ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • エホバの道に喜びを見いだす
    ものみの塔 1974 | 12月15日
    • 事物を明らかに示し,すべての物はさまざまな色と色調のうちにその形を整えます。それはさながら美しい衣を着けるかのようです。同じようにエホバの霊的な光も,エホバの意図しておられる事がらの成行きを,そのきわめて美しい姿で描き出すのです。初めのうち,エホバの約束しておられる事がらは,その輪かくがおぼろに見えるだけかもしれません。しかし,時がたつにつれ,わたしたちは物事がしだいに形を成すのを見るのです。

      3 真の崇拝者の目ざましい増加に関する預言の成就という面で,幾年か前の諸会衆の状態はどうでしたか。

      3 王国宣明者として長年仕えてきた人たちは,真の崇拝者の増加に関する聖書の約束の成就が幾年か前まではごく限られたものであったことを覚えています。イザヤ 2章2-4節,56章6,7節 ハガイ 2章7節,ゼカリヤ 8章23節などの預言は,一体どのような形で完全な成就を見るのだろうかと考えられていました。たいていの会衆では,関心のある人一人を見つけるのに幾時間も働かねばならず,またその人がようやく真理の側に立って行動し始めるまでにはさらに幾時間も,時には一年以上も研究しなければならない状態でした。

      4,5 1935年以降そうした預言の成就としてどのような事が起きてきましたか。

      4 ついで,1935年までに,パラダイスに思いをはせる人々の「大いなる群衆」が油そそがれたキリストの霊的「兄弟たち」に加わり,献身してバプテスマを受けたキリストの弟子となって良いたよりの宣明に携わる道が開かれました。聖書の研究は,その人々が,「ヨハネへの啓示」の述べる「大群衆」,つまり,この事物の体制の滅びを生き残って地上で永遠に生きる希望を持つ人々であることを明らかにしました。(啓示 7:9-17)しかし,三年後の1938年,世界で良いたよりを宣べ伝えている人の数は平均して4万7,143人しか報告されていませんでした。しかしながら,「エホバの証人の1944年の年鑑」は,次のように述べて強い信仰を表明していました。

      「聖書は,非常に大ぜいの人々があらゆる国,種族,国語の中からまだこれから出て来ることを示している。預言者イザヤも60章8節でこう述べた。『雲のごとくにとび 鳩のそのすみかにとびかへるがごとくしてきたる者はたれぞ』。この預言は,王国のための活発な証人たちが大々的に集め入れられることを示している。それは,ハルマゲドンのしばらく前,しかしその忠誠を実証できる程度の時間的余裕をもって主の組織に入り,そこで神の王国のために働く人々である。こうして,主の慈しみの下に,かつてないほどの大規模な証しが遠く広くなされる」。

      5 今日,わたしたちはこれがさらに詳細にいたるまで実現しているのを見ています。良いたよりが宣べ伝えられている208の土地において,神の子の真の弟子となってバプテスマを受ける人の数は驚くほどに達しています。1948年以来,200万を超える人々がバプテスマを受けました。年ごとに,神の約束の成就はその色彩と現実性を増し加えています。それはちょうど,朝の光が,その照らし出す事物の色調と詳細を徐々に示してゆくのと似ています。

      真理の力

      6 こうした約束を成就させてきたのはだれですか。そのかたについてわたしたちはどのように感じますか。

      6 エホバはご自分の約束をすばらしい形で成就させてこられたではありませんか。しかもわたしたちはまだその終わりに達していません。エホバの辛抱がこれほど多くの人の救いとなったのを見て,エホバのみ前で喜びを抱かない人がいるでしょうか。―ペテロ第二 3:15。

      7 良いたよりを広める面での自分の努力にほとんど成果がなかったように見える場合でも,伝道之書 11章6節はどんな励みを与えていますか。

      7 あなたはこれまで,神のことばの良いたよりを他の人々に分かつ業にあまり多くの時間を割くことができませんでしたか。あるいは,あなたの活動は無関心な態度で迎えられ,わずかな結果しか得られなかったように感じていますか。たとえそうであっても,あなたには喜ぶ理由があります。どうしてですか。エホバの預言者はこう語りました。『汝あしたに種をまけ 夕にも手をやすむるなかれ そはその実るものはこれなるかかれなるかまたは二つともによくなるや汝これを知らざればなり』。(伝道 11:6)あなたの活動は,あなたが考える以上の成功を見ているかもしれないのです。

      8 (イ)エホバの証人たちの霊的な種まきの仕事において,伝道之書 11章6節はどのように実現してきましたか。(ロ)神がわたしたちの手にゆだねてくださった真理についてこれは何を示していますか。

      8 家から家に王国のことばを『まく』業においては,それに答え応じた人々だけでなく,答え応じなかった人々の中でも基礎の据えられている場合が少なくありません。この活動,また非公式の証しの業によって,つまり,どこにいようと,また関心をもって迎えられても迎えられなくても,さらには反対に遭ってさえ,エホバの証人が語り告げることによって,他の人々がそれについて語るようになっています。(フィリピ 1:15-18)「種」に発芽させるのは神です。証しを聞き,またものみの塔の出版物をある程度読んだ人の中にさえ,初めはほとんど注意を払わず,あるいは,しばらく耳を傾けた後に漂い出てしまった人たちも多くいます。しかし,種々の状況のために,世界の状態について後にいっそう真剣に考えるようになりました。宗教また政治上の宣伝を聞く場合でも,その心と思いにある程度まかれた真理の種のために,そうした宣伝の偽りを見きわめることができました。エホバの証人が再び近づいた時,そうした人たちの態度は変化していました。中には,自らすすんでエホバの証人と連絡を取り,霊的な助けを求めた人もいます。種は芽を出したのです。このすべては,真理が持つ力の証拠です。それがその人々の心を全く離れたことはなく,ちょうど良い時,またちょうど良い状況のもとで,それは成長して実を結びました。エホバの証人の一人なら,あなたもそうした種を多少ともまいたことがあるのです。

      9 多くの人は良いたよりとそれが人の生活に与える力についてどのようにして知るようになっていますか。

      9 さらに,真理には「連鎖反応」的効果があります。たいていの人は今,エホバの証人である親族,友人,仕事仲間,学校友だちなどを有しています。証人が近づいてみると,そうした人たちは,少なくとも神の民やその音信についてすでにある程度のことを知っており,そのゆえにより分別のある判断を下すことができます。そして,証人たちが語る真理だけでなく,その生活に見られる真理の清めの力もまた,人々をエホバへの奉仕へと引き寄せるのです。

      エホバの資質も喜びのいわれ

      10 神の民に対してエホバとみ子はどんな態度を持っておられますか。

      10 エホバはご自分の民が行なう事がらに対してどのように感じられるでしょうか。エホバはご自分の民を喜ばれますか。エホバはご自分のしもべについてこう述べておられます。「人のあゆみはエホバによりて定めらる そのゆくみちをエホバよろこびたまへり」。(詩 37:23)そして,み子イエス・キリストは,イエスを愛する人々に対して自分と父とが持つ特別の喜びの情を次のように言い表わしました。「だれでもわたしを愛するなら,その者はわたしのことばを守り,わたしの父はその者を愛し,わたしたちはその者のところに来て住まうのです」― ヨハネ 14:23。

  • 「賞である上への召しのため」に走り,それを勝ち取る
    ものみの塔 1974 | 12月15日
    • 「賞である上への召しのため」に走り,それを勝ち取る

      トーマス・ジェームズ・サリバンは,1974年7月30日,86歳で地上の歩みを終えました。彼は1888年5月14日,アイルランドのケリー州に生まれ,1916年3月にバプテスマを受けて後,1924年に妻のエベリンと共にブルックリン・ベテルで全時間奉仕に入りました。親しい友人たちから愛情を込めて“バド”と呼ばれた彼は,福音宣明者の監督として幾年間もものみの塔協会の奉仕部門をあずかっていました。第二次世界大戦中,そしてその後も,中立を保つゆえに米国内で投獄されていたクリスチャン兄弟たちをその資格で定期的に訪問しました。1932年10月31日には,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会の理事に推され,エホバの証人の統治体の11人の成員の一人でもありました。過去11か月間住んでいたものみの塔農場で死んだ時,彼は,使徒パウロと同じく,次のように言えました。「わたしは戦いをりっぱに戦い,走路を最後まで走り,信仰を守り通しました」― テモテ第二 4:7。フィリピ 3:14。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする