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支部の手紙王国宣教 1975 | 6月
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再訪問に励み研究を司会しましょう
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良いたよりを伝える ― 質問を用いて関心を起こさせる王国宣教 1975 | 6月
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良いたよりを伝える ― 質問を用いて関心を起こさせる
1 偉大な教え手イエスは関心を起こさせたり,人々を考えさせるのに質問を用いました。(マタイ 17:25; 18:12。マルコ 11:29,30)質問がそのように効果的に用いられているのを読むと,イエスが質問を用いた方法をわたしたちは野外奉仕でまねたいと思うようになります。
2 個々の雑誌を配布する時に,一つの質問を提起することはとても実際的だということを多くの人々は見いだしました。ある人の関心を捕えたなら,一つの記事に注意を引き,雑誌を提供できます。しかし質問によりあなたが持ち出した主題がどんなものであったとしても,またその事柄につきさらに注解するにしても,あるいは示されている記事の中から特定な点を示すにしても,話が結論に達するよう準備しておいてください。
3 またある兄弟たちは次のような質問を用いたり,それを変化させて用いたりして成功しています。そしてこれはあなたにとって役立つものと考えるかもしれません。自分自身を簡単に紹介した後に「もしあなたが世の諸問題のうちの一つを克服する力を持つ立場におられるとしたら,どんな問題をまず最初に解決するよう努力なさいますか」と尋ねてみます。そして,答えを得た後,その問題につき述べている聖句を参照します。例えば,もし答えが「戦争のない平和な世界を」というようなものであるとしましょう。わたしたちも同じことを望んでいると述べ,歴史が示している通り人間は過去幾千年もこの希望の実現を見ていないこと,しかし人間の創造者はどんな約束をしているか知るように勧め,ルカ 2章14節,ローマ 16章20節,啓示 21章4節などの聖句のうち一つを読み,次のように結ぶことができるでしょう。「事実,聖書は人間が持つ諸問題を創造者である神エホバがどのように取り除いてくださるか明確に述べており,人々に真の希望を与えているのです。あなたにもこうした希望を学んでいただきたいので,とても読み易い聖書と,聖書がどれほど確かな書物であるかを知らせているこの書籍を一組450円の寄付で提供しております」。
4 ある人は公害や汚染のない世界の実現を求めるでしょう。自分も同様に望んでいることを話した後,啓示 11章18節やルカ 23章43節などにその人の注意を向けることができます。政治の腐敗などを指摘する人にはペテロ第二 3章13節,使徒 17章31節などの聖句に注意を向けることができるでしょう。
5 ある奉仕者は質問に対する家の人の答えを得てからすぐ「ことば」の本の11章「聖書は今の時代にも実際的な本ですか」を開き,家の人が希望している事柄が聖書に確かに約束されていることを告げ,該当する副見出しの下に参照されている聖句を1,2読んでみます。そして聖書に対する関心を起こしてから,提供に移ります。
6 質問を用いることに関し一つ注意したいことがあります。質問を用いて家の人を当惑させるようなことがないようにしましょう。あなたの質問に対して考えられる答えを提案してみることができるでしょう。また,家の人が答えるのをためらうなら,あなたは話し続けることができるでしょう。
7 初めのうち,質問を用いることは難しく思われるかもしれません。しかし用い続けてみてください。最初は成功しないとしても,時たつうちに,あなたは経験を積み,効果的に質問を用いることができるようになるでしょう。質問を用いるなら会話を続けたり家の人を会話に引き込んだりすることができ,家の人の見解をより良く知り,家の人が関心を持つ事柄を築き上げてゆけるでしょう。
8 あなたは関心を起こさせる質問の用い方について会衆内の他の方々と話し合うことがたいへん助けになることに気付かれるかもしれません。もし特に役立つ事柄を何か気付いたなら,他の人にもそのことを話してごらんになってください。そうすれば他の人々も益を受けるでしょう。質問を効果的に用いることは,あなたの野外奉仕の質を改善し,興味深い話し合いを鼓舞することになるでしょう。
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提案されている話し方王国宣教 1975 | 6月
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提案されている話し方
「ものみの塔」6月1日号は聖書に関する特集号で,その最初の記事の中から興味深い討議を行なえるでしょう。6月15日号の最初の記事も用いられます。
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発表王国宣教 1975 | 6月
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発表
◆ 6月の提供物: 「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」と「神のことば」を450円の寄付で提供します。6月2日から11日は「王国ニュース」第20号の配布となります。7月: 「真理」の本を150円の寄付で提供します。8月: 「千年王国」の書籍に小冊子1冊を添え300円の寄付で提供します。9月: 「進化」の本を150円の寄付で提供します。
◆ 訂正: 「ものみの塔」1975年4月15日号247ページ,8節の4行目,18世紀を8世紀に。
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神権的ニュース王国宣教 1975 | 6月
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神権的ニュース
◆ 王国会館が各地で相次いで献堂されております。栃木,佐野187人。群馬,伊勢崎205人。京都・山科301人。東京・足立292人。福井,敦賀91人。福島,会津若松57人。埼玉,川口251人。静岡,相良230人。栃木,小山112人。川崎・西202人。長崎・中央125人。山口,徳山109人。福島,福島191人。島根,江津84人。
◆ 各地で一時開拓奉仕のすばらしい支持がみられます。船橋・東会衆では54人の伝道者と共に42人が,埼玉,新座では53人の伝道者と共に34人がそれぞれ一時開拓奉仕を行ないました。
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質問箱王国宣教 1975 | 6月
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質問箱
● 新しく集会に出席する人々が聖書の原則に調和した生活をしていなくても注解することが歓迎されますか。
人々が真理に関心を示す時,彼らが多くの方法で益を得ることを知っているので,わたしたちは喜んでこれらの方々を集会に招きたいと思っています。ある人は,ただ一度集会に出席しただけで,聴いたり観察したりしたことを通して『神がわたしたちと共にいる』ことを確信するに至りました。このような招待を差し伸べる前に,それらの人々の個人的な生活を調べてみるようなことはいたしません。
また,これらの人々に注解を許す前にそのような調査が必要なわけでもありません。参加することは,わたしたちの教育的な取決めの一部なのです。それでもし新しい人が手を上げるなら,わたしたちはそれを無視するようなことをいたしません。その人は参加することによりきっと益を受けるでしょうし,その人が参加したことは恐らく他の人々を励ますことになるでしょう。―ヘブライ 10:24,25。
新しく交わっている人々でたばこを用いている人,または不道徳な背景を持つ人々についてはどうですか。それらの人々が行儀正しく敬意ある態度で振舞う限り,上に述べられている考えは適用されます。注解することはその人が会衆の成員であるということを意味するものではありません。彼らは新しい出席者であり学んでいるのです。過去において他の人がそうであったように,それらの人々は進歩を示し,自分の生活を清くし,献身とバプテスマに向かって進歩するでしょう。彼らが初めて集会に出席し始める時,彼らがすべての悪行から完全に離れていることを期待することはできません。
しかしながら,長老たち,特に集会を司会している長老は,ユダが警告したように,有害な事柄を行なおうとして,会衆に潜り込もうとする,悪事を行なうことで知られている人々に注意することに機敏でなければなりません。それで,普通には,バプテスマを受けていない新しい関心を示した人が手を上げるなら,注解するようその人を指名することができます。
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