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  • 『メルキゼデクの状』
    ものみの塔 1954 | 8月15日
    • のである。』― コリント前 15:42,44,50,新世。

      14 『早いよみがえり』とは,どういう意味ですか? パウロがそれにあづかることを待ち望んでいたことを,どのように知ることが出来ますか?

      14 使徒パウロの目的はこう言い現わされています。『何とかして私が死人の中からの早いよみがえりを得たいためである。』(ピリピ 3:11,新世)『早いよみがえり』とは『第一のよみがえり』と同一である。『早いよみがえり』という言い現わし方は,ギリシャ語のエクザナスタシスから来たのであつて,ここでは特別な文意に用いられ,『よみがえり』を意味するアナスタシスとは違つています。パウロがここで述べているのは『一般の』よみがえりではなくて,彼は死人の中からの『より早く』よみがえる人々の内の一人になることを望んでいるのです。何故ならそのようなよみがえりは一般の死人のよみがえりよりも優つているからです。それは特別なよみがえりです。それは時間的にも,重要さの上でも主要なよみがえりです。パウロはこう言いました。『しかし,めいめいにはそれぞれの順序がある。初穂であるキリスト,その後に,キリストの臨在の時にキリストに属する人々である。』(コリント前 15:23,新世)キリストは西暦1914年以来その御国の内に,目に見えない臨在をして居られます。そして王なる祭司の成員として,キリストに忠実に属して死んだ人々は,キリストが1918年に宮に来られた時以来,この『早いよみがえり』を受けました。―マラキ 3:1-5。黙示 11:15から12:5まで。

      千年間の支配

      15 サタンは千年統治の前か,又は統治の間縛られるでしようか? またキリストは千年統治前に王として即位することが出来ますか?

      15 王なる祭司は千年の間支配するでしよう。その支配の間,大なる敵対者サタンは完全に監禁されるでしよう。こう記されています。『そして彼は龍すなわち原の蛇を捕えた。それは悪魔であり,サタンである。彼はこれを千年の間縛つておいた。そして彼を底のない坑に投げ込み,これを閉じ込め,その上に封印をした。それは千年の終るまで,これ以上諸国の民を惑わすことのないようにするためである。』(黙示 20:2,3,新世)いと高き神の未来の御目的についてのこの驚くべき見通しは神の制度に一致して生きる人々を,喜びで身震いさせます。このような前途の見通しは私たちを元気づけ,すぐ前まで来ている栄光の時の幻像を私たちに見させます。では,私たちが約束の新しい世を見た時,そしてそれが非常に近いことを知つた時,たしかに私たちは及ぶかぎりそれに入ることを確保し得るように,すべてのことをしたいと望みます。私たちの王なる祭司は今天で統治しております。『それから私は天が開かれるのを見た。するとどうだろう。白い馬である。そしてこれに乗つている者は,忠信,また真実と呼ばれ,彼は正義を以て裁き,そして戦いを行う。』(黙示 19:11,新世)『「来い」と云うのを私は聞いた。そこで私は見た。するとどうだろう。白い馬である。そしてその上に弓を持つた者が乗つていた。彼に冠が与えられた。そして彼は勝つために,勝利を完成するために出て行つた。』(黙示 6:1,2,新世)この王なる祭司はサタンとその制度がまだ存在している今支配しています。より偉大なメルキゼデクは彼の敵どもの中で支配しています。

      16 詩篇 2篇と110篇は,キリストが王として即位した後に,サタンとその制度に関して,どのように多くの仕事が成しとげられなければならぬかを説明して下さい。

      16 キリスト・イエスは1914年に王として天で即位され,その年からハルマゲドンまで彼は行うべき仕事を持つて居られます。この時期は『ヱホバの日』として知られています。ヱホバは王なる大祭司に関してこう述べて居られます。『しかれども我わが王をわが聖きシオンの山に立てたり……汝はわが子なり。今日われ,なんぢを生めり。』神は彼を支配者として生み出し,そしてこう命じられます。『われに求めよ。さらば汝にもろもろの国を嗣業として与え,地の極を汝の有として与えん。』では押し進め! あなたは今支配すべき王です! 彼らを征服しなさい! 国々の民を服従させなさい!『汝はくろがねの杖を以て彼らを打ちやぶり,陶工の器物のごとくに打ち砕かん。』(詩 2:6-9)再びヱホバは言い給う。『汝はもろもろの仇の中に王となるべし……汝はメルキゼデクの状にひとしく永遠に祭司たり。主は汝の右にありて,その怒りの日に王たちを打ち給えり。』(詩 110:2,4,5)王として即位された大祭司イエス・キリストは,栄光ある千年間の平和の統治が始まる前に,この強大な仕事を成しとげます。『その時キリストはすべての政治とすべての権威と権力を亡ぼされる……何故なら神がすべての敵を彼の足の下に置くまでは,彼は王として支配しなければならないのである。』― コリント前 15:24,25,新世。

      17 (イ)キリスト・イエスが西暦1914年に即位されたことを,何が私たちを確信させ,私たちに信頼を与えますか? そして私たちの信仰は日時に実際に頼りますか?(ロ)ヱホバの御国建設についての最も強い,最も確かな証拠を,何処から得ることが出来ますか?

      17 王キリスト・イエスは天で即位されて,この古い組織制度の終りの日は今来ました。サタンは自分の時が短いことを知つています。そして「この世代」は『これらすべての事が起らないうちは決して過ぎ去らない』とイエスによつて保証されています。(マタイ 24:34。黙示 12:12,新世)これらの真理を知つて信ずる時,私たちの信仰は確かなものとなります。私たちの信頼は日時の上に築かれませんし,また決して築かれたのではありませんでした。事実,予言の成就のいろいろの兆は,日時よりも遥かに信服させます。ヱホバが年や日について述べられたことは真です。そしてそれらについての理解を得ることはヱホバに喜ばれます。しかし私たちは,ヱホバ神はいと高きお方であつて,価値あるのは彼に対する実際の信仰であり,そして常にそれを持つことである事をいつも記憶しましよう。愛する御子キリスト・イエスに対する信仰,そして彼の犠牲の仕事と栄光ある祭司の職務に対する信仰は,私たちの保証であります。彼の支配を知つて承認することは,私たちに希望と喜びを与えます。丁度何年又は何月にサタンを実際に打ち負かせて千年の間縛るかを知ることは,重要ではありません。昔から予言されていたこれらの出来事が今起りつつあることを私たちは知つています。そしてもしそれらの出来事を見るなら,私たちの眼は幸福であり,恵まれています。たとえ予言されたいろいろの出来事が国々の民の中で起つていることによつて私たちはすべて力を添えられますけれども,実際に,神権制度の中でなされ,また神権制度を通じてなされたヱホバ神の行動は,御国開始の最も強い証拠を形づくつています。

      18 新しい国民はどのように生み出されましたか? そしてこれは何を意味しますか?

      18 これはヱホバの日です。『これヱホバの設けたまえる日なり。我らはこの日に喜び楽しまん。』この日についてこう記されています。『これはヱホバの門なり。正しき者はその内に入るべし。』『汝ら門を開きて,忠信を守る正しき国民を入れよ。』またこう記されています。『誰がこのような事を聞いたか誰がこのような事を見たか? 一つの国は一日で生まれるであろうか? 一つの国民は一時に生まれるであろうか?』 そうです。私たちは「このような事を聞きました。」ヱホバはヱホバのこの日の間に,御言葉を成就され,このような事を起させました。これは私たちの眼に不思議に見えます。回復されたヱホバの霊的イスラエルの国民は生み出されました。それは新しい世の社会の核心として西暦1919年以来実在しています。この事実は,この古い世の諸国民の間の論争,喧嘩,戦いの中に見られるいろいろの兆よりも,御国についての更に大きな証拠です。霊的の国民は今既にここにあり,より偉大なメルキゼデクである王キリスト・イエスは支配しています。―詩 118:24,20。イザヤ 26:2; 66:8。ア標。

      19 ヱホバが王なる祭司を有する神権的国民を建てられた事実は何を意味しますか?

      19 この驚くべき出来事の証拠は,この見える神権的国民の行動によつて地上に実現されています。ヱホバ神は主権者であつて,この神権的国民を支配されます。間もなく王なる祭司の全成員は天の栄光の中に共に集められて,祭司の国は天から,そしてすべてものの上に支配するでしよう。地上にはこの神権政府の見える代表者たちが居るでしよう。これらの代表者たちは『君たち』(サリム)でありましよう。そして彼らは見える人間社会に関するあらゆる事柄を監督するでしよう。この人間社会の核心たちは,未来の一千年の奉仕のために,今統一され,組織され,そして訓練されています。

      20 千年統治が第七の一千年期間であるということは何を指し示していますか?

      20 来るべき一千年期間は人間創造からの第七の一千年期間であつて,それゆえそれは最後のヱホバの大安息日の一千年であります。ヱホバの忠信な人々が入るのは,ヱホバの休みのこの大安息日であります。『或る所で神は七日目についてこう言われているからである。「神は七日目にすべての仕事をやめて休まれた。」そして同じ所で神はまた言われる。「彼らは私の休みに入れてやるまい。」』パウロは休みの場所すなわち『神の民に残されている安息日』があることを示しています。(ヘブル 4:4,5,9,新世)信仰によつて王なる祭司の成員たちは今神の休みすなわち安息に入つています。間もなくキリスト統治の一千年の安息日は人類のために始まり,そして一千年間続くでしよう。ヱホバの祝福はその日の上にあるでしよう。ペテロはその日の長さを述べてこう言つています。『愛する人々よ,この一事を無視してはならない。ヱホバにありては一日は一千年の如く,一千年は一日の如くである。』(ペテロ後 3:8,新世)詩篇記者は神に向つて言いました。『汝の目の前には千年もすでに過ぐる昨日の如く,また夜の間の一時に同じ。』(詩 90:4)絶対者ヱホバにとりて制限はありません。一千年は丁度昨日のように ― 消え去つた日のように ― 行つてしまいます! ヱホバが全体の千年間を回顧し,見渡す時,ヱホバにとりての千年間は,丁度私達が過ぎ去つた昨日を見るようなものです。創造主にとりて一千年間は,夜の断片のようです。それは痕跡を留めません。ヱホバの永遠無限を表現するために私達が用いることのできる比喩はほとんどありません。それはたしかに恐れと尊敬を感じさせます。

      21 詩篇 110篇3節が現在の時にどのように成就しつつあるかを示しなさい。

      21 聖徒たちが喜び叫ぶように命じられているのは何も不思議ではありません。(詩 149:5)私たちは平和な千年期の門口に居ります。その日の輝きはすでに視界に示されています。『朝には喜びきたる。』(詩 30:5,英文欽定訳)他のどんな喜びでもシオンの喜びより勝ることは出来ません。偉大な支配者はここに居ります。天に居るヱホバの王なる祭司はこの地の事柄を支配するために権威を引受けます。詩篇記者は強くこう言います。『汝の勢いの日に汝の民は聖なるうるわしき衣をつけ,心より喜びておのれを献げん。汝は朝の胎より出ずる汝の若さの露を持てり。』(詩 110:3,ア標)キリスト・イエスに関する,すなわち彼が保つ栄光ある任務および彼が今なし遂げつつあるところの,そしてやがて彼がなしとげんとするところの,すべての驚くべき御業に関する,この日の予言の驚くべき成就は,祭典の時の任務に際して大祭司が着た聖い美わしい上衣の実体的成就のようであります。ヱホバの御子はこの主なる祭司たちの隊伍を,サタンと彼の悪に対する聖戦へと導いて行きます。新しい国民は,ヱホバの聖霊と愛の働きによつて不思議に,そうです,奇蹟的に生まれて,今存在しています。大勢の新鮮な元気のよい民は,真珠の露のように夜明けの子供たちです。なぜなら,この原文は多産 ― 無数の仲間の思想を有しているからです。そうです,若者の快活さを持ちながら,心から喜んで自分を献げる人々の軍勢が今出て来ました。今は組織された奉仕を行うために神の民を召集する日です。

      22 何故ヱホバの新しい国民はそんなに元気がよくて活動的なのですか? ヱホバのこの民をそれほどに満足させるものは何ですか?

      22 ヱホバの民は元気のよい活動的な民です。彼らは若い勇士のようであつて,祭司の王の行く所へは何処でも従つて行きます。それは金銭で雇われた軍隊ではなくて,愛によつて奉仕する軍隊です。彼らは聖なる外衣を着ていて,彼らのすべては歌い手であります。彼らはまことに祭司の王の兵士です。彼らは正義をもつて奉仕し,正義の聖い大義のために奉仕し,何物も彼らを止めることはできません。この国民がただ僅かにこの終りの日になつて現われたには違いありませんが,しかしそれは,大群衆が,突然に,思いがけなく,不思議な現われ方をすると,ヱホバが言われた通りなのです。『朝の胎より出ずる』若い子供たちのように,ヱホバの忠信者たちは『聖きうるわしきものをもてヱホバを崇拝』します。(詩 29:2,ア標)ヱホバが天に居られることは私たちを満足させます。彼は天と地の神であります。彼の御子キリスト・イエスは宇宙の王なる祭司であり,メルキゼデクよりも偉大なお方であつて,彼は今即位されて居り,祭司の王として職務を行つて居ります。彼と共に14万4000人の成員が居りましよう。その大多数は今既に天によみがえつていますが,遺れる者はまだ地上に居ます。今は地的追従者である『大なる群衆』が集められています。なぜならこの級を生み出すために,神の恵みは諸国民に向けられているからです。(黙示 7:9-14,新世)間もなくサタンは一千年間縛られて,王なる祭司はその偉大な千年期の安息日を支配して,数百万の地の住民たちに祝福と平和と生命と幸福を与えるでしよう。それゆえ私たちは感謝して,『聖きうるわしきものをもてヱホバを崇拝』しましよう。

  • カナダからの報告
    ものみの塔 1954 | 8月15日
    • カナダからの報告

      (1954年度のヱホバの証者の年鑑より)

      伝道者 1942 9,159 1947 12,093 1952 21,562 1952 24,882

      この国での真の崇拝のために戦う戦場の中心点はクェベックでした。昨年の奉仕年度のあいだ,64名の宣教者は20の群になつてクェベックで奉仕をし,迫害,妨害,そして敵意にもかかわらず,宣教について良い証拠を示しました。

      牧師がけしかける多くの憎しみも,しばしば明るい経験談と変つています。フランス・カトリックの信者である一組の夫婦は,牧師の言うことを良く聞く教会の住民でした。しかし,ヱホバの証者たちに対して,牧師のした不法の行いについて,裁判所でヱホバの証者はその牧師を告訴していると知つて,その夫婦は以前のように牧師の言うことを聞くものではなくなりました。牧師が,教会で日曜日に次のように言うのをその夫は聞きました『私は皆さんの先生である。それで,そのような証者たちがみなさんのお宅に来る時,追いだしてしまいなさい。』その後少しして,牧師はその夫婦の夫のところに来て,その地方で最も力があり熱心なカトリックであるから,なにかあるものを組織して証者をうち負かし,おい払つてもらいたいとたのみました。その

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