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  • 神権政治下の新秩序を目ざして前進!
    ものみの塔 1972 | 3月15日
    • 21,22 (イ)新しい契約はどの国民と結ばれましたか。(ロ)このことはエホバの神権政治がどうなったことを意味しますか。この事実と一致して,ペンテコステの日,ペテロは幾千人ものユダヤ人になんと語りましたか。

      21 これは,それらの弟子たちが今やモーセよりも偉大な仲介者すなわちイエス・キリストを通して「新しい契約」にはいっていることを示すものでした。彼らは神の霊により神の霊的な子たちとして生み出されることによって,霊的なイスラエル人となりました。これはまた,エホバの神権政治が割礼を受けた生来のイスラエル国民から霊的なイスラエルのこの「聖なる国民」つまり「神のイスラエル」に移されたことをも意味します。(ペテロ前 2:9,新。ロマ 2:28,29; 8:15-17。ガラテヤ 6:16)ゆえに,生来のイスラエルとの古い律法契約は廃止され,無効となりました。(エペソ 2:15,16。コロサイ 2:13,14。ロマ 7:4-6)今やエホバの神権政治がイエス・キリストの弟子たちの上に行なわれるようになったことと一致して,使徒ペテロは,イエス・キリストを通して神の聖霊が奇跡的にそそがれたことに魅せられた何千人ものユダヤ人に次のように述べました。

      22 「それダビデは天に昇りしことなし,然れど自ら言ふ『〔エホバ〕わが主に言ひ給ふ,我なんぢの敵を汝の足台となすまでは我が右に坐せよ』と。然ればイスラエルの全家は確と知るべきなり。汝らが〔刑柱〕に釘けし此のイエスを,神は立てて主となし,キリストとなし給へり」― 使行 2:34-36,〔新〕。

      神権的な会衆

      23,24 (イ)地上におられたとき,イエスは何をエホバの会衆として認めましたか。このことをどのように示されましたか。(ロ)イエスはいつメシヤの会衆を設立されましたか。使徒行伝 5章11節はこのことについてなんと述べていますか。

      23 昔のダビデ王と同様,地上におられたイエス・キリストは,割礼を受けた生来のイスラエル国民がエホバ神の会衆であることを認めました。(詩 22:22,23。ヘブル 2:12。マタイ 18:17)それゆえ,イエスは地上にいて神権的な律法契約のもとにあったとき,イスラエル国民と張り合ういかなる会衆つまり教会をも設立されませんでした。しかしイエスは,ご自分の犠牲の価値を天でエホバ神にささげることによって,予告されていた「新しい契約」が発効したのちにメシヤの会衆を設立することをたしかに意図しておられました。ですから,イエスは,犠牲の死を遂げてよみがえらされる1年足らず前,使徒ペテロが,「なんぢはキリスト,活ける神の子なり」と告白したことばに答えて,「我はまた汝に告ぐ,汝はペテロなり,我この磐の上に我が〔会衆〕を建てん,〔ヘーデース〕の門はこれに勝たざるべし」と言われたのです。―マタイ 16:16-18,〔新〕。

      24 翌年,ペンテコステの日(西暦33年シワン6日)イエス・キリストはエホバの主要な代理者として聖霊を弟子たちの上にそそぐことにより,確かにその会衆を設立されました。(使行 2:32,33)メシヤの,もしくはクリスチャンの会衆のことがしるされているのはそれ以後です。たとえば,使徒行伝 5章11節にはエルサレム会衆についてこうしるされています。「全〔会衆〕および此等のことを聞く者みな大なる懼を懐けり」。―使行 8:1。

      25 (イ)クリスチャン会衆はどんな種類の組織でなければなりませんか。(ロ)古代のイスラエルはだれに属していましたか。なぜですか。クリスチャン会衆はだれに属していますか。なぜですか。

      25 生来のイスラエルの昔の会衆が神権組織であったのと全く同様,霊的なイスラエルの会衆も神権組織であるべきであり,またそうでなければなりません。それはつまり,エホバという名前を持つ神がその最高支配者であられるという意味です。このことは,昔のイスラエルの会衆に起きた事がらがなぜエホバのクリスチャン会衆にとって模型,つまり「例として」起きたと言えるかを説明するものです。(コリント前 10:6,11新)エホバは古代のイスラエル人を過ぎ越しの小羊の血に基づいてエジプトにおける隷従と死から救出し,次いで,追跡するエジプト軍からのがれようとしていたイスラエル人を紅海での死から救出されました。ですから,エホバは古代のイスラエルに向かって,「汝はわが有なり」と言えました。(イザヤ 43:1)同様に,クリスチャン会衆は,対型的な過ぎ越しの小羊であるイエス・キリスト,『われらの過越,即ちキリスト』の流された血によってエホバのものとなりました。(ヨハネ 1:29,36。コリント前 5:7)クリスチャンの使徒パウロがその会衆のことを「神がご自身の御子の血をもって買い取られた,神の会衆」と述べたのは正しいことでした。―使行 20:28,新。

      26 (イ)「聖なる国民」はだれの所有物であるゆえにどんな種類の支配者をいただいていましたか。イザヤはこのことをどのように預言的に指摘しましたか。(ロ)新しい契約とはどんな種類の契約ですか。その理由を述べなさい。

      26 会衆は「聖なる国民,特別な所有物となる民」ですから,それはエホバの資産であり,エホバはそれを治める,疑う余地のない支配者です。エホバは神なる支配者,つまり神権統治者です。(ペテロ前 2:9,新。出エジプト 19:5,6)会衆に対するエホバ神の神権支配者としての地位は,古代のイスラエルに関して述べられた預言者イザヤの次のようなことばに予示されています。「エホバはわれらをさばきたまふもの エホバはわれらに律法をたてたまひし者 エホバはわれらの王にましまして我らをすくひ給ふべければなり」。(イザヤ 33:22)エホバはこうした資格すべてを兼ね備えたかたとして行動し,仲介者としての預言者モーセを通じて古代のイスラエルと律法契約を結ばれました。またエホバは,モーセよりも偉大な仲介者すなわちイエス・キリストを通して,霊的なイスラエル人のクリスチャン会衆と新しい契約を結ばれたのです。(テモテ前 2:5,6)エホバは神権支配者としてその新しい契約の中でこう述べておられます。「われ我律法をかれらの衷におきその心の上に録さん 我は彼らの神となり彼らは我民となるべし」。(エレミヤ 31:33。ヘブル 8:7-10)ゆえに,それは神権的な新しい契約でした。

      27 エホバはクリスチャン会衆に対するご自身の神権的な権能と権利をどのように示されましたか。クリスチャン会衆のかしらの地位にはどんな責任が伴いますか。

      27 使徒パウロは,エホバの組織内であらゆる任命を行ないうるエホバの神権的支配者としての権能と権利に注意を喚起してこう書いています。「[エホバは]万の物をその足[つまりキリストの足]に服はせ,彼を万の物の上に首として〔会衆〕に与え給へり。この〔会衆〕は彼の体……なり」。『キリストは自ら体の救主にして〔会衆〕の首なり。〔会衆〕はキリストに服ふ』。(エペソ 1:22,23; 5:23,24〔新〕)。したがって,イエス・キリストは神の監督のもとに,会衆内での任命や選択を行なう責任をになっておられます。

      28 イエスは会衆の創立にかんしてその責任をどのように果たされましたか。会衆はその創立当日,どのように奇跡的に大きくなりましたか。

      28 霊的なイスラエルの会衆の創立を待望しておられたイエスはある夜,一晩じゅう神に祈りをささげたのち,12人の使徒を選びました。(ルカ 6:12-16。マルコ 3:13-19)そして,ご自分の忠実な使徒たちにこう言われました。「汝ら我を選びしにあらず,我なんぢらを選べり。而して汝ら往きて果を結び,且その果の残らんために……汝らを立てたり」。(ヨハネ 15:16)12支族で成る昔のイスラエルが,別名イスラエルと呼ばれたヤコブの12人のむすこたちの子孫で構成されていたことをイエスはご存じでした。(創世 49:28,33。使行 7:8)この預言的な描画に対応するものとして,イエス・キリストの死,復活および昇天の後のペンテコステの日に霊的なイスラエルの会衆は,見える有形の12の土台すなわち12人の使徒たちをもって発足しました。(使行 1:13,24-26; 2:1,37)その日,会衆は約120人の成員で発足しましたが,その成員は奇跡的に約3,000人にふえました。―使行 1:15; 2:37-41。

      29 (イ)会衆は,12使徒がその基礎成員であることをどのように認めましたか。(ロ)ヨハネはそれら使徒たちと会衆全体との関係を示すどんな幻を見ましたか。

      29 会衆のそれら成員は,最初の成員であれ,新たに加えられた成員であれすべて,12使徒を霊的なイスラエルの基礎成員と認めました。このことは使徒行伝 2章42,43節にしるされている次のような事実からも明らかです。「彼らは使徒たちの教を受け……爰に人みな敬畏を生じ,多くの不思議と徴とは使徒たちに由りて行はれたり」。霊的なイスラエル人の会衆全体とそれら使徒たちとの関係は,キリストの「新婦」つまり新しいエルサレムにかんする使徒ヨハネの幻の中に次のように描かれています。「此処に大なる高き石垣ありて十二の門あり,門の側らに一人づつ十二の御使あり,門の上に一つづつイスラエルの子孫の十二の族の名を記せり……都の石垣には十二の基あり,これに羔羊の十二の使徒の十二の名を記せり」― 黙示 21:1,2,12-14。

  • 神権組織とともに今前進する
    ものみの塔 1972 | 3月15日
    • 神権組織とともに今前進する

      1 (イ)詩篇 68篇18節によれば,それら12人の使徒たちはなんでしたか。(ロ)使徒たちは一つのグループとして,どのようにいっしょに行動しましたか。それで,何を行なう権限を持っていましたか。

      それら「羔羊の十二の使徒」たちは,イエス・キリストを通して偉大な神権統治者エホバから会衆に与えられた賜物でした。そうした賜物はダビデの著わした詩篇(68:18)の中で予告されていました。そこで使徒パウロはその詩篇が成就したことを示して,こう述べました。「それゆえ彼は[詩篇 68:18の中で]言います,『高いところに上ったとき,彼はとりこを連れ去った。彼は人々の賜物を与えた』。……そして,彼はある者たちを使徒,ある者たちを預言者,ある者たちを福音宣明者,ある者たちを牧者また教師として与えました。聖なる者たちの再調整を目ざしてであり,それは奉仕の業のため,キリストの体を築くためで(す)」。(エペソ 4:8-12,新)当初,それら12人の使徒たちはその立場ゆえに信者の会衆全体のための統治体として奉仕しました。それで使徒たちは,比較的重要性の少ない事がらにおいて補佐してもらうべく,会衆内の資格ある男子を任命しました。このことを示す一例として,エルサレム会衆の成員が5,000人にふえて穏やかならぬ問題が生じたとき,次のようなことが行なわれました。

      2 使徒たちは,食物の分配にかんするむずかしい問題をどのように処理しましたか。

      2 「爰に十二使徒すべての弟子を呼び集めて言ふ『われら神の言を差措て食卓に事ふるは宜しからず。然れば兄弟よ,汝らの中より御霊と智慧とに満ちたる令聞ある者七人を見出せ,それに此の事を掌どらせん。我らは専ら祈をなすことと御言に事ふることとを務めん』集れる凡ての者この言を善しとし……を選びて,使徒たちの前に立てたれば,使徒たち祈りて手をその上に按けり。斯て神の言ますます弘り,弟子の数エルサレムにて甚だ多くな(れ)り」― 使行 6:1-7。

      3 (イ)それら7人の補佐の任命は神権的なものでした。なぜですか。(ロ)統治体にはさらにだれかが加えられましたか。割礼の問題を処理したいきさつにかんする記録は何を示していますか。

      3 それら7人の補佐が使徒の統治体によって任命され,使徒たちがそれら補佐に手を置いて認証したとき,そうした任命は神権的な任命であって,会衆制の,もしくは民主的な任命ではありませんでした。後日,公式の「年長者たち」あるいは「長老たち」が神権的

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