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トウモロコシ ― 古代の植物は現代人のために役立つ目ざめよ! 1977 | 9月8日
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の先端からはさらに根が生じ,それらはカニのような形で土の中に伸びてゆきます。
交配種の種子を購入しない場合,収穫量を増すには,強いトウモロコシの質の良い穂軸から,粒のそろった種子を選ばねばなりません。それを,腐植質,水分に富む新しい土に深く植えます。またトウモロコシには,十分の日光も必要です。トウモロコシは大抵どんな土にでも育ちますが,生長する際の条件に恵まれている時に収穫量は多くなるので,注意深く耕やすことが必要です。茎の丈が成熟した時の三分の一ほど生長したら,畑の雑草を取り除き,栄養分を与えるためにも,根を支えるためにも各々の根元に土を盛り上げてやらねばなりません。トウモロコシのさやが緑色から灰色がかった黄色に変わったなら,熟した実を収穫する時期です。多くの土地では,トウモロコシが土から吸収した栄養分を補うため,その後にインゲンマメなどマメ科の植物を植えます。
骨折ってこの作物を栽培することには,それ相当の価値がありますか。確かにあります。調理用油,サラダドレッシング,マーガリン,シロップ,キャンディなど,トウモロコシから作られる他の様々な食品について少し考えてください。発酵させたトウモロコシ汁からは,アルコール飲料が作られます。トウモロコシの穀粒や穂軸や葉は,牛やその他の家畜の飼料に用いられます。また,石けん,化粧品,グリセリン,火薬,薬品,切手や封筒ののり,消しゴム,靴の裏,スポンジ,紙など,食品以外にも様々なものがトウモロコシから作られます。
確かに,このすばらしい植物を感謝する理由は十分にあります。それは,真の神が人間に必要なものを豊富に備えておられることを示す今一つの証拠です。
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台所から脱出目ざめよ! 1977 | 9月8日
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台所から脱出
台所はほとんどの家庭で“仕事場”になっているため,何とかして台所から出ようと苦心しながら一生を終えるのだと感じている女性は少なくありません。家族の協力は重要ですが,時間の節約のために主婦自身が行なえる事柄が幾つかあります。
● 塩,こしょう,砂糖,ナプキンなどを運ぶのに小さなお盆を用意しておくと,それらを食卓に並べたり片付けたりするのがもっと速くなります。このようにするなら,危なげに幾つもつかむことをせず,お盆一つを扱うだけで済みます。また,ジャムやゼリー,バター,牛乳などを載せた“ブレックファスト・トレイ(朝食用の盆)”も時間の節約に役立ちます。
● 掛けられるものは何でも(もちろん常識の範囲内で),台所の壁に掛けてください。そうすれば,必要な道具のために引き出しや戸棚を捜し回る時間が節約でき,いらいらしないで済みます。
● 天火の掃除が必要なときは,アンモニア半カップを入れた皿を午前中,天火の中に入れておいてください。(天火のふたは閉めておきます。)夕方近くにはこびり付いた汚れは落ち,掃除がしやすくなっています。
● 冷蔵庫に重曹の入った箱をふたをせずに入れておけば,不必要に掃除(臭いを消すことも)をしないですみます。重曹は時々かきまぜ,2,3か月ごとに取り替えます。
● 台所の掃除に便利で,時間の節約にもなるのは,古い歯ブラシです。この小さなブラシは大きなブラシが入らないところにも届きます。
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