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ヱホバの名の中に歩くものみの塔 1959 | 12月1日
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土ですか。あなたはよろこんで御言葉を受けいれ,そして「実を多く結ぶためにぶどう園で働きましたか。パウロは,今日の献身したクリスチャン一人一人にこうすすめています,「怠ることがなく,信仰と忍耐とをもつて約束のものを受けつぐ人々に見習う者となるように」。―ヘブル 6:7,8,12,新口。ルカ 8:11-15。
20 すべてのことをヱホバの道に従つて行なうことから,どんな祝福が来ますか。
20 ヱホバの道を学んでからは,それにしつかりついて行きなさい。その道にかたく止まるようにあらゆる努力を払いなさい。そして,年々真理に進歩するようにいたしなさい。ヱホバの道は,その道を誠実に求める全国民の人々のために明白に書き記されています。「かしこに大路あり。そのみちは聖き道ととなえられん。汚れたる者はこれを過ぐることあたわず,ただ主の民のために備えらる。これを歩むものはおろかなりとも迷うことなし。……ヱホバに贖いすくわれし者歌うたいつつ帰りてシオンに来り,その首にとこしえのよろこびをいただき楽しみとよろこびとを得ん。しかして悲しみとなげきとは逃げ去るべし」。(イザヤ 35:8-10)いまこそ,新しい世の社会と共に生命に通ずるこの大道を歩む時です。ヱホバの恵みを得るための別の道はありません。すべてのことをヱホバの道にしたがつてすることは,幸福と生命の道です。―エレミヤ 7:23。
今の時を生かして用い,そとの人に対して賢く行動しさい。いつも,塩で味つけられた,やさしい言葉を使いなさい。そうすれば,ひとりびとりに対してどう答えるべきか,わかるであろう。―コロサイ 4:5,6,新口。
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「御心が地に成るように」(その23)ものみの塔 1959 | 12月1日
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を支持説明する良い講演をしました。国際連盟は,「荒らす憎むべきもの」であるだけでなく,黙示録 17章11節の「第八番目」の王であると,全部の者に暴露されました。大英帝国は,その第7番目の「王」であり,国際連盟の主要な支持国でした。「英国が明日それから脱退するなら,それは直に消滅するであろう」とジョセフ・エフ・ルサフォードは言明して,大喝采を受けました。神の御国の支配を受ける人類の祝福を述べたその講演が終つてのち,大聴衆はしつかり起立して,いま説明された神の御国を支持することを表明しました。
43 この証言は,誰に告げられましたか。それで,「荒らすことをなす罪」は,どのように行なわれましたか。
43 翌日,デイリーニュース紙はその決議と公開講演の報告に1頁全部を印刷しましたが,それ以外のロンドンの新聞は,あらゆる時代の中でも最大かつ最も重要なこのニュースを黙殺しましたd。しかし,1926年5月31日付のデイリー・ニュース紙の再印刷された全頁は,ひろく配布され,決議は全地に出版されました。地上の諸国民に証言が与えられて国際連盟の正体が暴暴され,責任の所在がはつきり示されました。しかし,第7番目の世界強国と地上の他の政治権力は,その証言に注意を払わなかつたのです。彼らは,「荒らす憎むべきもの」から離れて,神の宣明された御国を支持しようとしませんでした。彼らがこの「獣の像」を崇拝しつづけたことは,1926年,9月8日にドイツが良い関係の中に諸国家の群れに再び加入したことによつて明白に強調されました。しかも,ドイツは国際連盟に加入を許されたのです。国際連盟は,キリストの支配する神の御国の代りのものとして,悪魔の考え出した人間製のにせのものである,というヱホバの音信を拒絶することは,何を表明しますか。それは神に対する「罪」です。それは,「荒らすことをなす罪」であつて,キリストによる神の約束した御国を待ちのぞみ,祈り求めてきたすべての人々をたいへんおどろかします。この世の諸国民は,なんと嫌悪すべき行いをしたのでしよう!
44 それでは,いつから私たちは2300のタと朝を計算しますか。それはいつ終りますか。
44 このことが,「荒らすことをなす罪」についての預言の成就である,と受け入れるなら,いつ聖所は「勝利を得る」(ユダヤ人出版協会訳)「立証される」(ロザハム訳)「正当化される」(リーサー訳)「清められる」(ア標,欽定訳,七十人訳)または「正しい状態に回復し」(改訂訳)ますか。驚きをもたらすと共に必ず荒廃にみちびくその罪の後に「二千三百の夕と朝」があるはずです。すでに学んだごとく預言的な時を数える聖書の規則を適用するならe,360日を預言的な1年とすることを基礎的な単位にして,2300のタと朝は,6年4ヶ月と20日に相当します。1日はタと朝によつて構成されているのです。(創世 1:5,8,13,19,23,31)1926年5月25日のロンドン国際大会の最初から2300日の夕と朝を計算し始めると,1932年10月15日に達します。
45 その日付のとき,ものみの塔協会の正式な刊行物は何を指摘しましたか。
45 その時までにヱホバの「聖所」は,どのように清められ,立証され,正しい状態に回復しましたか。ヱホバの証者の正式な刊行物である「ものみの塔」のその日付の号を調べなさい。319頁に気をつけてごらんなさい。その頁には,1932年10月5日にニューヨーク会のヱホバの証者が採決した決議が記載されています。それは会衆の制度を清めること,会衆の創度をヱホバの聖所級の正しい状態に回復することを呼びかけていました。どのように? 制度から「選出された長老たち」を取りのぞくことによります。それらの長老たちは,会衆の成員たちが通俗的な選挙または民主的な選挙で手をさしのべることにより,長老の職務に選ばれていたのです。それは,昔のギリシャ国家や,民主的な英米両国の世界強国の政治的な形式にならつたものです。
46,47 (イ)長老たちを職務につけるという事柄では,会衆はどのように行なつていましたか。この結果は,何になりましたか。(ロ)「ものみの塔」はどんな決議の採決をすすめましたか
46 幾十年ものあいだ,ヱホバの聖所級の会衆は,会衆の成員が手を挙げて選出することにより,人々を長老の職に選出してきました。これは,もちろんクリスチャン・ギリシャ語聖書中に述べられている第1世紀中の使徒の仕方について誤解したためでしたf。神の選んだ時になつて「ヱホバの制度」と題する記事が1932年8月15日号の「ものみの塔」(英文)に第1部として出され,第2部は9月1日号の次号に出ました。この記事は,「長老たちを選出する」仕組をこの世の民主主義的な制度に一致していると暴露しました。また,汚れたもので神権的なものでなく,御自分の聖所を上から下に支配される大神権者に従うものではないと暴露しました。民主主義的に長老たちを選ぶことは,真実に円熟していない者,霊的に成長していない大ぜいの者たちがこの職務に任命されることになりました。それらの者たちは,上からの統率に対して独立し得ると感じ,また会衆の事柄を処理する任命を持つているという理由で,自分自身のことを重要な者と考え,会衆に対して第一の責任を持つと考えました。彼らは会衆の票を得ようとしていたのです。そのような種類の「長老たち」は,ものみの塔聖書冊子協会が会衆内の奉仕代表者を用いてすすめていた全世界的な証言のわざに大きな妨害となりました。「ヱホバの制度」と題する記事は,その結びにおいて全会衆が,決議を採決するように呼びかけました。その決議の一部は次のようです。
47 「この故に,次のことを決議する,すなわち教会内の長老たちが選出されて得る職務についての聖書的な権威はないこと,故に今後は我々はいかなる人をも長老の職務に選ばない。また,神の油そそがれた者はみな,聖書の定義するごとく長老であつて,すべてのものはみな最高者のしもべである……奉仕監督者は,我々により任命されて,協会の執務または経営者により確認される。その奉仕監督者は,この会の奉仕委員の一成員である」。
48 それでは,1932年10月15日号の「ものみの塔」(英文)内の発表は,何を意味しましたか。このことは,「廿四人の長老」と「七つの星」の意味とどのように調和しましたか。
48 この決議は,全地のヱホバの証者の会衆によつて採決されました。2300の夕と朝の終りにあたる1932年10月15日号の「ものみの塔」誌(英文)内の発表は,目に見える伝達の径路を通してヱホバがなされた正式な通知でした。すなわち,油そそがれた「生ける石」のヱホバの聖所が清められて立証され,そして正しくされたことを通知するものでした。それは,民主的に選んだ「長老たち」を取りのぞいたということ,そして会衆の監督たちを神権的に任命した,という点で,正しい状態に復帰しました。使徒ヨハネが天的なまぼろしの中で見た24人の長老たちは,王冠をつけて最高の神の御くらのまわりに座していましたが,彼らはひくい地上の会衆によつて民主的に選ばれた長老ではありません。彼らは,その全きクリスチャン成長の故に,そして立証された忠実の故に宇宙の主権者が選んだ「長老」でした。それでは,またヨハネが栄光を受けたイエス・キリストの右手に見た「七つの星」― すなわちヱホバの油そそがれた聖所級の会衆「使たち」― または監督を表わす ― は十分に円熟した「長老」たちです。彼らは第7次世界強国の民主主義的な仕方に従つて会衆により選ばれ,支配された者たちではありません。むしろ,彼らはイエス・キリストを通し神権制度の最高の頭により選ばれ,統率を受けた者たちです。(黙示 1:16,20; 2:1; 4:4,10,11)地上における聖所級の残れる者が,ヱホバの定めた時にこの神権的な規則に一致するようになるのは,正当なことでした。
(次号につづく)
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