が行なわれてのちに初めて,会衆は近親相姦を犯したこの人を安心して復帰させることができますか。(ロ)しかし会衆は何に警戒することを怠ってはなりませんか。この事を示すために,パウロは何と書き送りましたか。

      26 たしかに会衆が成員の性の不品行を容認しないことを示して,会衆の立場を明らかにし,「あの問題については,すべての点において潔白であることを証明した」のちでなければ,パウロはあの悪人を会衆に復帰させるようにと,安心してすすめることができません。会衆がパウロの最初の手紙を受け取ってのち,第二の手紙を受け取るまでの期間に,この人が近親相姦の罪を真実に悔い改めただけでなく,会衆全体が正しい立場をとり,正しい処置を講じました。(コリント後 2:6-11)しかし悔い改めを証明したこの人を許して会衆に復帰させるかどうかは別問題として,コリントのクリスチャンは,会衆内に性の不品行がないように警告を怠ってはなりません。彼らは性の氾濫した異教の町に住み,会衆のメンバーの多くは,性に心を奪われた世界に,以前,日を送っていたからです。そこでパウロは,その2番目の手紙の終わり近くに(コリント後 12:20,21),次のように書いています。

      27 「わたしは,こんな心配をしている。わたしが行ってみると,もしかしたら,あなたがたがわたしの願っているような者ではなく,わたしも,あなたがたの願っているような者でないことになりはすまいか。もしかしたら,争い,ねたみ,怒り,党派心,そしり,ざんげん,高慢,騒乱などがありはすまいか。わたしが再びそちらに行った場合,わたしの神が,あなたがたの前でわたしに恥をかかせ,その上,多くの人が前に罪を犯していながら,その汚れと不品行と好色とを悔い改めていないので,わたしを悲しませることになりはすまいか」。

      28,29 (イ)とくに多くの人をその中に迎え入れている点から見て,今日の新世社会はどのように同じ状態におかれていますか。(ロ)コリント前書 6章9-11節のパウロの言葉は,なぜ今日の新世社会にあてはまりますか。

      28 エホバの証者の新世社会も,同じ状態の中におかれています。それは性に心を奪われた現代のソドムの中におかれています。この新世社会のすべての人がエホバのクリスチャン証者の家に生まれて育てられたわけではありません。その大部分は大いなるバビロンすなわち偽りの宗教の世界帝国と,その不品行の相手となった情夫すなわち政治勢力の中から出てきました。そして性道徳の乱れたこの世から毎年何万人の人々が新世社会の中に来るにつれて,増加する人々の不道徳への性向のために,不道徳を誘う圧力がこの社会にますます加えられます。従ってコリントのクリスチャンにパウロが書き送った次の言葉は,今日の新世社会によくあてはまります。

      29 「それとも,正しくない者が神の国をつぐことはないのを,知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者,偶像を礼拝する者,姦淫をする者,男娼となる者,男色をする者,盗む者,貪欲な者,酒に酔う者,そしる者,略奪する者は,いずれも神の国をつぐことはないのである。あなたがたの中には,以前はそんな人もいた。しかし,あなたがたは,主イエス・キリストの名によって,またわたしたちの神の霊によって,洗われ……たのである」― コリント前 6:9-11。

      30 (イ)時の経過と共に,新世社会を清く保つことは,なぜもっと困難になりますか。(ロ)洗われたすべての人に対して,使徒パウロは何を警告しましたか。

      30 新世社会が大きくなるにつれて,以前は「そんな人」であったエホバの証者もふえます。しかし今日バプテスマを受けて新世社会の中にいるすべての人は,主イエスの名により,またわたしたちの神のみ霊によってまず洗われなければ,新世社会の中にはいれなかったことでしょう。それで一度洗われた者が再び世の汚れに染まり,「洗われても,またどろの中にころがって行く」豚のようになってはなりません。使徒ペテロはその第二の手紙の中で私たちすべてにその事を警告しています。(2:22)

      31,32 (イ)以前このような人でなかったにしても,新世社会の成員は何に気をつける必要がありますか。(ロ)たとえばペテロは,会衆内の清さについてテモテに何を書き送ることが必要でしたか。

      31 新世社会の中に来る前にこのような者であった人は少数ですが,それでもすべての人は,このような汚れた行いの誘惑に陥らないように警戒しなければなりません。たとえばパウロと共にコリント会衆への第二の手紙を書いた宣教者テモテのことを考えてごらんなさい。テモテはギリシャ人を父,ユダヤ人を母として生まれ,母親のユニケと祖母ロイスから敬虔の道に育てられました。(テモテ後 1:5)しかしテモテがパウロと共に15年間働いてのち,パウロは会衆内の道徳的清さについて,テモテに次の言葉を書き送るのを良い事と見ました。

      32 「老人をとがめてはいけない。むしろ父親に対するように,話してあげなさい。若い男には兄弟に対するように,年をとった女には母親に対するように,若い女には,真に純潔な思いをもって,姉妹に対するように,勧告しなさい。やもめについては,真にたよりのないやもめたちを,よくしてあげなさい」― テモテ前 5:1-3。

      33 (イ)婦人に対する振舞についてテモテに告げられたパウロの言葉は,とくにだれに向けられていますか。(ロ)従って婦人に対する不道徳な行いは,何と同じく忌むべきものですか。

      33 テモテはもはや十台の若者ではありませんでしたが,老若を問わず会衆内の婦人と接するとき,道徳的な清さに注意することが必要でした。テモテへのこの手紙は会衆一般に宛てたものではなく,一地域の諸会衆全体の監督に対する手紙です。そのことに留意して下さい。ゆえに「若い女には,真に純潔な思いをもって」接することを教えたこのことばは,今日の新世社会内において地域のしもべ,巡回のしもべ,会衆のしもべとして奉仕するクリスチャンの男子に特に力強く迫ってきます。これらのしもべが異性に対してこのように清く振舞うならば,献身してバプテスマを受けた新世社会内の他の男子に対して,正しい導きとなる手本を示すことになります。このようなしもべが,新世社会内の若い女に対しては,自分の肉親の女きょうだいに対するように振舞うならば,肉親のきょうだいを犯さないのと同じく,新世社会の婦人を道徳的に害することをしないでしょう。会衆内の若い婦人と姦淫するのは,自分の肉親のきょうだいとの近親相姦と同じく忌むべきことです。

      34,35 (イ)パウロは,ほかのだれに道徳の教えを授けることが必要でしたか。それは何のためですか。(ロ)それで,年老いた女は若い女のために何をするべきですか。

      34 他方クリスチャン会衆内の婦人に対しても,道徳に関する教えを教える必要がありました。宣教の同労者テトスに宛てて,パウロは次のように書きました。「年老いた女たちにも,同じように,たち居ふるまいをうやうやしくし,人をそしったり大酒の奴隷になったりせず,良いことを教える者となるように,勧めなさい。そうすれば,彼女たちは,若い女たちに,夫を愛し,子供を愛し,慎み深く,純潔で……あるように教えることになり,したがって,神の言がそしりを受けないようになるであろう」― テトス 2:3-5。

      35 他の婦人の夫ではなく自分の夫を愛し,異性のすべてに対して純潔であることを若い女に教えるため,年老いた女は何をすべきですか。年老いた婦人自らが純潔の手本を示さねばなりません。新世社会内の一人の婦人の純潔は,別の人がクリスチャンの生活を始めるのを助けます。

      36 使徒ペテロは,この事実をクリスチャンの妻にどのように強調していますか。それは神のことばにどう影響しますか。

      36 年老いた使徒ペテロはこの事実を強調し,クリスチャンの妻に次のことを書き送りました。「妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば,たとい御言に従わない夫であっても,あなたがたのうやうやしく清い行いを見て,その妻の無言の行いによって,救に入れられるようになるであろう」。(ペテロ前 3:1,2)会衆の外,また家庭の外の世界が汚れていればいるだけ,忠実な妻の清さはひき立ち,それだけ深い印象を与えます。それは神のことばにほまれとなります。

  • 組織は清さをどう見るべきか
    ものみの塔 1965 | 2月15日
    • 組織は清さをどう見るべきか

      1,2 (イ)人間の性をどう見るべきですか。なぜそうですか。(ロ)創世記 1章27,28節は,性の起源と目的をどのように説明していますか。

      清さは性に関連しても言える事柄です。神の聖なることばに照らして見るとき,性は神聖です。性は,盲目で無知な,道徳に無関係の進化が,利己的な目的にむかって働いた結果,偶然に生まれたものではありません。人間の性をはじめ,動物,魚,鳥,昆虫,植物の性は,神から出たものです。性を創造した神は不道徳ですか。そうではありません。今日の世界に広まり,病的な社会と不健康を生み出している性の狂気は,神の意図したものではありません。神のお目的に従えば,性は人間をも含めてあらゆる種類の生命を地上に存続させるという,奇跡的な目的をはたすはずでした。聖書の第1章はきわめて簡潔に,人間の性の起源と目的をしるしています。(聖書の最初

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